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レディース

久保まな選手が今季2勝目、本田七海選手が今季初優勝!

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第3戦関東大会以来の2ヒート制が導入されたレディースクラスは、6周でチェッカーとなる10分+1周の超スプリントレース。その決勝ヒート1では、今年からホンダの4ストマシンに乗る久保まな選手(#3)がホールショットを奪った。ランキング2番手の本田七海選手(#2)は1周目3番手、前戦で全日本初表彰台登壇を果たした楠本菜月選手(#5)は出遅れて同7番手からのレースとなった。
レース中盤、久保選手は2番手に迫られながらもトップを守った。すると5周目、2番手のライダーが転倒。これで本田選手が2番手に浮上し、トップを走る久保選手のリードは約5秒に拡大した。そして、久保選手がそのまま逃げ切って今季2勝目。本田選手が2位、3番手を走りながらラストラップに順位を下げた楠本選手が5位となった。

決勝ヒート2でも、再び久保選手がホールショット。これで久保選手は、シーズン後半の決勝4レース連続でホールショットを獲得することになった。オープニングラップは久保選手が制して、本田選手が2番手、楠本選手が3番手でクリア。2周目に本田選手と楠本選手が順位を上げ、久保選手から楠本選手までの3台がトップグループを形成した。
レース後半、久保選手と本田選手は、楠本選手を若干離しながらバトルを展開。5周目には本田選手が先行したが、最終ラップとなった6周目の前半では再び久保選手が前に出た。しかし再び、本田選手が逆転。本田選手が今季初優勝を挙げ、久保選手が2位、楠本選手が3位となった。これにより、ヒート2の表彰台はダンロップ勢が独占している。


レディース 決勝 ヒート1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 久保 まな Honda Dream京都東 TEAM HAMMER HONDA `12.09.96 Dunlop ユーザー
2位 本田 七海 bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルド YAMAHA `12.12.94 Dunlop ユーザー
3位 川井 麻央 T.E.SPORT HONDA `12.17.55
5位 楠本 菜月 actionracing with alphathree HUSQVARNA `12.19.38 Dunlop ユーザー
13位 木村 綾希 Team Power Band KAWASAKI `12.45.91 Dunlop ユーザー
15位 箕浦 未夢   YAMAHA `13.03.84 Dunlop ユーザー

レディース 決勝 ヒート2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 本田 七海 bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルド YAMAHA `12.13.16 Dunlop ユーザー
2位 久保 まな Honda Dream京都東 TEAM HAMMER HONDA `12.14.04 Dunlop ユーザー
3位 楠本 菜月 actionracing with alphathree HUSQVARNA `12.19.62 Dunlop ユーザー
9位 箕浦 未夢   YAMAHA `12.40.92 Dunlop ユーザー
10位 木村 綾希 Team Power Band KAWASAKI `12.42.91 Dunlop ユーザー
19位 高原 央 グリーンシャドウ KAWASAKI `13.51.53 Dunlop ユーザー


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IA-2

大倉由揮選手が両ヒート2位、鈴村英喜選手がIA初表彰台!

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決勝ヒート1では、中島漱也選手(#10)が3番手でオープニングラップをクリア。予選レースで好調だった大倉由揮選手(#6)は出遅れ、森優介選手(#22)と鈴村英喜選手(#15)に次ぐ1周目8番手からのレースとなった。2周目、中島選手は2番手に浮上したが、3周目は再び3番手。この周、森選手が4番手、大倉選手が5番手まで順位を上げた。4~5周目にかけて、中島選手は前を走る2番手の攻略を試みるがチャンスを得られず、その間に2秒ほど離れていた後方の森選手が接近。9周目には、森選手が中島選手を抜いた。
両者がバトルを繰り広げる間に大倉選手も接近し、翌周に中島選手をパス。11周目からは、森選手と大倉選手が激しい3番手争いを繰り広げた。そしてラスト2周となった14周目、両者が接触して森選手が転倒。同じ周に2番手のライダーが転倒リタイアとなったため、大倉選手が2位、中島選手が3位、鈴村選手が4位となった。森選手は7位でゴールしている。

決勝ヒート2では、西條悠人選手(#5)がホールショット。1~2周目にかけてトップ争いを繰り広げた。2周目、西條選手に代わり2番手へ浮上したのは鈴村選手。3周目には大倉選手が3番手に順位を上げ、4周目に両者が接近戦を繰り広げると、大倉選手が先行した。4~5周目にかけて、4番手を守る西條選手には森選手が肉迫。6周目には森選手が先行した。
2番手を走る大倉選手は、トップのライダーに4秒ほど離されたが、その後は間隔を保って必死に追走。一方、3番手の鈴村選手は徐々に大倉選手から遅れた。レース後半、4番手を守る森選手の背後にはスポット参戦した田中雅己選手(#48)が接近。12周目には田中選手が先行した。じつはこの段階で森選手のマシンはトラブルを抱えていて、翌周にリタイア。レースは15周でチェッカーとなり、大倉選手はトップと4~5秒差の状態で最後まで走り切って2位、鈴村選手は3位、田中選手は4位となった。鈴村選手はIA昇格6年目で初表彰台登壇を果たした。


IA-2 ヒート1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 大城 魁之輔 Honda Dream Racing Bells HONDA `27.33.43
2位 大倉 由揮 bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルド YAMAHA `27.38.68 Dunlop ユーザー
3位 中島 漱也 YAMALUBE RACING TEAM with レーシングチーム鷹 YAMAHA `27.39.56 Dunlop ユーザー
4位 鈴村 英喜 TEAM HAMMER ホンダ学園 HONDA `27.42.27 Dunlop ユーザー
6位 田中 雅己 Team Kawasaki R&D KAWASAKI `27.45.15 Dunlop ユーザー
7位 森 優介 Team ITOMO HONDA `27.56.95 Dunlop ユーザー

IA-2 ヒート2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 大城 魁之輔 Honda Dream Racing Bells HONDA `27.34.74
2位 大倉 由揮 bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルド YAMAHA `27.38.54 Dunlop ユーザー
3位 鈴村 英喜 TEAM HAMMER ホンダ学園 HONDA `27.41.85 Dunlop ユーザー
4位 田中 雅己 Team Kawasaki R&D KAWASAKI `27.46.31 Dunlop ユーザー
6位 中島 漱也 YAMALUBE RACING TEAM with レーシングチーム鷹 YAMAHA `27.52.30 Dunlop ユーザー
9位 浅井 亮太 bLU cRU フライングドルフィン サイセイ YAMAHA `28.05.73 Dunlop ユーザー


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IA-1

富田俊樹選手は、あと一歩でシリーズタイトルを逃す

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新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、5月上旬に実施予定だった第2戦中国大会は半年以上も延期。このため、第5戦近畿大会の中止で最終的には全6戦で競われることになった今季の全日本モトクロス選手権は、11月27日(土)~28日(日)の“第2戦”で締めくくられることになった。その舞台は、広島県の南東部にある世羅グリーンパーク弘楽園。高原の山中を切り開いた場所にある、アップダウンに富むハイスピードコースだ。路面は乾くとかなり固く締まり、表面の土が飛ばされると岩盤が露出しやすいが、今大会は事前に土砂を搬入しながら入念な整備が施されたことに加え、土曜日に時々小雨が降ったり日曜日早朝に霜が降りたりしたことで路面が水分を適度に含んだため、固すぎないベストな状態が保たれた。異例の11月末開催とあって、日没を考慮したタイムスケジュールを導入。このため、全日本格式となる各クラスの決勝レース時間は、いつもよりそれぞれ5分短縮された。

最高峰のIA1では、ヤマハファクトリーチームの富田俊樹選手(#2)がトップと1点差のランキング2番手、そのチームメイトとなる渡辺祐介選手(#3)がトップと18点差の同3番手で、逆転タイトル獲得に臨んだ。決勝ヒート1は、その富田選手がレース序盤から2番手、渡辺選手が3番手、カワサキファクトリーチームの能塚智寛選手(#5)が4番手を走行。能塚選手までの4台が後続を引き離してトップグループを形成した。
集団の先頭を走るのは、ランキングトップのライバル。レース終盤、富田選手はその距離を1秒以内に詰めた。ラスト3周となった13周目、能塚選手が渡辺選手をパス。富田選手と能塚選手はトップに肉迫し、最終ラップ直前で富田選手が先行した。しかし再逆転を許すと、今度は能塚選手が富田選手をパス。最後は能塚選手がトップに迫るもわずか0.11秒届かず、能塚選手が2位、富田選手が3位、渡辺選手が4位、1周目12番手と出遅れたホンダを駆る小方誠選手(#4)が5位となった。

決勝ヒート1の結果により、富田選手とランキングトップのポイント差は10点に拡大。とはいえ、ヒート2で富田選手が優勝してライバルが4位以下なら、富田選手が逆転できる状況だった。そのスタート直後、富田選手とランキングトップのライバルが、激しいバトルを展開。両者が転倒してライバルが転倒した。これで富田選手はトップ、相手は1周目21番手。3周目の段階で、2番手は渡辺選手、3番手は能塚選手、4番目は小方選手となった。
ここから富田選手は、後続を一時は3~4秒離したが、6周目に能塚選手が渡辺選手を抜いて2番手に浮上すると、その後は富田選手と能塚選手の距離が詰まった。そして12周目、ついに両者が接近戦。翌周、富田選手は2番手に後退した。ライバルが4番手まで浮上したことから、このままでは王座を逃す富田選手は、ラスト2周で猛プッシュ。しかし能塚選手が勝利し、富田選手はタイトル獲得を逃した。富田選手が2位、渡辺選手が3位で、ダンロップ勢は表彰台を独占して今季を締めくくった。


IA-1 ヒート1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 山本 鯨 Honda Dream Racing Bells HONDA `26.52.06
2位 能塚 智寛 Team Kawasaki R&D KAWASAKI `26.52.17 Dunlop ユーザー
3位 富田 俊樹 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `26.53.28 Dunlop ユーザー
4位 渡辺 祐介 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `26.59.23 Dunlop ユーザー
5位 小方 誠 Honda Dream Racing HAMMER HONDA `27.25.96 Dunlop ユーザー
9位 安原 志 八尾カワサキ ANNEX KAWASAKI `27.51.33 Dunlop ユーザー

IA-1 ヒート2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 能塚 智寛 Team Kawasaki R&D KAWASAKI `27.01.17 Dunlop ユーザー
2位 富田 俊樹 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `27.02.17 Dunlop ユーザー
3位 渡辺 祐介 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `27.05.10 Dunlop ユーザー
5位 小方 誠 Honda Dream Racing HAMMER HONDA `27.15.88 Dunlop ユーザー
6位 池谷 優太 TEAM HAMMER HONDA `27.29.05 Dunlop ユーザー
7位 池本 凌汰 KTMうず潮レーシング福山 KTM `28.00.99 Dunlop ユーザー