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ST1000
榎戸選手がポール・トゥ・ウィン
第3戦は、仙台郊外の山の中にあるスポーツランド菅生で開催された。ST1000クラスは、4月2日の開幕戦もてぎ以来2戦目となる。
予選が行われる土曜日の午前中はウェット・コンディション。午後は、徐々に路面が乾いていく中で行われた。
ポール・ポジションを獲得したのは榎戸育寛選手(HONDA)で、自身2度目の獲得となった。
「最後の5分くらいでなんとかトップ・タイムをとれた。事前テストから調子がいい。明日は優勝を目指してがんばります」と榎戸選手。
続いて、2年連続チャンピオンの渡辺一馬選手(HONDA)、國井勇輝選手(HONDA)が3番手に続いた。
決勝当日は晴天で、ドライ・コンディションに恵まれた。
レースがスタートすると榎戸選手がホール・ショット。國井選手、渡辺選手などが続く。
榎戸選手はそのままレースをリードしていく。
2位争いは渡辺選手、國井選手、予選7位から追い上げた國峰啄磨選手(HONDA)の3台となる。
トップの榎戸選手はハイ・ペースでリードを広げていく。
2位争いは、後半に入ると渡辺選手と國峰選手の戦いに絞られていく。
榎戸選手は4秒以上のリードを奪うと、今季初優勝を達成。2位争いは激戦となるが、渡辺選手が先にチェッカーを受け、開幕ウィナーの國峰選手は3位となった。
2戦を終えた時点では、2戦連続表彰台の國峰選手がランキング・トップ、5点差で2位に渡辺選手が付けている。ST1000クラスの次戦は、9月2~3日の第6戦オートポリスで開催される。
コメント
優勝 榎戸育寛選手(HONDA)
「最初からプッシュし続けて、行けるだけ行くという気持ちでした。トップを走っていたけど、きつかったです。チェッカーのときは、うれしいというよりやっと終わったという気持ちでした。昨年はJSB1000や鈴鹿8耐、アジアロードレース選手権と、いろいろなことを経験させてもらったので、その経験を活かすことができたと思う。ポール・トゥ・ウインは初めてなので、本当にうれしいです」
2位 渡辺一馬選手(HONDA)
「勝てなかったのは悔しいけど、テストから榎戸選手の調子がいいことは分かっていた。自分もアベレージ・タイムは悪くなかったので、ついていければ後半に勝負できるかなと思っていた。しかし、勝負するところまで、行けなかった。中盤以降は國峰選手とのバトルになり、最後に抜かれたが、抜き返すことができて2位になった。チームのおかげです。長いインターバルになるが、後半戦は勝ち続けたい」
3位 國峰琢磨選手(HONDA)
「予選ポジションが悪く、追い上げなければならず、上位に追いつくのに時間がかかった。勝ちたかったので、リスクを負いながらついて行った。渡辺選手との戦いでは、最終ラップのシケインで仕掛けて、前に出ることができたが、失速してしまい、抜き返されてしまった。悔しいですが2戦連続で表彰台に上がれたので、この結果を次につなげたい」
ST1000Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 榎戸育寛 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | HONDA | '26.43.893 | |
2位 | 渡辺一馬 | Astemo Honda Dream SI Racing | HONDA | '26.46.065 | |
3位 | 國峰啄磨 | TOHO Racing | HONDA | '26.46.157 |