アジアロードレース選手権第4戦は8月5日~7日、インドネシアのセントゥール・インターナショナル・サーキットで開催された。
鈴鹿8耐の翌週開催の第4戦、鈴鹿での4耐・8耐に参戦した選手にはハードな連戦となったが他にも様々な影響が出ていた。
ウィライロー選手(ホンダ)は、鈴鹿8耐でのケガで欠場となり、高橋裕紀選手(ホンダ)は全日本選手権のSUGO大会で左足かかとを粉砕骨折、岩田悟選手が代役で参戦した。
路面温度が60℃を超える厳しいコンディションでの開催、ポールポジションはサリム選手が獲得。
2番手にプラタマ選手、3番手にザイディ選手と、ホンダ勢がフロントローを独占。
小山選手は5位、代走の岩田選手は9位となった。

Race1

ポールスタートのサリム選手がホールショット、しかしユディスティラ選手(カワサキ)が3コーナーでトップを奪う。
サリム、プラタマ、小山選手のホンダ勢が続き、8台のトップグループで展開していく。
しかし11周目にトップ快走のユディスティラがラインをはずし転倒してしまう。
代わってトップに立ったのはプラタマ選手でサリム選手、ザイディ選手と続いている。
このトップスリーに小山選手を加えた一団が激しいトップ争いを展開し、最終ラップではザイディ選手がトップへ、そこへ小山選手が猛プッシュ、プラタマ選手とサリム選手がチャンスを狙うドッグファイト。
そしてトップチェッカーを受けたのはサリム選手だった。
わずか0.094秒差でプラタマ選手が続き小山選手は4位で終えた。

Race2

レース2でもサリム選手が好スタートを決める。
レース1で悔しい転倒のユディスティラ選手が猛追、プラタマ選手、小山選手も続いている。
4台のトップ集団が激しいバトルを展開していくがバトルはまたしても最終ラップに持ち込まれた。
レース中盤ではトップグループから遅れていったザイディ選手がファイナルラップで追いついてくると一気に勝負をかける。
そして激しいバトルを制したのはサリム選手、ポールポジション、ダブルウインでパーフェクトウインを達成した。
2位にザイディ選手、3位はプラタマ選手。小山選手は4位に終わった。