MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第６戦

優勝　尾野弘樹選手（HONDA）

「今日は想定していたとおりのレースができた。スタートからプッシュして、安全マージンをとっていった。長いレースだったが、集中して走ることができた。ポイント差が大きいので、チャンピオン獲得は難しいとは思うが、まだあきらめてはいないので、勝ちにいきます。まずは勝つしかないので、勝った上で結果を受け止めたい」

２位　細谷翼選手（HONDA）

「最初から尾野選手についていきたかったが、ついていけなかった。小室選手が前にいて、２位になるためには、後ろについて、小室選手のミスを待つしかないのかと思ったが、ミスはなく、仕掛けて前に出た。抜き返されたが、絶対に２位になりたかったので、無理矢理抜きました。２位で表彰台に登れてよかったが、やっぱり、尾野選手に追いつけなかったのが悔しいので、次戦では必ず追いつきます」

３位　小室旭選手（KTM）

「悔しい３位ですが、チャンピオンシップを考えると最低限の仕事はできたと思う。新しくシケインができたが、あまりトラブルはなかった。難しさが加わっていいと思う。ここまでチャンピオンに向けて順調に進めてきたので、最終戦でしっかり走って、タイトルをとりたいと思います」

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市販者に近いマシンで参戦している中冨伸一選手（YAMAHA）は、予選13位につけた。
スタートが切られると、中冨選手は好ダッシュをみせて、序盤10番手につける。さらに、前の集団を追いかけていく。　しかし後半に入ると、ペースが鈍り、苦しい展開となる。最終的には、13位でチェッカーを受けた。

コメント

13位　中冨伸一選手（YAMAHA）

「序盤は10番手につけて、出だしはよかった。前の集団に追いつけそうな手応えがあった。その後、徐々にペースを維持するのが厳しくなり後退して、13位となった。次の最終戦もがんばります」

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第６戦の舞台は、岡山県の岡山国際サーキット。一昨年は台風、昨年はコロナ禍で中止だったため、３年振りの開催となった。
ドライ・コンディションで行われた予選では、作本輝介選手（HONDA）がポール・ポジションを獲得した。
首位の渡辺一馬選手（HONDA）は３番手に並ぶ。
　
決勝レースがスタートすると作本選手がホール･ショット。後ろから岡本裕生選手（YAMAHA）、岩戸亮介選手（KAWASAKI）などが続く。
トップの作本選手はすぐさま後続を引き離していく。
２位争いは、岡本選手と岩戸選手が展開。首位の渡辺選手は、３位争いの後方で４番手につける。
中盤になると、トップの作本選手の独走態勢。後方で、岡本選手と岩戸選手が競り合っていたが、岩戸選手は残り２周というところで転倒してしまう。これで岡本選手が単独２位となった。
また、単独４位を走行していた渡辺選手が、ひとつ順位をあげて３位表彰台をつかんだ。
この結果、ポイント・テーブルでは、首位の渡辺選手と２位作本選手の差は、19点となった。

コメント

優勝　作本輝介選手（HONDA）

「雨が降らず、天候に恵まれた。決めていたタイムを維持することはできなかったが、勝つことができてよかった。今回は後続から逃げて勝とうと思っていた」

２位　岡本裕生選手（YAMAHA）

「シーズン６戦目にしてやっとまともなレースができたと思います。予選からずっと作本選手が速くて、レースでも追いつけなかった。次のオートポリスは事前テストで好調だったので、優勝を狙っていきたい」

３位　渡辺一馬選手（HONDA）

「スタートに失敗して、シケインの混乱にあって、トップと離れてしまった。その後４番手まで上がって、２番手までは追いつけそうな位置にいたが、届かなかった。３番手の選手の転倒で３位という結果だが、３位を取るという仕事はできたと思う。現在、ランキング・トップで、タイトルが近いところにあるので、それを意識しつつ、最終戦では自分の強さを最大限に発揮して、いい形でシーズンを終えたい」

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