• 天気:9日:雨 10日:晴れ
  • 気温:9日:25度 10日:34度
  • 観客:9日:3,500人、10日:4,800人

JSB1000

中冨選手がウェットで10位を獲得

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コロナ禍の影響で全日本ロードレースは延期され、8月9日にようやく開幕戦が宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

予選が行われた9日(日)は生憎のウェット・コンディションとなった。HiTMAN RC甲子園ヤマハの中冨伸一選手は、ダンロップ・ユーザーとしてただ一人エントリー。今年も市販車に近いヤマハYZF-R1での参戦となる。

前日のフリー走行で転倒していたが、レース1のグリッドを決める予選1で16番手。レース2のグリッドを決める予選2では15番手につけた。

レース1は、9日の午後、ウェット・コンディションで行われた。久々のレースが悪コンディションということもあり、転倒車が続出。その中で、中富選手は安定した走りで10番手でゴールした。
翌日のレース2は、34度という猛暑の中でのレースとなった。中冨選手は粘り強い走りを見せ12番手につけていたが、終盤マシンにマイナートラブルがでてしまい14位となった。

コメント

レース1・10位 レース2・14位 中冨伸一選手(YAMAHA)

「コロナの影響で久々のレースでした。雨の中のレース1は難しかったが、しっかり走り切ることができました。
レース2は日陰の温度計でも35度の猛暑でのレースでした。レース中トラブルが出てしまいましたが、無事14位でチェッカーを受ける事ができました」

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JSB1000レース1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 野佐根航汰 YAMAHA FACTORY RACING YAMAHA 40'45.635
2位 清成龍一 Keihin Honda Dream SI Racing HONDA 41'05.220
3位 濱原颯道 Honda Dream RT 桜井ホンダ HONDA 42'02.219
10位 中冨伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ YAMAHA 42'11.013 -1 lap Dunlop ユーザー

JSB1000レース2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 野左根航汰 YAMAHA FACTORY RACING YAMAHA 35'24.998
2位 水野涼 MuSASHi RT HARC-PRO.Honda HONDA 35'35.042
3位 渡辺一樹 YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACING SUZUKI 35'38.357
14位 中冨伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ YAMAHA 35'38.483 -1 lap Dunlop ユーザー

ST1000

高橋選手がポール・トゥ・ウィンで優勝を決める

ST1000クラスが今年から新設された。市販車に近い1000ccのマシンで戦い、ダンロップがオフィシャル・サプライヤーとして全車にタイヤを供給する。

初の予選は、ウェット・コンディション。GPの経験もあるベテランの高橋裕紀選手(HONDA)がポール・ポジションを獲得した。
続いて、榎戸育寛選手(HONDA)、星野知也選手(BMW)が続く。

決勝レースがスタートすると高橋選手が好スタート。そのままレースをリードしていく。後ろから星野選手、作本輝介選手(HONDA)、名越哲平選手(HONDA)などが続き先頭集団を形成する。
8周目に名越選手が馬の背コーナーで転倒。さらに作本選手も馬の背コーナーで転んでしまう。
高橋選手は終盤、星野選手を引き離すとST1000クラス初のウィナーとなった。
星野選手が2位、後方から追い上げた津田拓也選手(SUZUKI)が3位に入っている。

コメント

1位 高橋裕紀選手(HONDA)

「余裕は全くなく、常にコンディションに合わせた最善の走りを心掛けた。スタートでトップに出て、そのまま引き離せればいいなとは思っていたが、逆に後ろからつつかれていたので厳しい状況だった。全力で走っていた結果なので、抜かれたら抜かれたで、その後の展開は、そのときに考えようと思っていた。中盤以降、後ろが離れたので、とにかく集中して走ることを心掛けた」

2位 星野知也選手(BMW)

「事前テストから高橋選手が抜けている存在だったが、ドライでもついて行きたいと思っていた。スタートが決まり、高橋選手について行けるだけついて行って、仕掛ける余力があれば勝負しようと思っていた。前半はついて行けたが、中盤あたりから厳しかった。最後は、チームに表彰台を持ち帰ろうと集中して走った」

3位 津田拓也選手(SUZUKI)

「事前テストは、初日しか参加できず、大雨で数周したのみで、レース・ウイークの土曜日も初日、2日目と雨でドライを全く走っていなかった。しかも初日、2日目と大きな転倒をして、身体も万全ではなかった。チームがいいバイクを用意してくれたので表彰台に上がることができた。次回の岡山は、事前テストからしっかりマシンをセット・アップして臨みたい」

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ST1000Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 高橋裕紀 日本郵便HondaDream TP HONDA '19.44.129 Dunlop ユーザー
2位 星野知也 TONE RT SYNCEDGE4413 BMW BMW '19.49.859 Dunlop ユーザー
3位 津田拓也 WestPower・S-SPORTS・SUZUKI SUZUKI '20.05.171 Dunlop ユーザー

J-GP3

村瀬選手が独走ウィン

ウェットの予選では、村瀬健琉選手(HONDA)がポール・ポジションをゲット。
小室旭選手(KTM)、古里太陽選手(HONDA)が2、3位に続く。上位3台をダンロップ勢が占めた。

決勝レースがスタートすると、村瀬選手が1周目からトップに立つが、5周目にシケインで転倒車が出て赤旗中断。
12周のレースとして再スタートした。
オープニング・ラップからトップに立ったのは村瀬選手ですぐ様引き離しにかかる。
2位争いは小室選手、古里選手、高杉奈緒子選手(KTM)、成田彬人選手(HONDA)が展開していく。
村瀬選手はそのまま後続を寄せ付けず、4秒以上の差をつけて開幕ウィン。
2位争いは小室選手が制した。3位には古里選手が入っている。
上位8位までをダンロップ勢が独占した。

コメント

1位 村瀬健琉選手(HONDA)

「決勝レースはいいペースでリズムを作りながら周回できた。チームが走ることに集中できる環境を作ってくれたので、事前テストからいいタイムを刻むことができた。スタートのやり直しでクラッチに若干問題が出たが、レース中にトラブルが出なかったことは幸運でした」

2位 小室旭選手(KTM)

「トップグループにいたが、先ずはゴールすることがチームやスポンサーの皆さんにお返しすることだと思い、途中から2位狙いに変更した。無事に2位でゴールできてホッとした。今年、自分のチームを立ち上げて多くの人のサポートがあって、この場にいられることをまずは感謝したい。そして、コロナ禍の中でレースを開催してくれたSUGOさんにも感謝しています」

3位 古里太陽選手(HONDA)

「今大会は出場する予定はなかったが、アジアタレントカップが中止となり、レース参戦の機会が無い中で、周りの人たちが準備してくれたおかげで参戦できた。すごく感謝していると同時に、勝つことができなくて大変申し訳ない気持ちです。序盤にセカンド・グループの先頭に立ったが、逃げられるだけのタイムで走れなかった。抜かれてからは、離されないようにしていたが、離れてしまいすごく悔しいです」

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J-GP3Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 村瀬健琉 Team TKR HONDA '19.24.648 Dunlop ユーザー
2位 小室旭 Sunny moto planning AKR KTM '19.28.915 Dunlop ユーザー
3位 古里太陽 Team WAKO'S HONDA '19.29.036 Dunlop ユーザー