250SXのメインレース（15分＋1周）では、アダム・シアンサルーロ（カワサキ）がホールショット。その背後にはシェイン・マケラス（KTM）、フェランディス、コルト・ニコルス（ヤマハ）が続いた。今大会ではポールポジションを獲得するなど、ハードパックに対し乗れているところを見せたフェランディスだが、2周目の転倒によって15位まで後退してしまう。
先頭を行くシアンサルーロは、1周につき1秒ずつリードを増やすペースで快走。マケラス、ニコルスは離されながらもトップスリーを形成していた。一時ジミー・デコティス（スズキ）が、ニコルスの前を走る場面もあったが、やがてRJ・ハンプシャー（ホンダ）に先行を許した。
レース中盤になると、マケラスとニコルスの2位争いが激しくなり、9周目には前戦で初優勝を飾ったニコルスが攻略に成功。しかしトップのシアンサルーロは、すでに10秒以上の独走態勢を築いており追撃もここまで。スタートトゥフィニッシュで今季1勝目を挙げたシアンサルーロに、ニコルス、マケラス、ハンプシャー、デコティスが続いてフィニッシュ。6位には15位から挽回したフェランディスが入った。

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