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ST1000
渡辺選手が激戦を制して2年連続チャンピオンに輝く
2022年の最終戦を迎えた。ST1000クラスは、渡辺一馬選手(HONDA)、國峰琢磨選手(HONDA)が同点首位で並んでいる。
秋晴れの中で行われた予選では、國峰選手がポール・ポジションを獲得。岩戸亮介選手(KAWASAKI)2位、豊島怜選手(YAMAHA)3位と続く。渡辺選手は4位につけた。
決勝レースが始まると、國峰選手が好ダッシュを決めるが、予選5位スタートの南本宗一郎選手(YAMAHA)がトップに立つ。後ろから國峰選手、高橋裕紀選手(HONDA)、渡辺選手が続き、この4台がトップ集団を形成して、トップ争いを展開していく。
タイトルを争う國峰選手と渡辺選手と、高橋選手、南本選手の4人は後半に入っても僅差の戦いを続けていく。
終盤になると南本選手が少し遅れをとり、渡辺選手、國峰選手、高橋選手の激戦となる。
ラスト・ラップには渡辺選手、高橋選手、國峰選手のオーダーで突入する。息詰まる展開となるが、國峰選手はバック・ストレートで高橋選手をパスしてトップ渡辺選手を猛追していく。トップの渡辺選手は最後のシケインでも國峰選手を抑えきりチェッカー。優勝を決めて、2年連続チャンピオンを獲得した。
2位は國峰選手、高橋選手は3位となった。
コメント
優勝 渡辺一馬選手(HONDA)
「チャンピオンを獲得できたことは素直にうれしいですし、言葉にならないくらいの喜びです。同時にほっとしています。タイトルを取れるパッケージを作ってくれたチームに感謝しています。これはチームで勝ち取ったチャンピオンです。レースは4台のバトルになり、とてもペースが速く、その集団から抜け出せなかった。チャンピオン争いをする國峰選手、高橋選手とのバトルはプレッシャーがあった。その2人に勝って、チャンピオンになれたことを誇りたいと思います」
2位 國峰啄磨選手(HONDA)
「悔しいだけです。それでも、最終戦で、渡辺選手、高橋選手とトップ争いを最後までできたということは、成長できたということだと思います。この2人に勝つことができなければ先がないと思っているので、来年も戦うことができれば、しっかりと実力で勝てるライダーになりたいです」
3位 高橋裕紀選手(HONDA)
「自分はチャンピオン獲得のチャンスは低かったので、しっかり勝つレースがしたいと思って挑みました。自分のミスでコース・アウトしてしまい勝負のチャンスを失ってしまいました。それでも最終戦でレースらしいレースができたことは、うれしく思っています」
ST1000Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 渡辺一馬 | Astemo Honda Dream SI Racing | HONDA | '25.52.525 | |
2位 | 國峰琢磨 | TOHO Racing | HONDA | '25.52.899 | |
3位 | 高橋裕紀 | JAPAN POST HondaDream TP | HONDA | '25.53.816 |