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JSB1000

加賀山選手、7位&12位で今シーズンを終える

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2017年シーズンは最終戦を迎えた。今回は、第49回最終戦MFJグランプリということで、通常のポイントにボーナス・ポイント3点が加算される。
また、JSB1000クラスは、8周のレース1、20周のレース2が行われる。
秋晴れの中で行われた予選Q1。加賀山就臣選手(SUZUKI)は8位に入り、レース2のスターティング・グリッドは8位3列目からスタートする。
Q1の上位10台で行われるQ2では加賀山選手7位となり、レース1は7位3列目に並ぶ。
また、予選Q1で、秋吉耕佑選手(HONDA)13位、中冨伸一選手(YAMAHA)15位、浦本修充選手(SUZUKI)16位に入り、レース1、2とも、この順位からスタートする。

決勝当日も秋晴れに恵まれた。1レース目は、8周の超スプリント・レースとして行われた。さらにスタート直前に1台がストップしたことから、7周に減周された。
加賀山選手は抜群のスタートを切ると1コーナーに3位で進入する。1周目は5番手につけて周回を重ねていった。しかし、後半に入るとペースが鈍り、徐々に順位を下げて7位でチェッカーを受けた。
また、秋吉選手は12位、中冨選手は14位、浦本選手はマシンのマイナー・トラブルがでてしまい17位となった。

2レース目は、20周で行われた。
スタートが切られると、加賀山選手は好ダッシュを決めて1周目を4位で終了する。中盤に入ると、6番手につけて粘り強い走りを見せていった。
しかし、終盤になると順位を下げてしまう。結局、加賀山選手は12位でゴール・ラインを通過した。
また、秋吉選手は13位、浦本選手は14位。中冨選手は終盤リタイアした。

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レース1:7位  レース2:12位 加賀山就臣選手(SUZUKI)

「オートポリス、岡山といい流れで来て、今シーズン積み上げてきたものをうまく発揮できるようになり、攻められるバイクに仕上がった。久々に2分6秒台にタイムを入れることもでき、バイクのいいところを出せるようになってきた。第1レースは7位で、本当は表彰台圏内まで行きたかったが、難しかったですね。
第2レースは、最後まで安定したペースで走れるセット・アップができていなかったことで、タイムを落としてしまい、12位でフィニッシュした。マシン的にはすごくフィーリングも良かったし、ぜひそれを結果に繋げたかったので残念です。来年のことはまだ何も決まっていませんが、できるだけ早いタイミングで良いニュースをお知らせできるよう、チーム体制を作っていきたいと思っています」

レース1:17位、レース2:14位 浦本修充選手(SUZUKI)

「今回は、スペインで学んだことを上手く生かせればと考えていたが、流れも作れずセッティングも詰め切れず、悔いの残る最終戦となってしまった。今年ずっと抱えてきたトップとの差も詰められず、本当に悔しいです。たくさん課題があるので、シーズン・オフにじっくり考え、来年に向けた良い準備をしたい」


JSB1000 rece1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING YAMAHA 14'44.962  
2位 高橋巧 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda HONDA 14'48.871  
3位 野左根航汰 YAMAHA FACTORY RACING HONDA 14'49.095  
7位 加賀山就臣 Team KAGAYAMA SUZUKI 14'57.942 Dunlop ユーザー
12位 秋吉耕佑 au&テルル・Kohara RT HONDA 15'05.258 Dunlop ユーザー
14位 中冨伸一 HiTMAN RC 甲子園ヤマハ YAMAHA 15'11.432 Dunlop ユーザー
17位 浦本修充 Team KAGAYAMA SUZUKI 15'16.853 Dunlop ユーザー

JSB1000 rece2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING YAMAHA 42'24.991  
2位 高橋巧 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda HONDA 42'27.411  
3位 渡辺一馬 Kawasaki Team GREEN KAWASAKI 42'27.597  
12位 加賀山就臣 Team KAGAYAMA SUZUKI 43'21.093 Dunlop ユーザー
13位 秋吉耕佑 au&テルル・Kohara RT HONDA 43'27.881 Dunlop ユーザー
14位 浦本修充 Team KAGAYAMA SUZUKI 43'34.601 Dunlop ユーザー
リタイア 中冨伸一 HiTMAN RC 甲子園ヤマハ YAMAHA 39'03.766 -2 laps Dunlop ユーザー

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J-GP2

榎戸選手がトップで転倒。石塚選手が3位に入る

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予選では、榎戸育寛選手(HONDA)がポール・ポジションを獲得した。
「ポール・ポジションはとれたが、狙っていたタイムにはまったく届いてないので不満です。決勝に向けてはとても良い感じです。日本グランプリにワイルド・カード参戦して、大きく変わった。フォームや走り方、セッティングも全然違うので、その効果もあるのかなと思っている。決勝では、落ち着いて走りながらも強さを見せたい」と榎戸選手。
また、石塚健選手(KAWASAKI)4位、柴田陸樹選手(KAWASAKI)9位、三原壮紫選手(SUZUKI)10位、K・ケミン選手(YAMAHA)12位。また、井筒仁康選手(KAWASAKI)18位につけた。

決勝レースがスタートすると、榎戸選手は関口太郎選手(HONDA)の後ろ2番手につけていき、オープニング・ラップでトップに浮上。そのご榎戸選手は後続を引き離しにかかる。
後ろから関口選手、水野涼選手(HONDA)などが続き、石塚選手は1周目は8番手につけていた。
トップの榎戸選手は中盤に向けて約1秒の差をつけていたが、7周目に転倒、そのまま戦列を離れた。
1周目8位だった石塚選手は、着実に追い上げて中盤4位にまで挽回していた。
そして、終盤には、水野選手も抜き去ると石塚選手は3位に浮上。3位表彰台をつかんだ。
また、三原選手6位、ケミン選手7位、柴田選手9位、井筒選手16位となった。

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3位 石塚健選手(KAWASAKI)

「結果的に表彰台に上がることができたのはうれしいが、序盤の展開は悔いが残った。スタート自体はうまくいったのですが、インに入られたときにはらんでしまい4、5台に抜かれてしまった。オープニング・ラップで失敗して、そこから追い上げたレースなので、悔しさ半分、うれしさ半分です。終盤は、厳しい状況だったので3位キープしました」


J-GP2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 作本輝介 Team 髙武 RSC MORIWAKI '32.52.491  
2位 関口太郎 SOX Team TARO PLUSONE HONDA '32.52.862  
3位 石塚健 WILL-RAISEracingRS-ITOH KAWASAKI '32.57.668 Dunlop ユーザー
6位 三原壮紫 Team KAGAYAMA SUZUKI 33'12.830 Dunlop ユーザー
7位 K・ケミン Thailand ヤマハチームノリック YAMAHA '33.13.273 Dunlop ユーザー
9位 柴田陸樹 RS-ITOH&AUTOBOY KAWASAKI '33.25.425 Dunlop ユーザー
リタイア 榎戸育寛 MOTO BUM HONDA HONDA '13.10.282 -9 laps Dunlop ユーザー

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J-GP3

伊達選手が優勝して、初タイトル獲得を決める

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タイトル争いが接戦になっているJ-GP3クラス。目下ランキング4位につけ、タイトル争いに可能性を残している中島元気選手(HONDA)がポール・ポジションを獲得する。
「チームと僕のホーム・コースで、ポール・ポジションを獲れたことは凄く嬉しいが、タイム的にはまったく出せていないので、その反面悔しい。決勝レースは前回のように混戦になると思うが、後ろのことは気にせずに全力でぶっちぎりたい」と中島選手は話した。

目下首位につける小室旭選手(HONDA)2位、山中琉聖選手(HONDA)3位がフロント・ローに並ぶ。
ランキング2位で逆転タイトルを狙う伊達悠太選手(HONDA)は6位、ランキング3位の古市右京選手(KTM)は10位となる。
また、前戦のウィナー、栗原佳祐選手(HONDA)は4位、ベテランの宇井陽一選手(IODA)5位、安村武志選手(PRCS)8位、佐野勝人選手(PRCS)11位につける。

決勝レースがスタートすると、山中選手がホール・ショット。後ろから小室選手、中島選手などが続く。
序盤から激しい順位争いが展開され、4周目になると中島選手、伊達選手、山中選手、小室選手、栗原選手がトップ争いを展開。毎周、順位を入れ替える混戦模様を披露していく。
終盤になると、さらに佐野選手、安村選手など3台も追いつきトップ集団は8台に膨れ上がる。
ラスト・ラップまで激戦が続いたが、最終コーナーをトップで立ち上がった伊達選手が優勝を決めると同時に、初タイトルを決めた。
続いて、栗原選手2位。15歳の山中選手が初の表彰台3位を獲得した。
小室選手は4位に終わり、伊達選手の逆転タイトル獲得を許してしまった。
佐野選手5位、安村選手6位でゴールし、上位6台をダンロップ勢が占めた。
また、中島選手は最後のシケインではらんでしまい8位。古市選手はペースが上がらず9位、宇井選手は12位に入った。

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優勝、2017年 J-GP3チャンピオン 伊達悠太選手(HONDA)

「混戦のレースになり、自分のペースを作るのが難しかった。それでも、常に前に出ることを意識しながら走った。最終ラップに勝負をかけて前に出ることは決めていて、作戦通りに勝つことができた。自分はミニ・バイクでチャンピオンになった経験はあるが、それ以外は、タレント・カップでも首位で最終戦に挑んで転倒してしまって、チャンピオンになれなかった。今回はしっかりとタイトルが取れてうれしいです」

2位 栗原佳祐選手(HONDA)

「予選で転倒して、マシンを修復してグリッドに並べられるようにしてくれたチームに感謝しています。その感謝を優勝で返したかったが、出来なかったのは残念です。今回は岡山国際のセッティングから、さらにレベル・アップした仕様を試した中で転倒してしまった。それでも、表彰台に上がることが出来てよかったです」

3位 山中琉聖選手(HONDA)

「レース・ウイークの走り出しから、調子がよくなくて、逃げ切るレースは難しいと思っていたので、一歩引いた状態で、トップ争いを見ながら作戦を考えていた。最終ラップで130Rからシケインにかけて前に出たかったが、それが出来なくて悔しい。全日本では初の表彰台ですが、うれしい気持ちよりも、やっぱり勝てなかった悔しさの方が大きいです。」


J-GP3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 伊達悠太 BATTLE FACTORY HONDA '28.10.219 Dunlop ユーザー
2位 栗原佳祐 MORIWAKI CLUB HONDA '28.10.323 Dunlop ユーザー
3位 山中琉聖 テルル・MotoUPレーシング HONDA '28.10.338 Dunlop ユーザー
4位 小室旭 P.MU 7C HONDA '28.10.587 Dunlop ユーザー
5位 佐野勝人 犬の乳酸菌.jp/プリミティブRT PRC '28.10.664 Dunlop ユーザー
6位 安村武志 犬の乳酸菌.jp/プリミティブR.T PRCS '28.10.837 Dunlop ユーザー
8位 中島元気 TEAM SRS-Moto HONDA '28.13.815 Dunlop ユーザー
9位 古市右京 KTMRACING.ASPIRATION KTM '28.15.921