- 天気:晴れ
- 気温:-度
- 観客:不明人
J-GP3
尾野選手が開幕3連勝を決める
第4戦は、筑波サーキットでJ-GP3クラスのみが行われた。
予選は、18日(日)の午前中に行われ、尾野弘樹選手(HONDA)が開幕戦以来2度目のポール・ポジションを獲得した。
「このサーキットではまだ勝ったことがないので、今回は勝ちたいです。暑くなると思うので、状況を見ながらがんばります」と尾野選手。
前戦で2位に入った中学3年生の池上聖竜選手(HONDA)は7位につける。
決勝レースが始まると、尾野選手がホール・ショットを決めて、そのままレースをリード。後ろから木内尚汰選手(HONDA)、高杉奈緒子選手(KTM)などが続く。
一方、池上選手はサイティング・ラップのスタートでエンジンがかからず、ピット・スタートを余儀なくされる。
中盤に向けて、尾野選手、大和颯選手(HONDA)、木内選手、高杉選手が先頭集団を形成する。
ところが、12周目に入ったところで高杉選手が1コーナーで転倒すると赤旗中断となる。
11周終了時点の順位でグリッドに並び、残り14周を戦うことになる。池上選手は15番手からのスタートとなる。
再スタートすると、尾野選手が再び好ダッシュ。後ろから木内選手、大和選手、若松怜選手(HONDA)が続き、この3台がトップ・グループとなる。終盤に入ると、尾野選手と大和選手の戦いに絞られる。
尾野選手は大和選手に追従されるが、最後までトップを守り切り、開幕3勝目を決めた。大和選手は2番手でゴールしたが、黄旗無視があったために30秒加算のペナルティを受けて19位降格。
池上選手は再スタート後に着実に挽回。セカンド集団のトップ、4位でチェッカーを受けていた。大和選手のペナルティで3位に上がり、池上選手は連続表彰台を獲得した。
コメント
優勝 尾野弘樹選手(HONDA)
「2レース制になり、難しいレースだった。再開レースは14周と短いので、スタート・ダッシュでなるべく逃げるレースがしたいと考えていた。大和選手の方がペースがあるのはわかっていたので、抜き返されたら抜き返すレースをしようと思っていた。最後まで抜かれることなくチェッカーを受けることができてよかった。このクラスに復帰して3年目、筑波では過去2年勝てなかったので、初優勝できたことを本当にうれしいです」
3位 池上聖竜選手(HONDA)
「予選で自己ベストが記録でき、決勝でも上位を狙おうと思っていたのに、エンストさせてしまい、ピット・スタートになってしまった。追い上げているときに赤旗になり、再スタート。15番グリッドから4位まで追い上げることができ、上位選手のペナルティで3位に繰り上がりました。まだまだですが、しっかり自分の課題に取り組んで次のレースに備えたいです」
J-GP3Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 尾野弘樹 | P.MU 7C GALE SPEED | HONDA | '14.12.264 | |
2位 | 若松怜 | JAPAN POST HondaDReam TP | HONDA | '14.13.687 | |
3位 | 池上聖竜 | TN45 with MotoUP Racing | HONDA | '14.17.317 | |
6位 | 高平理智 | Team TARO PLUSONE | HONDA | '14.21.920 | |
8位 | 小田喜阿門 | 56RACING | HONDA | '14.24.966 | |
10位 | 岡崎静夏 | JAPAN POST HondaDream TP | HONDA | '14.29.769 |