- 天気:曇り
- 観客:3150人
ST1000
渡辺選手が3連勝を決める
第7戦岡山は、全クラス開催となった。
ドライ・コンディションで行われた予選では、ポイント・リーダーの國峰啄磨選手(HONDA)が初のポール・ポジションを獲得。
5点差でランキング2位につける渡辺一馬選手(HONDA)が2番手。豊島怜選手(YAMAHA)が3位、高橋裕紀選手(HONDA)が4番手となる。
台風14号が九州に近づく中、タイム・スケジュールを早めて決勝は行われた。
レースが始まると國峰選手がホール・ショット。後ろから高橋選手、豊島選手、渡辺選手と続く。
國峰選手はそのままレースをリード。豊島選手、高橋選手、渡辺選手が2位争いを展開していく。
3周目、3番手につけていた豊島選手が第1ヘアピンで転倒してしまう。これで、高橋選手と渡辺選手の2位争いとなる。
トップの國峰選手は逃げ切りを図るが、終盤に向けて後続との差が詰まっていく。
レース終盤、渡辺選手は國峰選手のテールにぴたりとつける。高橋選手は単独3位となっていく。
残り2周となった14周目の1コーナーで渡辺選手は、國峰選手をとらえるとトップに浮上。そのままトップを守り切り、渡辺選手が今季3連勝を達成した。
國峰選手は2位となり、渡辺選手と國峰選手は同点首位で最終戦に臨むことになった。高橋選手は単独3位でゴールしている。
コメント
優勝 渡辺一馬選手(HONDA)
「レース・ウイークで、電気、車体といろいろと試して、やっと予選でいい状態になりました。それでも勝てる自信はなく、厳しいレースになると思っていました。この流れでも勝つことができたのは、勝てるマシンに仕上げてくれたチームのおかげだと思う。次の鈴鹿は、大好きなコースだし、鈴鹿8耐を含めてたくさん走れているので、楽しみです」
2位 國峰琢磨選手(HONDA)
「雨の影響で、コース・コンディションが変わり、その状況をつかみ切れず、自分のペースを作ることができなかった。周回遅れが出て、黄旗が出た時点で追いつかれ、そこからペースを上げていくことができなかった。次の鈴鹿は勝ちたいです。清成さんの代役で鈴鹿2&4に出たし、鈴鹿8時間耐久にも参戦できているので鈴鹿は走りこめています。とにかく勝つだけです」
3位 高橋裕紀選手(HONDA)
「スタートがうまくいって2番手につけ、逃げて行くだろうと考えていた國峰選手について行こうとしていました。渡辺選手も、追いついてくると思っていた。3人の戦いになるか、渡辺選手との2番手争いになるかと思っていました。とにかく、前に離されないようにといっぱい、いっぱいで、何度も転びそうになり、ぎりぎりの走りで精一杯でした。周回遅れを抜いてからはリズムが崩れてしまい、とても悔しいレースになってしまった。この3人の中で、実力で勝っていないのは自分だけなので、鈴鹿では力を示して勝ちたいです」
ST1000Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 渡辺一馬 | Astemo Honda Dream SI Racig | HONDA | '23.27.669 | |
2位 | 國峰琢磨 | TOHO Racing | HONDA | '23.28.063 | |
3位 | 高橋裕紀 | JAPAN POST HondaDream TP | HONDA | '23.29.816 |