7月第2週にあたる日曜日、北海道は十勝スピードウェイにてDUNLOPサーキットステーションを
開催致しました。
ちょうど週末前に台風と梅雨前線の影響で、西日本は大雨となり、鉄道の運行休止、フェリーの欠航、自動車道の通行止めなどが相次ぎました。その為に移動に影響が出てしまいまして、一時はイベント中止の黄色信号が点灯いたしましたが、スタッフ全員、何とか無事に北海道に移動する事が出来ました。
そして、その北海道の天気なのですが、日本で唯一梅雨が来ない地方として有名なのですが、今回ばかりは、北へ上がった台風からなる熱帯低気圧の影響をまともに受けてしまい、週末を通して雨天の予報でした。
前日も雨の中、準備作業を進めましたが、夜間に十勝地方は大雨の予報があった為、イベント展開をピットで行うかどうか、当日朝に判断するという事で、8日の早朝に会場に入って準備を行うように致ました。
こちらの地方は日本のどこよりも夜明けが早く、8日の朝は曇りで路面は濡れていましたが、なぜか空が明るいような雰囲気でした。
会場に入ると、より雲が明るくなってきましたので、雨は降らないとの判断から、今回は通常通りDUNLOPテントを使用して、受付やタイヤ展示、休憩スペースなどの準備を行い、受付もやや早めに開始させて頂きました。
DUNLOPサーキットステーションに来られる皆様の表情も非常に明るく、受付、車検とスムーズに進行致しました。液体漏れの重大事故を少しでも減らす為に、今年から規則化しました改造車のアンダーカウル取り付けも、改造車両にはしっかり取り付けされていまして、皆様の安全に対する意識の強さを感じました。
そして、その後は走行前ミーティングを開催致しました。厳しい事も説明いたしますが、オートバイの安全は、自分で作るのがライダーの鉄則。安全にライディングするのも、整備や装備をしっかりするのも、ライダー自身が安全を作って行かないと、バイクは危険な乗り物に変わって行ってしまいます。そういった事をお伝えして、バイクライディングを安全に楽しんで頂きたいとの思いを込めて説明させて頂きました。
ちょうどこの頃にコースでは、1回500円で十勝スピードウェイを走行出来る、Gパンクラスを開催させて頂きました。午前の部は9名でしたが、午後からは17名の皆様がご来場され、サーキット体験走行を楽しんでおられました。
さて、一般走行の方は、走行開始早々に転倒が1件ありましたが、怪我も無く順調に進んで行き、各クラス1回走行した後は昼休みとさせて頂きました。ランチは恒例の十勝名物、豚丼セットをご提供させて頂きました。
その後は、ゲストのトークショーの予定だったのですが、今回来場予定の岡崎静夏選手が、先日の全日本ロードレース選手権筑波大会で負傷されたため、今回は欠席させて頂く事になりました。
その為、2回目の走行前ミーティングの前に、バイクを倒すワンポイントアドバイスを今回特別に実施させて頂きました。どうしても直進時からバイクを倒すことは難しく感じてしまうのですが、バイクの倒れる仕組みを理解する上で、ステアリングと下半身を上手く使えないと、上手くフルバンク状態まで持って行きにくく、それまでにフロントタイヤの内向性(舵角)を使ってしまうライダーがほとんどです。そうなるとヒザも擦れなくなりますので、そういったバイクの動きの重要な所を1つに絞って今回はご説明させて頂きました。
その後、14時10分から、各クラス2回目、3回目と続けて走行を開始して行きました。
走行は順調に進行致しましたが、最後のHクラスでコース上にバイクが残った為に危険と判断し、残り5分で赤旗中断をしてそのまま終了致しました。負傷が無かったのが幸いでした。
結局午後からは転倒が3件ありましたが、大事には至らずに2018年の十勝スピードウェイのDUNLOPサーキットステーションを終了する事が出来ました。
翌日からはまた雨天日となり、今回は偶然にも、ドライ路面で走行出来た貴重な1日となりました。
皆様のDUNLOPへの応援が、私たちがDUNLOPイベントを開催する上で大きな励みになります。
今回も参加者様から「DUNLOPタイヤを履いてきたよ!」というお言葉を頂き、スタッフ一同大変嬉しく思いました。今回ご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。

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