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JSB1000

Team KAGAYAMAの浦本選手が5位入賞を果たす

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JSB1000クラスは、鈴鹿戦に続いて2戦目となる。

今回は、120マイル(52周)の耐久レースとして開催される。
公式予選が予定されていた土曜日は、朝から雨がふる悪天候となる。さらに霧も出始めると視界不良という厳しい状況になってしまう。
結局、J-GP3以外のクラスの予選はキャンセルとなり、日曜日の朝に行われることになった。
日曜日も、朝からウェット・コンディションとなった。予選では、浦本修充選手(SUZUKI)が5位、加賀山就臣選手(SUZUKI)7位、中冨伸一選手(YAMAHA)9位、秋吉耕佑選手(HONDA)10位、渥美心選手(HONDA)は23位となった。

決勝当日も朝から雨が降り続く、生憎のコンディションとなった。
ル・マン式でスタートが切られると加賀山選手は好スタート切って、1コーナーで4位につける。
ところが、加賀山選手は2周目の1コーナーで津田拓也選手(SUZUKI)を抜いた直後にクラッシュ。そのまま戦列を離れた。

一方、浦本選手は1周目7位につけ、その後着実に順位を上げていく。ディフェンディング・チャンピオンの中須賀克行選手(YAMAHA)など転倒車が相次ぐ波乱の展開の中、安定した走りを見せていく。
上位陣が18周目に入ったころ、転倒車がコース上に倒れたためにセーフティ・カーが入る。
約2分後、セーフティ・カーがピットに戻るとレースは再開された。
浦本選手は、23周目にピットに入ると給油を済ませてコースへ復帰。その後、前方を行く濱原颯道選手(SUZUKI)、渡辺一馬選手(KAWASAKI)に追いつき表彰台争いを展開する。
浦本選手は表彰台には惜しくも届かなかったが、5位でチェッカーを受けた。
また、秋吉選手は8位、渥美選手は15位。
中冨選手は6位につけていた中盤にマシン・トラブルが発生してピット・イン。コースに戻ったものの大きく順位を下げてしまい16位となった。

PhotoGallery


5位 浦本修充選手

「決勝日朝のウェットでの予選を走って、ドライよりはうまく走れることが分かった。決勝は自信を持って臨むことができたが、中盤以降、マシン的に少し厳しい部分が出て、走り方を変えたりしてなんとか対応しようとしたが、思うようにできなかった。自分が置かれた状況にうまく出来なかったのが悔しい。バイクは新型になり、電子制御がすごく入っていて、今まで乗ってきたバイクとは異なるライディングが求められるので、さらに走行時間を重ねて学んでいきたいと思う」

8位 秋吉耕佑選手

「木曜日の走り始めから調子は悪くなかったが、トラブルがあった。その対策をしたり、いろいろと試行錯誤していたが、解決できないままに決勝を迎えることになった。なんとか走りきろうと奮闘してチェッカーを受けたという感じです。52ラップを、緊張感を持って集中して走った。次戦までには解決して、納得できるレースがしたいです」

16位 中冨伸一選手

「朝の予選では、少し決勝に手応えを感じていた。レースは雨の中で転倒も多く、途中セーフティ・カーが入ったりの難しいコンディションだった。途中6位まで順位を上げてルーティンのピット・イン。ピットアウト直後にトラブルが出て、もう一度ピットに入ることになってしまった。これで21位まで下げてしまって、追い上げていったけど、16位でチェッカーとなった。悔しいレースでした」

リタイア 加賀山就臣選手

「SUGOに入って、前回の鈴鹿よりも良い状態で走ることができた。木曜、金曜とスムーズにマシンのセット・アップを進めることができ、フィーリングよく走ることができた。特にSUGOの雨は優勝経験もあって自信を持っていることもあり、手応えを感じる予選となった。それが結果的に攻めすぎになってしまったようで、前車をパスしようと1コーナーのインに飛び込んだら、転んでしまった。サポートしてくれている方々には、申し訳ないことをしてしまったのですが、気持ち的にもバイク的にも久し振りに前向きな状態でレースを戦えたのは、とてもポジティブだと感じています。次のもてぎでは、この悔しさを晴らす結果が出せるようがんばります」


JSB1000Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 高橋巧 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda HONDA 1:27'02.582  
2位 野左根航汰 YAMAHA FACTORY RACING YAMAHA 1:28'12.425  
3位 渡辺一馬 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI 1:28'25.561  
5位 浦本修充 Team KAGAYAMA SUZUKI 1:28'27.976  Dunlop ユーザー
8位 秋吉耕佑 au&テルル・Kohara RT HONDA 1:28'09.895  Dunlop ユーザー
15位 渥美心 UQ&テルル・Kohara RT HONDA 1:27'07.813  Dunlop ユーザー
16位 中冨伸一 HiTMAN RC 甲子園ヤマハ YAMAHA 1:27'11.589  Dunlop ユーザー

JSB1000Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 高橋巧 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda HONDA 70  
2位 渡辺一馬 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI 56  
3位 藤田拓哉 YAMALUBE RACING TEAM YAMAHA 55  
6位 秋吉耕佑 au&テルル・Kohara RT HONDA 47 Dunlop ユーザー
9位 中冨伸一 HiTMAN RC 甲子園ヤマハ YAMAHA 37 Dunlop ユーザー
10位 渥美心 UQ&テルル・Kohara RT HONDA 36 Dunlop ユーザー

※第3戦終了時点


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J-GP2

ベテランの井筒選手が5位に入る

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J-GP2クラスの予選も、日曜日に行われた。
石塚健選手(KAWASAKI)は5位、榎戸育寛選手(HONAD)6位、スポット参戦した伊藤勇樹選手(YAMAHA)7位。井筒仁康選手(KAWASAKI)は予選中に転倒したが8位につけた。
また、大木崇行選手(HONDA)11位、三原壮紫選手(SUZUKI)14位、ケミン・クボ17位につけている。

決勝レースが始まると、井筒選手は1周目から5位、大木選手6位、三原選手7位につける。
井筒選手は5位をキープしていくが、大木選手は9周目に転倒リタイアしてしまう。三原選手は悪天候の中でペースががらず11位に後退する。
一方、クボ選手は1周目の10位から追い上げて井筒選手の後方にまで迫ったが、11周目に転倒してしまった。
井筒選手はそのまま5位でゴールし、三原選手は8位で完走した。
また、序盤に転倒した石塚選手は、最後尾から追い上げて9位に入っている。
伊藤選手、榎戸選手は1周目に転倒してリタイアした。

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J-GP2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 水野涼 MuSASHi RT HARC-PRO. HONDA '30.38.457  
2位 関口太郎 SOX Team TARO PLUSONE HOND '30.38.829  
3位 生形秀之 エスパルスドリームレーシング SUZUKI '30.42.301  
5位 井筒仁康 WillraiseracingRS-ITOH KAWASAKI '31.13.588 Dunlop ユーザー
8位 三原壮紫 Team KAGAYAMA SUZUKI '32.11.620 Dunlop ユーザー
9位 石塚健 WILL-RAISEracingRS-ITOH KAWASAKI '32.20.597 Dunlop ユーザー

J-GP2Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 水野涼 MuSASHi RT HARC-PRO. HONDA 75  
2位 生形秀之 エスパルスドリームレーシング SUZUKI 58  
3位 関口太郎 SOX Team TARO PLUSONE HOND 47  
5位 榎戸育寛 MOTO BUM HONDA HONDA 44 Dunlop ユーザー
6位 石塚健 WILL-RAISEracingRS-ITOH KAWASAKI 37 Dunlop ユーザー
7位 柴田陸樹 RS-ITO&AUTOBOY KAWASAKI 36 Dunlop ユーザー

※第3戦終了時点


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J-GP3

小室選手がJ-GP3初優勝。ダンロップ勢が表彰台を独占

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J-GP3の公式予選だけは、ヘビー・レインという厳しいコンディションの中、土曜日に行われた。
ポール・ポジションを獲得したのは、小室旭選手(HONDA)。
「3年前に鈴鹿でポール・ポジションを獲得して以来ですが、そのときも雨だった。決勝は、雨でもドライでもトップ争いができるように、いろいろ準備しているので、ぜひ最高の結果を出したいです」と小室選手。
伊達悠太選手(HONDA)が3位でフロント・ローをゲット。
宇井陽一選手(IODA)が4位、今回からMORIWAKIレーシングからエントリーした栗原佳祐選手(HONDA)5位、中島元気選手(HONDA)6位、古市右京選手(KTM)10位につけた。

レイン・コンディションの中、決勝レースが始まると、宇井選手が好スタート。後ろから小室選手、伊達選手、栗原選手などが続く。
まずは宇井選手がレースをリード。小室選手、伊達選手、栗原選手がトップ・グループを形成する。
中盤に向けて、栗原選手が遅れ始め、宇井選手、伊達選手、小室選手の3台がトップ争いを展開する。
小室選手は7周目にトップに浮上。伊達選手が後方に続き、宇井選手は3位に後退する。
終盤になると、小室選手と伊達選手がテール・トゥ・ノーズのトップ争いを展開。最後まで僅差のバトルを演じていき、小室選手が最後まで伊達選手を抑えきってJ-GP3クラス初優勝を飾った。
2位の伊達選手に続いて、宇井選手が3位に入り、ダンロップ勢が表彰台を独占。
栗原選手はレース後半、長谷川聖選手(HONDA)に抜かれ、5位。古市選手は8位でゴールしている。

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優勝 小室旭選手(HONDA)

「朝のウォームアップで転倒してしまい、コンディションの確認ができていない中でレースが始まった。宇井選手の後ろについて学習し、リズムがつかめてからトップに出た。筑波では伊達選手に走りを見られて負けているので、前に出して、自分が仕掛けようとペースを落とした。前に出てくれなかったので自分の走りをするだけだと切り替え、勝つことができた。今日は母の日なので、1月に急逝した母にこの優勝を捧げたいです」

2位 伊達悠太選手(HONDA)

「スタートから思うようにペースが上がらず、後ろについて走りを見て、中盤からリズムをつかんで、自分の速い部分と遅い部分を見て、どこで勝負をしようかと考えて走った。最終ラップで仕掛けようと決めていましたが、今回は勝負どころが難しいレースでした。次戦は世界選手権が開催されるサーキットなので、それを意識しながら、しっかりと挑みたいです」

3位 宇井陽一選手(IODA)

「久しぶりに表彰台に登れたこと、長いこと一緒に仕事をしている小室選手と一緒に表彰台に上がれたことがすごくうれしい。序盤トップを走ったが、小室選手に抜かれたあたりから路面の水が少なくなり、今の自分の状況では辛くなってしまった。昨日の予選開始すぐにマシン・トラブルでシフターが壊れてしまい修理したが十分にテストができず、朝のウォーム・アップでも感触が戻らず多少の不安はあった。スタートして序盤は路面に水が残っていたので、最初は頑張ろうと思った。伊達選手に抜かれた後、ついていこうとも思ったが危険な感じが何回かあったのでペースを落とした。後半雨脚が強くなってきてペースを上げたが、その時には前との差が開きすぎていた。でも表彰台3人がダンロップ・ユーザーなので開発をさせてもらっている自分としてはうれしい限りです」


J-GP3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 小室旭 P.MU 7C HONDA '32.22.032 Dunlop ユーザー
2位 伊達悠太 BATTLE FACTORY HONDA '32.22.661 Dunlop ユーザー
3位 宇井陽一 41Planning IODA '32.40.765 Dunlop ユーザー
5位 栗原佳佑 MORIWAKI CLUB HONDA '32.44.523 Dunlop ユーザー
7位 中島元気 TEAM SRS-Moto HONDA '32.59.280 Dunlop ユーザー
8位 古市右京 KTMRACING.ASPIRATION KTM '33.11.877 Dunlop ユーザー

J-GP3Point

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 小室旭 P.MU 7C HONDA 47 Dunlop ユーザー
2位 伊達悠太 BATTLE FACTORY HONDA 47 Dunlop ユーザー
3位 宇井陽一 41Planning IODA 38 Dunlop ユーザー
4位 中島元気 TEAM SRS-Moto HONDA 34 Dunlop ユーザー
7位 古市右京 KTMRACING.ASPIRATION KTM 25 Dunlop ユーザー
8位 安村武志 犬の乳酸菌.jp/プリミティブRT プリミティブ 22 Dunlop ユーザー

※第3戦終了時点