レディース

竹内優菜選手が会心の走りで今季初優勝!

スタート直後、勝股七海選手(#7)が2番手、竹内優菜選手(#4)が3番手、本田七海選手(#6)が4番手の好位置を確保。しかし勝股選手は、オープニングラップで転倒して大きく後退し、最終的には11位に終わった。さらに、本田選手も2周目に転倒。しかしこちらは、比較的短時間で復帰し、5番手からの順位回復を狙った。一方、先頭のライダーを僅差で追った竹内選手は、2周目にトップを奪取すると、その後は少しずつリードを拡大していった。

本田選手は、4番手を走っていたライダーにプレッシャーを与え、このライバルがエンストした隙に難なく4番手に上がったが、この段階ですでに3番手とは約9秒差。レース後半は単独走行となり、4位でフィニッシュした。竹内選手は6周目にラップタイムを落としたが、ラスト2周となった7周目にはファステストラップタイムを記録。最後まで後続を引き離す快走により今季初優勝を挙げて、ランキングトップの本田選手に同点で並んだ。


レディース決勝Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 竹内 優菜 TEAM HAMMER ホンダ学園 HONDA `18.16.245 Dunlop ユーザー
2位 川井 麻央 T.E.SPORT HONDA `18.25.436
3位 久保 まな Seezoo MICHELIN elf HUSQVARNA `18.28.570
4位 本田 七海 TEAM KOH-Z YAMAHA `18.47.150 Dunlop ユーザー
6位 雨宮 舞美 6348RT&チームミッキー KAWASAKI `19.44.075 Dunlop ユーザー
7位 神田橋 芽 グリーンクラブ ピュアテックレーシング KAWASAKI `19.49.364 Dunlop ユーザー


IA-2

大倉由揮選手が、IA初優勝をついに獲得!

おもに4スト250ccマシンが参戦するIA2クラス。ポイントリーダーとして今大会を迎えた横山遥希選手(#386)は、決勝前夜に発熱し、体調不良でのレースとなった。このクラスには、2016年に全日本フル参戦から引退した田中教世選手(#85)がスポット参戦し、これも話題となった。決勝ヒート1では、その田中選手がオープニングラップを3番手でクリア。4周目途中までこの順位を守って会場を沸かせた田中選手は、10位でのフィニッシュとなった。ランキング2番手で今大会を迎えた平田優選手(#81)は1周目7番手。その直前には、ランキング3番手の大倉由揮選手(#36)がつけた。大倉選手は、4周目に3番手まで順位を上げると、6秒ほど先行していた2番手の選手を追った。そしてラスト2周となった16周目に逆転し、2位でチェッカーを受けた。横山選手は粘り強い走りで4位。平田選手が5位となった。

決勝ヒート2では、大倉選手が1周目を2番手でクリア。2周目以降、トップのライダーを1秒ほど後方でマークした。さらに、横山選手が3周目に3番手まで浮上。横山選手は、5秒ほど先行していた大倉選手を追った。5周目、大倉選手がトップに浮上。追いすがる後続をじわじわと引き離し、レース前半が終了する8周目の段階で、1~3番手がそれぞれ3秒ほどの間隔を開けた縦長のトップグループとなった。レース後半、大倉選手は徐々にアドバンテージを拡大。逆に横山選手は、10周目までに前との距離を詰め、翌周に逆転して2番手に上がった。この段階で、トップの大倉選手は7秒以上のリードを確保。このまま16周目まで逃げ切った大倉選手が、全日本IAクラスでは自身初となる優勝を挙げた。横山選手は2位でゴール。ヒート1は6位だった内田篤基選手(#38)が、1周目12番手から追い上げて4位となった。


IA-2 ヒート1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 大城 魁之輔 Bells Racin/SoCalMXTF HONDA `33.48.522
2位 大倉 由揮 YAMALUBE RACING TEAM YAMAHA `33.54.157 Dunlop ユーザー
3位 道脇 右京 TEAM KOHSAKA with CARVEK HONDA `33.56.702
4位 横山 遥希 グリーンクラブ&パーク神戸RT KAWASAKI `34.05.129 Dunlop ユーザー
5位 平田 優 Team abe-G YAMAHA `34.05.770 Dunlop ユーザー
6位 内田 篤基 Team SSC SUZUKI `34.20.304 Dunlop ユーザー

IA-2 ヒート2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 大倉 由揮 YAMALUBE RACING TEAM YAMAHA `32.07.774 Dunlop ユーザー
2位 横山 遥希 グリーンクラブ&パーク神戸RT KAWASAKI `32.13.284 Dunlop ユーザー
3位 大城 魁之輔 Bells Racin/SoCalMXTF HONDA `32.14.660
4位 内田 篤基 Team SSC SUZUKI `32.25.060 Dunlop ユーザー
6位 平田 優 Team abe-G YAMAHA `32.38.404 Dunlop ユーザー
7位 鈴村 英喜 TEAM HAMMER HONDA `32.42.465 Dunlop ユーザー


  • 天気:曇り時々晴れ
  • 気温:23度
  • 観客:(2日間)3,307人

IA-1

深谷広一選手がヒート2で優勝。小方誠選手は両ヒートで2位!

  • 天気:曇り時々晴れ
  • 気温:23度
  • 観客:(2日間)3,307人

今季は年間8戦で競われる全日本モトクロス選手権。その第3戦中国大会が、広島県の世羅グリーンパーク弘楽園で開催された。県南東部の高原地帯に位置するコースは、丘陵地のアップダウンを生かしたレイアウト。2017年の春に大規模な改修が施され、従来のハイスピードかつアップダウンが豊富な構成を踏襲しながら、コースの伸長やジャンプの増設などにより、テクニカルな要素がさらに増やされた。今年のコースは、昨年に続いて細部を変更した仕様。天候は、各クラスの予選などが実施された土曜日が晴れで、翌日の決勝は曇りベースながら一時的に薄日も差し、路面は土日ともドライコンディションとなった。土曜日はホコリが多めだったが、日曜日は入念なコース整備と散水作業の結果、大幅に改善。、日曜日の最高気温は23度と、夏のような暑さは避けられ、かなり快適な観戦環境が保たれた。

4スト450ccマシンで競われる全日本最高峰クラスのIA1。決勝ヒート1では、地元大会に燃える長門健一選手(#23)がホールショットを奪ったが、長門選手は2周目にミスで大きく順位を下げた。ダンロップ勢では、深谷広一選手(#51)が1周目16番手と大きく出遅れたが、小方誠選手(#4)は同5番手、岡野聖選手(#8)は同7番手で1周目をクリア。2周目、小方選手は4番手、岡野選手は5番手に順位を上げた。3周目以降、3番手に浮上した小方選手はトップ争いを展開。1秒ほどの差で2番手のライダーに肉迫し、7周目には2番手にポジションアップした。小方選手は、優勝を狙ってさらにペースを上げたが、トップのライダーは同様以上にペースを上げ、小方選手は2位となった。岡野選手は4位。深谷選手は、レース中盤にトップ10圏内まで浮上すると、最後まで追い上げを続けて5位となった。

決勝ヒート2では、小方選手がホールショット。ダンロップ勢ではさらに、深谷選手が3番手、池谷優太選手(#793)が4番手と1周目に好位置を確保した。2周目に入ったところで、小方選手は2番手に後退したが、大きく離されることなくトップのライダーをマーク。レース中盤、池谷選手はペースダウンでトップグループから脱落したが、小方選手と深谷選手はトップを僅差で猛追した。レース終盤、両者は1台の先行を許し、小方選手が3番手、これにほぼテール・トゥ・ノーズで深谷選手が続いて、17周目の最終ラップに突入。ここでトップと2番手のライダーが接触転倒して、小方選手と深谷選手のバトルは優勝争いとなった。そして深谷選手が、やや強引にコーナーで小方選手のインを突いて逆転。深谷選手が2016年第5戦ヒート2以来自身2度目のIA1優勝を挙げ、小方選手が2位となった。


IA-1 ヒート1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 成田 亮 Team HRC HONDA `33.26.269
2位 小方 誠 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI `33.34.892 Dunlop ユーザー
3位 山本 鯨 Team HRC HONDA `33.41.867
4位 岡野 聖 TEAM YAMALUBE YAMAHA RACING YAMAHA `33.50.154 Dunlop ユーザー
5位 深谷 広一 SRF Team SBE SUZUKI `33.52.776 Dunlop ユーザー
8位 星野 裕 TEAM HAMMER HONDA `33.55.667 Dunlop ユーザー

IA-1 ヒート2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 深谷 広一 SRF Team SBE SUZUKI `33.27.468 Dunlop ユーザー
2位 小方 誠 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI `33.29.227 Dunlop ユーザー
3位 成田 亮 Team HRC HONDA `33.37.433
5位 星野 裕 TEAM HAMMER HONDA `33.52.093 Dunlop ユーザー

7位

岡野 聖 TEAM YAMALUBE YAMAHA RACING YAMAHA `34.01.958 Dunlop ユーザー
8位 北原 岳哲 グリーンクラブ&パーク神戸RT KAWASAKI `34.05.619 Dunlop ユーザー