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IA1

小方誠選手と山本鯨選手がヒート優勝でランキングトップ2!

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1ヵ月半近いインターバルが明け、シーズンのちょうど真ん中となる第5戦東北大会が、岩手県の藤沢スポーツランドで開催された。小高い山の斜面に設けられたコースは、林の中を縫うようにレイアウト。路面はかつてほどサンド質ではないが、細かく砕けた土に砂が混ざったような性質で、GEOMAX MX-12またはMX-11が強力な武器となることでも知られる。予選が行われた土曜日は、強い日差しが照りつける猛暑。対して決勝が開催された日曜日は朝から曇天となり、土曜日よりも気温は下がったが、湿度が高めで蒸し暑さが感じられた。そしてお昼休みの終わりごろから天候が崩れ、激しい豪雨が断続的に降る状況に。これによりレディースクラスの決勝と、IA2およびIA1のヒート2は、マディコンディションのレースとなった。

最高峰クラスとなるIA1の決勝ヒート1では、ここまで2大会4ヒート連続優勝を記録して今大会に臨んだカワサキトップチームの小方誠選手(#10)が、スタート直後の混戦のなかで積極的に順位を上げてトップに立つと、レース序盤から後続を徐々に引き離してトップを快走。後半は単独走行を続けてそのままトップチェッカーを受け、5ヒート連続優勝を挙げた。また、ホンダファクトリーチームの山本鯨選手(#400)は、1周目を6番手でクリアすると、2周目にはひとつ順位を上げ、レース序盤は縦に長くなったトップ集団の後ろで周回を続けた。レースが後半に入ると、山本選手は前との距離を詰め、11周目に4番手にポジションアップ。ラスト4周となった14周目にもさらに1台を抜き、山本選手は3位で表彰台に登壇した。

マディコンディションとなった決勝ヒート2では、スタート直後の1コーナーへ2番手で進入した小方選手が転倒。これにより小方選手は、大きく遅れてレースに復帰することになった。山本選手はこの転倒に巻き込まれることなく、2番手で1周目をクリア。レース序盤は、3秒ほどの間隔を開けてトップのライダーをマークした。6周目、山本選手はコースアウトしかけるミスを喫してトップから大きく遅れたが、すぐにリカバリーして距離を詰めなおし、レース後半は再び同じような距離でトップのライダーをマークした。そして、残り2周となった12周目にトップが転倒したことから、山本選手が勝利を得た。小方選手は9位でゴール。この結果、ポイントランキングでは山本選手が小方選手を3ポイント逆転して、トップに立った。

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IA1 HEAT1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 小方 誠 カワサキ チームグリーン KAWASAKI `33.19.565 Dunlop ユーザー
2位 成田 亮 Team HRC HONDA `33.28.035  
3位 山本 鯨 Team HRC HONDA `33.43.955 Dunlop ユーザー
8位 星野 裕 グリーンクラブ八尾カワサキ with ANNEX CLUB KAWASAKI `34.23.699 Dunlop ユーザー
10位 田中 雅己 TEAM ナカキホンダ HONDA `35.05.840 Dunlop ユーザー
16位 長門 健一 チーム サクライ with ワキレーシング HONDA `35.25.160 Dunlop ユーザー

IA1 HEAT2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 山本 鯨 Team HRC HONDA `32.58.793 Dunlop ユーザー
2位 平田 優 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `33.05.321
3位 新井 宏彰 カワサキ チームグリーン KAWASAKI `33.09.554
9位 小方 誠 カワサキ チームグリーン KAWASAKI `35.19.680 Dunlop ユーザー
10位 星野 裕 グリーンクラブ八尾カワサキ with ANNEX CLUB KAWASAKI `35.29.655 Dunlop ユーザー
11位 田中 雅己 TEAM ナカキホンダ HONDA `35.37.451 Dunlop ユーザー

IA1Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 山本 鯨 Team HRC HONDA 209 Dunlop ユーザー
2位 小方 誠 カワサキ チームグリーン KAWASAKI 206 Dunlop ユーザー
3位 成田 亮 Team HRC HONDA 201  
8位 星野 裕 グリーンクラブ八尾カワサキ with ANNEX CLUB KAWASAKI 121 Dunlop ユーザー
12位 池谷 優太 SRF TEAM REDZONE SUZUKI 70 Dunlop ユーザー
14位 田中 雅己 TEAM ナカキホンダ HONDA 65 Dunlop ユーザー

※5戦終了時点


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IA2

渡辺祐介選手がマディのヒート2で今季3勝目!

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IA2クラスの決勝ヒート1では、スタート直後の2コーナーに3番手あたりで進入した横澤拓夢選手(#35)の転倒をきっかけに、10台ほどのマシンによるマルチクラッシュが発生。横澤選手は負傷リタイアとなり、小川孝平選手(#912)や馬場亮太選手(#49)は大きく遅れてレースに復帰することになった。ランキングトップの古賀太基選手(#922)は、横澤選手よりも前に2コーナーを抜けて、1周目を2番手でクリア。前戦で両ヒート優勝を達成した渡辺祐介選手(#31)、岡野聖選手(#30)らが続いた。3周目、古賀選手は転倒で4番手に後退し、これで2番手に浮上した渡辺選手は、翌周からトップのライダーを僅差でマーク。11周目にはついにトップへ浮上した。ところがラスト2周となった16周目、渡辺選手はまさかの転倒。これにより2位でゴールとなった。また、11周目に岡野選手を抜いた古賀選手が3位に入賞した。

スタートと同時に豪雨が降る状況となった決勝ヒート2は、ヒート1の雪辱を誓う渡辺選手のホールショットで幕を開けた。難しい路面状況ながら、渡辺選手はレース序盤から危なげない走りを続けてトップを独走。そのままゴールして、今季3勝目を挙げた。一方、2番手争いでは古賀選手がその先頭を守り、レース中盤に3番手のライダーに接近されてからも順位をキープ。ラスト2周のところでリードを拡大した。ところがその直後、古賀選手のマシンが突如としてエンジンストップ。再スタートはできず、古賀選手はマシントラブルによりリタイアに終わった。この周、相手のミスにより3番手に順位を上げていたのは小川選手。リスクを減らす走りを続け、終わってみればしっかり2位に食い込んだ。古賀選手のノーポイントにより、ランキング争いではトップの古賀選手と2番手の渡辺選手が、8ポイント差まで急接近した。

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IA2 HEAT1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 勝谷 武史 Team HRC HONDA `33.17.878  
2位 渡辺 祐介 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `33.24.755 Dunlop ユーザー
3位 古賀 太基 N.R.T. HONDA `33.28.073 Dunlop ユーザー
4位 岡野 聖 フライングドルフィン サイセイ YAMAHA `33.49.853 Dunlop ユーザー
5位 安原 志 グリーンクラブ八尾カワサキ with ANNEX CLUB KAWASAKI `34.09.149 Dunlop ユーザー
7位 小川 孝平 Team ITOMO HONDA `34.27.121 Dunlop ユーザー

IA2 HEAT2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 渡辺 祐介 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `34.24.124 Dunlop ユーザー
2位 小川 孝平 Team ITOMO HONDA `34.41.989 Dunlop ユーザー
3位 鳥谷部 晃太 TEAM エム FACTORY YAMAHA `34.50.327  
4位 安原 志 グリーンクラブ八尾カワサキ with ANNEX CLUB KAWASAKI `35.41.748 Dunlop ユーザー
6位 岡野 聖 フライングドルフィン サイセイ YAMAHA `36.08.448 Dunlop ユーザー
8位 北原 岳哲 グリーンクラブ&パーク神戸RT KAWASAKI `36.27.139 Dunlop ユーザー

IA2Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 古賀 太基 N.R.T. HONDA 194 Dunlop ユーザー
2位 渡辺 祐介 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA 186 Dunlop ユーザー
3位 小川 孝平 Team ITOMO HONDA 169 Dunlop ユーザー
4位 安原 志 グリーンクラブ八尾カワサキ with ANNEX CLUB KAWASAKI 153 Dunlop ユーザー
5位 岡野 聖 フライングドルフィン サイセイ YAMAHA 149 Dunlop ユーザー
6位 北原 岳哲 グリーンクラブ&パーク神戸RT KAWASAKI 114 Dunlop ユーザー

※5戦終了時点


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  • 気温:29度
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LADIES

安原さや選手が15年第9戦以来となる全日本優勝!

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決勝レース直前に突如として強い雨が降りはじめ、路面は一気にマディ化。しかしこのクラスのダンロップ勢は、ドライの状態でもGEOMAX MX-11を選択したライダーが多く、サンドだけでなくマッドでも優れたパフォーマンスを発揮することから、タイヤに対する不安なくスターティンググリッドに並んだ。スタート直後の1コーナー手前では、10台ほどのマシンによるマルチクラッシュが発生。ポイントリーダーの竹内優菜選手(#2)もこれに巻き込まれた。

一方、好スタートを決めたのはマディでの速さに定評がある安原さや選手(#4)。スタート直後の2番手から、すぐに順位を上げてトップに立った。これに続いたのは、マディの今季開幕戦で初優勝している久保まな選手(#5)。レース前半、安原選手と久保選手はそれぞれ後続からリードを奪い、徐々に単独走行となっていった。そして安原選手がそのまま逃げ切って今季初優勝。久保選手が2位となった。竹内選手は懸命に追い上げ、3位で表彰台に立った。


LADIESResult

順位 選手名 チーム メーカー タイム Dunlop ユーザー
1位 安原 さや 名阪レーシング YAMAHA `19.03.889 Dunlop ユーザー
2位 久保 まな SRM マウンテンライダーズ SUZUKI `19.30.604 Dunlop ユーザー
3位 竹内 優菜 TEAM HAMMER ホンダ学園 HONDA `19.45.245 Dunlop ユーザー
5位 神田橋 芽 グリーンクラブ ピュアテックレーシング KAWASAKI `20.09.415 Dunlop ユーザー
7位 本田 七海 TEAM KOH-Z YAMAHA `20.26.088 Dunlop ユーザー
11位 勝股 七海 Team ITOMO HONDA `21.21.411 Dunlop ユーザー

LADIESPoint

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 竹内 優菜 TEAM HAMMER ホンダ学園 HONDA 101 Dunlop ユーザー
2位 久保 まな SRM マウンテンライダーズ SUZUKI 101 Dunlop ユーザー
3位 本田 七海 TEAM KOH-Z YAMAHA 80 Dunlop ユーザー
6位 勝股 七海 Team ITOMO HONDA 70 Dunlop ユーザー
7位 神田橋 芽 グリーンクラブ ピュアテックレーシング KAWASAKI 69 Dunlop ユーザー
8位 安原 さや 名阪レーシング YAMAHA 51 Dunlop ユーザー

※5戦終了時点