250SXのメインレース(15分+1周)では、ホールショットのオースティン・フォークナー(カワサキ)をかわし、カイル・ピータース(スズキ)がオープニングラップのリーダーとなった。その後にジャスティン・クーパー(ヤマハ)、セクストン、アレックス・マーティン(スズキ)が続く。トップのピータースは背後からのプッシュに音を上げ、3周目にはフォークナー、4周目にはセクストンとクーパーに抜かれた。
路面状況が変わりやすいデイトナでは、ベストラインが一定ではない。特にビーチサンドのセクションでは、崩れやすい砂とその下にある硬質土にグリップの差があり、難所の一つとなっていた。ジャンプが連なるリズムセクションでは、リスクよりも無難にこなす一貫性が求められた。
レース中盤以降は、フォークナーがリードを広げ、セクストン、クーパーが各々単独走行。その後方では、ミッチェル・オールデンバーグ(ヤマハ)、マーティン・ダバロス(カワサキ)、ブランドン・ハートランフト(ヤマハ)が接近戦を繰り返していた。
終盤になるとさらに独走態勢を固めたフォークナーが、余裕で逃げ切りフィニッシュ。セクストン、クーパー、オールデンバーグが続いた。5戦まで消化した250SXイーストでは、4勝を挙げたフォークナーが23点差でポイントリーダーの座をキープ。フォークナーが勝利を逃したのは、東西混走ショーダウンが実施された前戦アトランタのみである。

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250SX Result

順位 ライダー チーム マシン タイム
1 24 A・フォークナー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 16:53.421 Dunlop ユーザー
2 23 C・セクストン Geico Honda Honda +05.906 Dunlop ユーザー
3 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha +15.036 Dunlop ユーザー
4 66 M・オールデンバーグ Monster Energy Yamalube Star Yamaha +28.303 Dunlop ユーザー
5 26 A・マーティン JGRMX Yoshimura Suzuki +32.597 Dunlop ユーザー
6 45 B・ハートランフト Cycle Trader Rock River Yamaha +37.657 Dunlop ユーザー