250SXのメインレース（10分＋1周に短縮）では、アダム・シアンサルーロ（カワサキ）がホールショットを取った。オープニングラップから転倒が相次ぎ、ポールポジションのマケラス、ポイントリーダーのコルト・ニコルス（ヤマハ）が脱落。上位はシアンサルーロ、ジェス・ペティス（KTM）、フェランディス、ギャレット・マーチバンクス（カワサキ）の順に一旦落ち着いた。
モトクロス・オブ・ネイションズでカナダ代表を務めたペティスは、やがて後続からのプレッシャーに屈して5位まで後退。中盤になると2位争いが激化し、フェランディスをかわしたマーチバンクスが前に出た。シアンサルーロは11～12秒のリードと保って独走。終盤になると、マーチバンクスに狙いを定めていたフェランディスが、マシントラブルでリタイアを喫した。
9周でチェッカーが振られたレースは、シアンサルーロとマーチバンクスの1-2フィニッシュで締めくくられた。3位にはジミー・デコティス（スズキ）、4位には1周目19位から追い上げたマケラスが入賞。ニコルスが10位にとどまったため、今シーズン3勝目を挙げたシアンサルーロが、入れ替わりポイントリーダーに浮上している。
250SXは次週ミネアポリスからイーストシリーズが始まるため、ウエストは一時インターバルに入る。3月2日のアトランタでは、イースト＆ウエスト交流戦が行われる。

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