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ST1000
國峰選手が埜口選手に競り勝ち初優勝を決める
ドライ・コンディションで行なわれた予選では、渡辺一馬選手(HONDA)がコース・レコードを更新する速さで、ポール・ポジションを獲得した。
続いて、國峰琢磨選手(HONDA)2位、南本宗一郎選手(Yamaha)3位、高橋裕紀選手(HONDA)4位、スポット参戦の埜口遥希選手(HONDA)5位につけた。
決勝当日もドライ・コンディションに恵まれた。レースがスタートすると埜口選手が好ダッシュを決め、高橋選手、渡辺選手が後ろから続くが、2周目のメイン・ストレートで中団のライダーに多重クラッシュがあり、赤旗中団。
レースは、JSB1000の後で行なわれることとなった。
2度目のスタートが切られると、渡辺選手がホール・ショット。埜口選手、高橋選手、國峰選手などが続く。
4周目に渡辺選手がトップに立つと、國峰選手、埜口選手、高橋選手、南本選手などが僅差で続く。
8周目、國峰選手が先頭に上がると、引き離しにかかる。埜口選手は渡辺選手を抜き去ると、國峰選手を猛追。終盤は、國峰選手と埜口選手がトップ争い、高橋選手と渡辺選手が3位争いとなる。
ラスト・ラップ、馬の背コーナーで埜口選手が前に出るが、國峰選手がすぐに逆転。そのまま埜口選手を抑えきると、國峰選手が初優勝を達成。埜口選手は2位でゴールした。
続いて、高橋選手が渡辺選手を抑えて、3位表彰台を死守した。
コメント
優勝 國峰琢磨選手(HONDA)
「勝てたのは、清成龍一選手の代役でJSB1000に参戦できたことが大きいと思います。チーム・オーナーの好意で岡山国際で走り込みができたこともあります。玉田誠さんや清成さん、徳留和樹さんと先輩ライダーから厳しいアドバイスをもらい強くなれたと思います。最後まであきらめずに集中することを教えてもらいました。勝てて恩返しができてうれしい。よかったです」
2位 埜口遥希選手(HONDA)
「今年からアジアロードレース選手権に参戦をしています。スポーツランドSUGOでレースがあるので、そのテストの意味も含めてぜひ参戦したいとチームにお願いして、スポット参戦させてもらいました。レース・ウイークを通して、金曜日の雨の走行でやりたいことができず、狙っていたところまで詰め切れませんでした。レースではトップ争いができましたが、勝ちたかったので悔しいです。でも、國峰選手が速かったことを素直に認めなければならないと思います。次はアジアのレースがSUGOであるので、見てもらいたいです。今ランキング2位なので、ランキング・トップになれるように挑みます」
3位 高橋裕紀選手(HONDA)
「國峰選手がレース・ウイークを通して調子がよく、そこに続いていこうとしていましたが、渡辺選手とのバトルとなり、渡辺選手をパスした時にはトップ2台との差があり、追いつくことができずに残念です。それでもチャンピオンシップを考えると渡辺選手の前でゴールできたことはよかったと思います。次戦のオートポリスは2レース開催なので、ポイントを獲得できるように集中して挑みます」
ST1000Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 國峰琢磨 | TOHO Racing | HONDA | '23.53.056 | |
2位 | 埜口遥希 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | HONDA | '23.53.481 | |
3位 | 高橋裕紀 | JAPAN POST HondaDream TP | HONDA | '23.56.188 |