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IA1

小方誠選手がヒート1で今季初優勝!

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全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦は、宮城県のスポーツランドSUGOが舞台。昨年の3回開催から、今季はこの第3戦と秋の最終戦が実施されるスケジュールとなっている。ふたつの丘にまたがるように、自然のアップダウンを生かしてレイアウトされたコースは、今大会の前に大幅リニューアル。急斜面を駆け上がる大坂や比較的ハイスピードなコーナーが続くヨーロピアンセクションなどの名物を生かしながら、より見ごたえあるバトルが生まれやすい仕様が目指された。天候は土日とも曇り。決勝日の昼前から時おり小雨が降ったが、夕方まで本格的な降雨は免れ、路面はドライコンディションが保たれた。入念な整備と散水作業により、粘土質の路面は柔らかい状態がキープされ、走行によって深いワダチが何本も刻まれていった。そのためライダーたちには、ベストラインを見つける能力も求められた。

全日本最高峰クラスとなるIA1の決勝ヒート1では、カワサキトップチームの小方誠選手(#2)が、スタート直後の4番手からふたつ順位を上げて、オープニングラップを2番手でクリア。3周目あたりから、トップの選手を僅差でマークし続けた。そして5周目、小方選手は再度勝負を仕掛け、トップ浮上に成功した。レース中盤、小方選手は2番手の選手に3秒ほどの差でマークされ続けたが、ハイペースを維持し続けると、レースが間もなく終盤を迎えるころに2番手の選手がペースダウン。これでリードを拡大し、最後は独走でトップチェッカーを受けた。なおこのレースでは、ダンロップユーザーのうちカワサキのマシンを駆る星野裕選手(#8)が、最後は6位のライダーに約0.1秒差まで迫る7位でゴール。ヤマハのマシンに乗る岡野聖選手(#30)は、追い上げのレースで8位となった。

日曜日の最終レースとして実施された決勝ヒート2では、小方選手が1周目12番手と大きく出遅れる苦しい展開となった。それでも小方選手は、2周目に8番手までポジションを上げると、3周目からは7番手を走行して、さらに前を走るライダーに迫っていった。ところが5周目、小方選手は激しくクラッシュ。レースには復帰できたが、15番手まで順位を落としてしまった。転倒の影響もあり、レース中盤の小方選手はペースが上がらず。それでも終盤を迎えるころにスピードを取り戻したが、9位まで追い上げたところでレース終了となった。この結果、小方選手は両ヒート総合成績では4位となった。またこのヒート2では、ヒート1に続いて星野選手が7位、岡野選手が8位でゴール。星野選手は1周目5番手から順位を落とし、逆に岡野選手は同10番手から追い上げてのフィニッシュとなった。

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IA1 HEAT1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 小方 誠 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI `32.47.301 Dunlop ユーザー
2位 成田 亮 Team HRC HONDA `33.04.644
3位 山本 鯨 Team HRC HONDA `33.09.577
7位 星野 裕 グリーンクラブ八尾カワサキ ANNEX KAWASAKI `33.29.841 Dunlop ユーザー
8位 岡野 聖 フライングドルフィン サイセイ
with YAMAHA
YAMAHA `33.52.278 Dunlop ユーザー
10位 ハドリー・ナイト KTMうず潮レーシング福山 KTM `34.15.645 Dunlop ユーザー

IA1 HEAT2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 成田 亮 Team HRC HONDA `33.12.413
2位 新井 宏彰 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI `33.14.013
3位 山本 鯨 Team HRC HONDA `33.31.958
7位 星野 裕 グリーンクラブ八尾カワサキ ANNEX KAWASAKI `33.52.534 Dunlop ユーザー
8位 岡野 聖 フライングドルフィン サイセイ 
with YAMAHA
YAMAHA `34.02.900 Dunlop ユーザー
9位 小方 誠 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI `34.20.578 Dunlop ユーザー

IA1Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 成田 亮 Team HRC HONDA 138
2位 新井 宏彰 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI 125
3位 山本 鯨 Team HRC HONDA 114
5位 小方 誠 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI 103 Dunlop ユーザー
8位 岡野 聖 フライングドルフィン サイセイ
with YAMAHA
YAMAHA 69 Dunlop ユーザー
9位 星野 裕 グリーンクラブ八尾カワサキ ANNEX KAWASAKI 69 Dunlop ユーザー

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IA2

両ヒートとも古賀太基選手と能塚智寛選手の優勝争いに!

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IA2クラスの決勝ヒート1では、ホンダのマシンを駆る古賀太基選手(#922)が好スタート。ホンダファクトリーチームの能塚智寛選手(#828)が1周目に2番手まで浮上すると、2周目から古賀選手と能塚選手が接近戦を展開しながら、3番手以下を大きく引き離していった。今季からカワサキに乗る小川孝平選手(#912)は、予選で転倒したことからスターティンググリッド位置が悪く、1周目15番手と大きく出遅れる苦しい状況。それでも、必死の追い上げで6周目に3番手まで順位を上げたが、この段階でトップの2台は約16秒も先行していた。レース中盤、古賀選手と能塚選手によるトップ争いは、古賀選手が少しずつリードを拡大。約5秒のアドバンテージを得た。レース終盤、古賀選手が少しペースを緩めたことで、再び能塚選手が迫ったが、ラスト4周となった13周目に、能塚選手がラインを大きく外すミス。この間に再びリードを拡大した古賀選手が勝利し、能塚選手が2位、小川選手が3位となった。

決勝ヒート2では、再び古賀選手がホールショット。スタート直後は5番手あたりだった能塚選手が、混戦の中で巧みに順位を上げ、1周目に2番手まで浮上した。するとここから、ヒート1と同じように古賀選手と能塚選手が接近戦を繰り広げながら、3番手以下を大きく引き離していった。トップの古賀選手を1~2秒差で能塚選手がマーク。最初の5周だけで、トップ2台は3番手以下を約16秒も引き離した。逃げ切りを図る古賀選手に対して、能塚選手はマークを続けて後半に勝負を仕掛ける作戦を選択。ところが7周目、深いワダチが刻まれたコーナーで古賀選手がミスにより転倒を喫し、これで能塚選手は労せずトップに浮上した。古賀選手は、能塚選手から約10秒遅れの2番手でレースに復帰したが、その後もミスを重ねて追い上げることができず、能塚選手が独走で今季2勝目を挙げ、古賀選手は2位となった。また、小川選手は1周目15番手と再び大きく出遅れたが、このヒートでも3位まで追い上げた。

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IA2 HEAT1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 古賀 太基 ADA/Socal MXTF HONDA `32.46.671 Dunlop ユーザー
2位 能塚 智寛 Team HRC HONDA `32.47.769 Dunlop ユーザー
3位 小川 孝平 グリーンクラブ
ピュアテックレーシング
KAWASAKI `33.35.817 Dunlop ユーザー
4位 内田 篤基 Team SSC SUZUKI `33.41.198 Dunlop ユーザー
5位 大城 魁之輔 TEAM HAMMER HONDA `33.46.786 Dunlop ユーザー
6位 大倉 由揮 YAMALUBE RACING TEAM YAMAHA `33.51.858 Dunlop ユーザー

IA2 HEAT2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 能塚 智寛 Team HRC HONDA `33.28.834 Dunlop ユーザー
2位 古賀 太基 ADA/Socal MXTF HONDA `33.37.681 Dunlop ユーザー
3位 小川 孝平 グリーンクラブ
ピュアテックレーシング
KAWASAKI `33.45.036 Dunlop ユーザー
4位 平山 力 グリーンクラブRC弘前&TSF KAWASAKI `33.48.106 Dunlop ユーザー
5位 大倉 由揮 YAMALUBE RACING TEAM YAMAHA `33.51.580 Dunlop ユーザー
6位 安原 志 グリーンクラブ八尾カワサキ ANNEX KAWASAKI `33.52.411 Dunlop ユーザー

IA2Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 古賀 太基 ADA/Socal MXTF HONDA 141 Dunlop ユーザー
2位 能塚 智寛 Team HRC HONDA 132 Dunlop ユーザー
3位 小川 孝平 グリーンクラブ
ピュアテックレーシング
KAWASAKI 112 Dunlop ユーザー
4位 横山 遥希 グリーンクラブ
ピュアテックレーシング
KAWASAKI 84 Dunlop ユーザー
5位 北原 岳哲 グリーンクラブ&パーク神戸RT KAWASAKI 74 Dunlop ユーザー
6位 内田 篤基 Team SSC SUZUKI 67 Dunlop ユーザー

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レディースクラス

タフなレースで本田七海選手が3位表彰台に!

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ダンロップ勢では、本田七海選手(#3)が1周目を4番手でクリア。さらに安原さや選手(#5)、久保まな選手(#2)、ディフェンディングチャンピオンの竹内優菜選手(#1)が続いた。2周目、竹内選手が久保選手を抜いて6番手に浮上したが、この間に5番手を走る安原選手との間隔がやや拡大。3周目には安原選手がトップグループから少し遅れ、本田選手は前を走る3台と僅差の4番手をキープした。しかし4周目、本田選手は少しミスして、3番手の選手から2秒ほど遅れた。

レースが後半に入った5周目、本田選手はリズムを取り戻し、このレースのファステストラップタイムを記録。3番手にポジションアップすると、前の2台に肉迫した。しかしレース終盤、本田選手は細かいミスを重ねてしまい、3位でのゴールとなった。レース後半、安原選手と竹内選手を含む3台による4位争いが激しさを増し、最終ラップで竹内選手が5番手に浮上すると、安原選手に接近。最終コーナーでの逆転劇により、竹内選手が4位、安原選手が5位となった。

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LADIES HEAT1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 畑尾 樹璃 T.E.SPORT SHOWA HONDA `18.49.195
2位 川井 麻央 T.E.SPORT HONDA `18.50.317
3位 本田 七海 TEAM KOH-Z YAMAHA `19.02.255 Dunlop ユーザー
4位 竹内 優菜 TEAM HAMMER ホンダ学園 HONDA `19.04.080 Dunlop ユーザー
5位 安原 さや 名阪レーシング YAMAHA `19.04.258 Dunlop ユーザー
7位 久保 まな SRMマウンテンライダーズ SUZUKI `19.38.140 Dunlop ユーザー

LADIESPoint

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 畑尾 樹璃 T.E.SPORT SHOWA HONDA 72
2位 川井 麻央 T.E.SPORT HONDA 64
3位 本田 七海 TEAM KOH-Z YAMAHA 63 Dunlop ユーザー
4位 安原 さや 名阪レーシング YAMAHA 54 Dunlop ユーザー
5位 久保 まな SRMマウンテンライダーズ SUZUKI 45 Dunlop ユーザー
6位 勝股 七海 Team ITOMO HONDA 37 Dunlop ユーザー