7連戦の折り返し点となるソルトレイクシティ4は、晴天下のドライコンディションで実施された。前戦が行われた日曜からこの水曜まで、コース整備に費やせる時間は正味2日半ほどだが、マディレースの直後とあってその大部分を排水と乾燥に割かなければならなかった。7連戦のコースレイアウトは、独自性を謳いつつ自ずと似たものになっている。ソルトレイクシティ3~4は特にその傾向が強く、1コーナーの取り回しによって逆回りになるだけのデザインだった。もちろんジャンプのフェイスや着地点などは、周回の向きに応じて形状が手直しされているが、基本的な要素は前戦のものが流用されている。
プラクティス段階でのコース攻略法を観察すると、リズムセクションの飛び方などにはライダーによる違いがあまりなく、勝負どころはフープスのスピードになりそうだった。またスタートから1コーナーまでのストレートが短いので、ゲートピックを有利に決めるにはタイムアタックと予選ヒートの順位が大事だった。
クオリファイング(10分×2回)で最速だったのは、ブレイク・バゲット(KTM)450SX=44秒704、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)250SX=45秒705。いずれも2度目のセッションで記録されたもので、スリリングなタイムアタックには見応えがあった。
450SXのメインレース(20分+1周)では、ホールショットのケン・ロクスン(ホンダ)をかわしたクーパー・ウェブ(KTM)が、オープニングラップからリーダーとなった。3位以下にはザック・オズボーン(ハスクバーナ)、バゲット、チャド・リード(ホンダ→KTM)が続く。ポイントリーダーのイーライ・トマック(カワサキ)はスタートに失敗し、12位からキャッチアップを開始した。
ウェブとロクスンは抜きつ抜かれつのバトルを含め、前半は象徴的な接戦を繰り広げた。後半に入るとロクスンは、ワンミスを発端にペースダウン。ウェブが独走態勢を固める一方、ロクスンが後方からのチャージに屈し、順位を下げる形となる。17周目にはオズボーンが2位、19周目にはバゲットが3位に浮上。そしてラスト2周には、スタートの出遅れから挽回してきたトマックが、バゲットを攻略して3位に食い込んだ。
こうして今シーズン3勝目をマークしたウェブは、5位にとどまったロクスンと入れ替わりランキング2位に浮上。ポイントリーダーのトマックに、27点差と迫っている。
Photo: Feld Entertainment, Inc.


450SXResult

順位 選手名 チーム マシン タイム
1位 1 C・ウェブ Red Bull KTM KTM 20:52.008 Dunlop ユーザー
2位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +05.091 Dunlop ユーザー
3位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +08.683 Dunlop ユーザー
4位 4 B・バゲット Rocky Mountain ATV/MC KTM +09.622 Dunlop ユーザー
5位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +16.618 Dunlop ユーザー
6位 37 M・ダバロス Team Tedder KTM +20.255 Dunlop ユーザー