250クラスのヒート1は、クーパーのホールショットで始まった。シアンサルーロ、ディラン・フェランディス（ヤマハ）、ジェリー・ロビン（KTM）がセカンドグループを形成。4周目にクーパーが転倒すると、トップ争いはシアンサルーロとフェランディスの一騎打ちに変わった。中盤まで僅差のデッドヒートだったが、その後シアンサルーロがマージンを5秒に広げて優勝した。
250クラスのヒート2では、フェランディスがホールショットを奪った。スタート直後2位につけていたクーパーをかわし、シアンサルーロ、チェイス・セクストン（ホンダ）がリーダーを追う。フェランディスは1～2秒のアドバンテージを持っていたが、終盤シアンサルーロのワンミスが決定打となって、フェランディスの優勢が固まり優勝。ヒートを分けて同点となった両者だが、オーバーオールではフェランディスがウィナーとなった。
注目の下田は、レース1スタート直後の混戦で26位と出遅れ、追い上げ中の3周目に転倒に巻き込まれて最後尾。7周走った後にリタイアを喫した。レース2ではスタート21位から14位まで挽回したが、中盤でまたしても転倒リタイア。下田のプロデビュー戦は、36位／35位という結果となった。渡辺祐介（ヤマハ）は、26位／22位だった。

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