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IA1

小方誠選手が両ヒートで優勝争いを展開して総合優勝!

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全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦は、今季は8月下旬の第7戦でも使用され、年2回開催に戻った広島県・世羅グリーンパーク弘楽園で実施された。広島県南東部の高原地帯に位置するコースは、丘陵部のアップダウンを生かしたレイアウト。昨春の全日本開催にあわせて大規模な改修が施され、ハイスピードな特徴を踏襲しながら、コースの伸長やジャンプの増設などによりテクニカルな要素もさらに追加された。今年は、昨年の仕様をベースに一部セクションを変更した、より見ごたえあるハイスピードバトルが期待できるレイアウトが用いられた。天候は、各クラスの予選などが実施された土曜日が晴れで、翌決勝日も晴天で朝を迎えたが、お昼ごろから雲が多くなった。とはいえ、決勝日の最高気温は28度まで上昇。初夏に近い陽気のドライコンディションで、熱戦が繰り広げられた。

全日本最高峰クラスとなるIA1では、昨春の中国大会で両ヒート制覇を達成したカワサキトップチームの小方誠選手(#2)が、今年もこのコースとの相性のよさをみせた。予選を圧倒的な好タイムでトップ通過した小方選手は、迎えた決勝ヒート1の1周目を6番手でクリアすると、3周目には4番手に順位を上げて、ホールショットから序盤3番手の好位置を確保した田中雅己選手(#113)を追った。トップから4番手の小方選手までは、やや縦に長い集団となり、レース中盤の8周目あたりからは各車が距離を詰めて接近戦となった。この中、小方選手は9周目に田中選手を抜くと、その勢いを保って翌周に2番手、ラスト3周となった15周目にはついにトップへ浮上した。しかし最終ラップの前半でミスを喫し、小方選手は2番手に後退。最後までトップを猛追するも届かず、小方選手は2位となった。田中選手は5位でゴールした。

日曜日の最終レースとして実施された決勝ヒート2では、午前中のヒート1以上に激しいトップ争いが展開された。序盤から5台のマシンが接近戦を繰り広げ、何度もトップが入れ替わる大接戦。この中、小方選手は2周目に4番手、3周目に3番手へ浮上すると、しばらくはトップ2台のバトルをすぐ後ろで静観していた。しかしレースが後半に入った9周目、小方選手はペースを上げて、まずは2番手のライダーをパス。さらに翌周、トップ浮上を果たした。レース終盤、小方選手はさらにペースを上げて逃げ切りを図ったが、後続を引き離すことはできず、14周目に入るところで一度は2番手に後退。しかし翌周、相手のミスを突いてトップ再浮上に成功した。そして最後は逃げ切り、小方選手は今季2勝目を獲得。このヒートでは、ヒート1は7位だった星野裕選手(#8)が1周目10番手から6位に入り、両ヒート総合成績では5位となった。

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IA1 HEAT1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 成田 亮 Team HRC HONDA `32.22.450
2位 小方 誠 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI `32.23.246 Dunlop ユーザー
3位 山本 鯨 Team HRC HONDA `32.34.666
5位 田中 雅己 TEAM ナカキホンダ HONDA `32.50.316 Dunlop ユーザー
7位 星野 裕 グリーンクラブ八尾カワサキ ANNEX KAWASAKI `33.10.896 Dunlop ユーザー
8位 池谷 優太 KTMうず潮レーシング福山 KTM `33.15.777 Dunlop ユーザー

IA1 HEAT2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 小方 誠 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI `32.39.823 Dunlop ユーザー
2位 成田 亮 Team HRC HONDA `32.48.951
3位 山本 鯨 Team HRC HONDA `32.52.115
6位 星野 裕 グリーンクラブ八尾カワサキ ANNEX KAWASAKI `33.07.414 Dunlop ユーザー
8位 岡野 聖 フライングドルフィン サイセイ
with YAMAHA
YAMAHA `33.18.062 Dunlop ユーザー
10位 深谷 広一 SRF Team SBE SUZUKI `33.20.599 Dunlop ユーザー

IA1Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 成田 亮 Team HRC HONDA 185
2位 新井 宏彰 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI 159
3位 山本 鯨 Team HRC HONDA 154
4位 小方 誠 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI 150 Dunlop ユーザー
7位 星野 裕 グリーンクラブ八尾カワサキ ANNEX KAWASAKI 98 Dunlop ユーザー
9位 池本 凌汰 SRMマウンテンライダーズ SUZUKI 86 Dunlop ユーザー

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IA2

総合優勝を獲得した古賀太基選手が、ポイントリードを拡大!

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IA2クラスの決勝ヒート1では、ホンダファクトリーチームの能塚智寛選手(#828)がホールショット。ランキングトップで今大会を迎えた古賀太基選手(#922)は、1周目を3番手でクリアした。レース序盤は、能塚選手から3番手の古賀選手までが縦に長いトップグループをつくり、4番手以下を引き離す展開。古賀選手は最初の数周こそ2番手のライダーにリードを許していたが、5周目に入ると約5秒まで広がった差を削りはじめ、レースが中盤に入った7周目には2番手に浮上した。しかしこの段階で、トップの能塚選手は約10秒のアドバンテージを確保。古賀選手も必死に巻き返しを図ったがその差は縮まらず、能塚選手が17周を独走して今季3勝目を挙げた。古賀選手は2位でフィニッシュ。レース後半の11周目に、3番手を走っていたライダーが転倒で後退したことから、大城魁之輔選手(#42)がIA自己最高位の3位となった。

決勝ヒート2では、午前中のヒート1で序盤からのペースアップが課題となった古賀選手が、スタートではやや出遅れるも積極的なパッシングを披露して、オープニングラップでトップまで浮上した。3周目には横山遥希選手(#66)が2番手に浮上し、数秒差で古賀選手をマーク。ところが横山選手は6周目に転倒を喫して7番手まで後退し、これでヒート1は6位に入賞した北原岳哲選手(#34)が2番手、そのヒート1で北原選手に迫って7位でゴールした浅井亮太選手(#40)が3番手に順位を上げた。能塚選手はスタートで出遅れ、さらに他車と絡んで転倒。1周目21番手から、6周目には11番手まで追い上げていたが、翌周に再び転倒を喫してリタイアとなった。レースは、横山選手の転倒でリードを拡大した古賀選手が、中盤以降に独走して優勝。北原選手が2位、浅井選手が3位でゴールし、両者ともIA自己最高位を更新した。

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IA2 HEAT1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 能塚 智寛 Team HRC HONDA `32.52.143 Dunlop ユーザー
2位 古賀 太基 ADA/Socal MXTF HONDA `32.58.834 Dunlop ユーザー
3位 大城 魁之輔 TEAM HAMMER HONDA `33.04.083 Dunlop ユーザー
5位 内田 篤基 Team SSC SUZUKI `33.13.787 Dunlop ユーザー
6位 北原 岳哲 グリーンクラブ&パーク神戸RT KAWASAKI `33.16.301 Dunlop ユーザー
7位 浅井 亮太 フライングドルフィン サイセイ YAMAHA `33.16.805 Dunlop ユーザー

IA2 HEAT2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 古賀 太基 ADA/Socal MXTF HONDA `33.19.176 Dunlop ユーザー
2位 北原 岳哲 グリーンクラブ&パーク神戸RT KAWASAKI `33.32.509 Dunlop ユーザー
3位 浅井 亮太 フライングドルフィン サイセイ YAMAHA `33.35.679 Dunlop ユーザー
4位 内田 篤基 Team SSC SUZUKI `33.37.082 Dunlop ユーザー
5位 横山 遥希 グリーンクラブ ピュアテックレーシング KAWASAKI `33.39.903 Dunlop ユーザー
6位 小川 孝平 グリーンクラブ ピュアテックレーシング KAWASAKI `33.40.556 Dunlop ユーザー

IA2Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 古賀 太基 ADA/Socal MXTF HONDA 188 Dunlop ユーザー
2位 能塚 智寛 Team HRC HONDA 157 Dunlop ユーザー
3位 小川 孝平 グリーンクラブ ピュアテックレーシング KAWASAKI 140 Dunlop ユーザー
4位 北原 岳哲 グリーンクラブ&パーク神戸RT KAWASAKI 111
Dunlop ユーザー
5位 横山 遥希 グリーンクラブ ピュアテックレーシング KAWASAKI 110 Dunlop ユーザー
6位 内田 篤基 Team SSC SUZUKI 101 Dunlop ユーザー

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レディースクラス

昨年度女王の竹内優菜選手が優勝で今季初表彰台に!

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ディフェンディングチャンピオンの竹内優菜選手(#1)がホールショット。オープニングラップだけで後続を約4秒も引き離し、有利な展開に持ち込んだ。2番手以下は、楠本菜月選手(#32)を先頭に8台が僅差で連なる大混戦。2周目には、1周目13番手と出遅れていた本田七海選手(#3)も加わり、9台が接近戦を繰り広げた。しかし本田選手は翌周にクラッシュ。2周遅れでなんとか再スタートを切ったが、ポイント獲得圏外でゴールした。

レース中盤、楠本選手に勝股七海選手(#9)と久保まな選手(#2)が迫り、激しい2番手争い。しかし5周目には久保選手が2台の先行を許し、翌周には楠本選手と勝股選手が相次いで後退してしまった。トップの竹内選手は、8周目のラストラップまで危なげなくトップを独走。そのまま、今季初となるトップチェッカーを受けた。ラストラップには、4番手を走る久保選手に安原さや選手(#5)が接近。しかし順位変動はなく、久保選手が4位、安原選手が5位となった。

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レディース HEAT1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 竹内 優菜 TEAM HAMMER ホンダ学園 HONDA `17.58.877 Dunlop ユーザー
2位 畑尾 樹璃 T.E.SPORT SHOWA HONDA `18.06.618
3位 川井 麻央 T.E.SPORT HONDA `18.07.376
4位 久保 まな SRMマウンテンライダーズ SUZUKI `18.13.941 Dunlop ユーザー
5位 安原 さや 名阪レーシング YAMAHA `18.14.782 Dunlop ユーザー
6位 楠本 菜月 アクション レーシング KTM `18.26.438 Dunlop ユーザー

レディースPoint

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 畑尾 樹璃 T.E.SPORT SHOWA HONDA 94
2位 川井 麻央 T.E.SPORT HONDA 84
3位 安原 さや 名阪レーシング YAMAHA 70 Dunlop ユーザー
4位 本田 七海 TEAM KOH-Z YAMAHA 63
Dunlop ユーザー
5位 久保 まな SRMマウンテンライダーズ SUZUKI 63 Dunlop ユーザー
6位 竹内 優菜 TEAM HAMMER ホンダ学園 HONDA 55 Dunlop ユーザー