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レディース

本田七海選手が2位、楠本菜月選手が全日本初表彰台の3位

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今年からホンダの4ストマシンに乗る久保まな選手(#3)が、前戦に続いてホールショット。連勝に向けて好スタートを切った。ランキング2番手の本田七海選手(#2)は、1周目で3番手浮上も前とは約4秒差とやや苦しい展開。2周目、予選から好調な走りを披露していた楠本菜月選手(#5)が、4番手に順位を上げた。3周目、トップを守っていた久保選手が転倒。再スタートに時間を要し、久保選手は12番手まで後退してしまった。

4周目、トップのライダーが転倒したことで本田選手が先頭に。しかし翌周に抜かれ、本田選手は2番手に後退した。レース後半、本田選手はトップを1~2秒差でマーク。しかし詰め寄ることはできず、8周チェッカーのレースで2位となった。レース序盤から単独走行が続いた楠本選手は、3位でゴールしてうれしい全日本初表彰台登壇。久保選手は4周目だけで5台を抜く追い上げをみせ、トップ2とほぼ互角のベストラップタイムも記録して4位に入賞した。


レディース 決勝Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 川井 麻央 T.E.SPORT HONDA `19.36.19
2位 本田 七海 bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルド YAMAHA `19.39.68 Dunlop ユーザー
3位 楠本 菜月 actionracing with alphathree HUSQVARNA `20.09.45 Dunlop ユーザー
4位 久保 まな Honda Dream京都東 TEAM HAMMER HONDA `20.17.13 Dunlop ユーザー
5位 箕浦 未夢   YAMAHA `20.40.64 Dunlop ユーザー
7位 木村 綾希 Team Power Band KAWASAKI `20.44.59 Dunlop ユーザー


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IA-2

スポット参戦のジェイ・ウィルソン選手が両ヒート制覇!

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今大会には、地元オーストラリアやニュージーランドの選手権で計6度のチャンピオン経験を持つジェイ・ウィルソン選手(#106)が、ヤマハの要請によりスポット参戦。決勝ヒート1、そのウィルソン選手はオープニングラップでトップに浮上した。2周目には、3番手に大倉由揮選手(#6)がポジションアップ。3周目には中島漱也選手(#10)も5番手まで順位を上げてきた。
レース序盤に4秒ほどのアドバンテージを確保したウィルソン選手は、そこから先はさらに2秒ほどリードを拡大しつつも、極端にペースアップせず後続との距離を測りながら走行。レースを支配下に置き、16周のレースでトップチェッカーを受けた。中島選手は、上位4台に離されて後続からのプレッシャーを受けながらも5番手をキープ。大倉選手は、終盤に2番手の選手に肉迫した。そして両者、そのままの位置でゴール。しかしレース後の車検で、排気音量規定オーバーにより失格となった。

決勝ヒート2では、大倉選手がホールショット。鈴村英喜選手(#15)がこれに続いたが、1周目に順位を落とし、代わって西條悠人選手(#5)が2番手につけた。ウィルソン選手は、やや出遅れながらも1周目3番手。翌周には西條選手を抜き、トップの大倉選手に迫った。しかし大倉選手も意地をみせ、3周目途中までウィルソン選手を抑えた。
4周目の段階で、トップはウィルソン選手。大倉選手が2番手、西條選手が3番手で、4番手以下は遅れはじめた。レース中盤、ウィルソン選手が4秒ほどリードを築く一方で、大倉選手と西條選手は激しい2番手争い。しかしここは大倉選手が守った。終盤、西條選手がやや遅れ、後続から1台が接近。最後は激しいバトルになったが、何度か順位を入れ替えた後に西條選手が競り勝った。そしてレースはウィルソン選手が優勝。大倉選手が2位、西條選手が3位でダンロップ勢が表彰台を独占した。


IA-2 ヒート1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 ジェイ・ウィルソン YAMALUBE YAMAHA RACING AUSTRALIA YAMAHA `33.55.44 Dunlop ユーザー
2位 鳥谷部 晃太 bLU cRU TEAM エムFACTORY YAMAHA `34.01.99
3位 大城 魁之輔 Honda Dream Racing Bells HONDA `34.12.05
5位 西條 悠人 ピュアテックレーシング KAWASAKI `34.22.85 Dunlop ユーザー
6位 田中 雅己 Team Kawasaki R&D KAWASAKI `34.44.92 Dunlop ユーザー
7位 森 優介 Team ITOMO HONDA `34.49.06 Dunlop ユーザー

IA-2 ヒート2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 ジェイ・ウィルソン YAMALUBE YAMAHA RACING AUSTRALIA YAMAHA `34.06.15 Dunlop ユーザー
2位 大倉 由揮 bLU cRU TEAM KOH-Z LUTZ with 秀光ビルド YAMAHA `34.09.20 Dunlop ユーザー
3位 西條 悠人 ピュアテックレーシング KAWASAKI `34.10.24 Dunlop ユーザー
8位 中島 漱也 YAMALUBE RACING TEAM with レーシングチーム鷹 YAMAHA `34.50.64 Dunlop ユーザー
9位 田中 雅己 Team Kawasaki R&D KAWASAKI `34.54.85 Dunlop ユーザー
10位 鈴村 英喜 TEAM HAMMER ホンダ学園 HONDA `35.06.97 Dunlop ユーザー


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IA-1

富田俊樹選手がヒート2優勝で、ランクトップに1点差まで迫る

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前戦は約4ヵ月のインターバルを挟んでの開催となった全日本モトクロス選手権だが、この第7戦はそこから2週間後の連戦状態。第59回MFJ-GPモトクロス大会として、宮城県のスポーツランドSUGOで10月23日(土)~24日(日)開催された。広大な敷地に、オンロードのサーキットやカートコースなどを有するSUGO。そのインターナショナルモトクロスコースは丘陵地にあり、アップダウンに富む。路面は粘土質で、水分が少ないとハードパック、ある程度の保湿状態だとワダチやギャップができやすい。
各クラスの予選が実施された土曜日は、朝から一時的に強めの雨が降り、その後は雲の流れに左右されて晴れと曇りと雨が次々に変化する状態。ただし、路面状況がマディになるほどではなかった。翌日の決勝日は晴れ時々曇り。前日より柔らかくなるよう整備され、その後は散水作業などによりベストコンディションが保たれたが、深いワダチが刻まれた。

最高峰のIA1は、30分+1周の2ヒート制。ダンロップ勢では、ヤマハファクトリーチームの渡辺祐介選手(#3)がランキングトップ、そのチームメイトとなる富田俊樹選手(#2)が渡辺選手と7点差のランキング3番手で今大会を迎えた。決勝ヒート1では、スタート直後に激しいマルチクラッシュが発生。これで渡辺選手が大きく出遅れた。レースは、トップの選手を富田選手とカワサキファクトリーチームの能塚智寛選手(#5)、ホンダに乗る小方誠選手(#4)が追う展開となった。
2周目に富田選手を抜いた能塚選手は、4周目にトップ浮上。直後に反撃を受けたが耐え、レース中盤はトップを走行した。小方選手はトップ3から遅れて単独走行化。これで優勝争いが3台に絞られると、10周目に能塚選手は2番手に順位を下げた。するとここから能塚選手のペースがかなり落ち、翌周には富田選手が逆転。富田選手はトップに迫るも勝負には持ち込めず、16周のレースで富田選手が2位、能塚選手が3位、小方選手が4位となった。渡辺選手は8位まで追い上げてゴールした。

決勝ヒート2でも、渡辺選手が再びスタート直後のアクシデントに巻き込まれて転倒。1周目13番手と、苦しい戦いを強いられた。1周目、途中で先頭に立ったのは能塚選手。しかし2周目に転倒し、能塚選手は一度2番手に後退した。この周、富田選手は3番手にポジションアップ。3周目には能塚選手がトップを奪い返し、7番手まで回復してきた渡辺選手までが、1~2秒差のほぼ等間隔で連なった。
4周目以降、4番手以下がやや遅れはじめ、優勝争いは3台に。能塚選手が一時は3秒ほどリードを奪った。しかし7周目からややその差が詰まり、10周目には完全に接近。翌周、9周目に2番手へ浮上していた富田選手が能塚選手を抜いた。レース終盤、能塚選手は3番手のライダーに迫られたが、今回は順位を死守。レースは富田選手が優勝し、能塚選手が2位となった。渡辺選手は4位まで追い上げてゴール。これで、富田選手がトップと1点差、渡辺選手が同18点差で最終戦を迎えることになる。


IA-1 ヒート1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 山本 鯨 Honda Dream Racing Bells HONDA `33.37.57
2位 富田 俊樹 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `33.39.56 Dunlop ユーザー
3位 能塚 智寛 Team Kawasaki R&D KAWASAKI `34.10.80 Dunlop ユーザー
4位 小方 誠 Honda Dream Racing HAMMER HONDA `34.15.80 Dunlop ユーザー
7位 安原 志 八尾カワサキ ANNEX KAWASAKI `34.59.74 Dunlop ユーザー
8位 渡辺 祐介 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `35.11.66 Dunlop ユーザー

IA-1 ヒート2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 富田 俊樹 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `33.57.68 Dunlop ユーザー
2位 能塚 智寛 Team Kawasaki R&D KAWASAKI `33.59.39 Dunlop ユーザー
3位 山本 鯨 Honda Dream Racing Bells HONDA `33.59.96
4位 渡辺 祐介 YAMAHA FACTORY RACING TEAM YAMAHA `34.28.30 Dunlop ユーザー
5位 小方 誠 Honda Dream Racing HAMMER HONDA `34.49.88 Dunlop ユーザー
6位 安原 志 八尾カワサキ ANNEX KAWASAKI `35.08.11 Dunlop ユーザー