- 天気:2日:晴れ 3日:晴れ
- 気温:-度
- 観客:不明人
ST1000
榎榎戸選手、荒川選手が優勝。渡辺選手はレース2で転倒を喫す
第6戦は、九州、大分県にあるオートポリス国際で開催された。今回は、土曜日と日曜日にそれぞれ1レースずつ行われる。
ドライ・コンディションで迎えた予選では、渡辺一馬選手(HONDA)がコース・レコードを更新してポール・ポジションを獲得した。
続いて、20歳の荒川晃大選手(HONDA)が2位、國峰琢磨選手が3位に続いた。この順位でレース1に臨んだ。
セカンド・タイムの順位でも、渡辺選手が1位。國峰選手が2位、荒川選手3位。この順位で日曜日のレース2に臨む。
レース1
決勝レースがスタートすると荒川選手がホール・ショット。後ろから予選4位スタートの榎戸育寛選手(HONDA)、渡辺選手、國峰選手などが続く。
1周目に榎戸選手がトップに上がり、荒川選手、渡辺選手、國峰選手が僅差で続き、この4台がトップ集団を形成する。
後半に入ると、榎戸選手と荒川選手がトップ争い、渡辺選手と國峰選手が3位争いとなる。
レース終盤、荒川選手と榎戸選手が何度もトップを入れ替える激戦を展開。榎戸選手がからくも勝利をつかんだ。荒川選手は惜しくも2位。
渡辺選手は終盤遅れてしまい、國峰選手が3位表彰台をつかんだ。
レース2
レース2は、3日の日曜日に行われた。スタートよく飛び出したのは荒川選手で、後ろから渡辺選手、國峰選手などが続く。
序盤から荒川選手、渡辺選手、國峰選手の3台がトップ争いを展開。6周目から渡辺選手がトップに立つ。
レース後半に入ると、トップの渡辺選手は引き離しにかかる。ところが、渡辺選手は残り3周というところで転倒してしまう。
替わってトップとなったのは荒川選手で、僅差で國峰選手が続く。この2台がトップ争いとなるが、ルーキーの荒川選手は國峰選手を抑えきり、初優勝を飾った。
3位には、レース1ウィナーの榎戸選手が入っている。
この結果、ポイントテーブルでは、首位の國峰選手とランキング2位に上がった榎戸選手が1点差。渡辺選手は3位に後退した。
コメント
レース1:優勝 レース2:3位 榎戸育寛選手(HONDA
「レース1の最終ラップの攻防では意地をみせました。勝ててよかったと思います。
レース2は、応援していただいた方々に申し訳ないレースをしてしまった。前戦のSUGO戦で勝って、レース1でも勝てたので、レース2もちろん勝ちたかったです。しかし、気温が上がり、路面温度も上がったコンディションに対応できなかった。
今回は(アジアロードレース選手権で亡くなった)埜口遥希選手と同じデザインのヘルメットをかぶって臨みました。埜口選手に強いレースを見せることができなかったことも悔しいです」
レース1:2位 レース2:優勝 荒川晃大選手(HONDA)
「レース1は、勝ちたかったのですが、自分の隙をつかれ、最後は抑えられてしまった。自分に弱さがあったのだと思います。自己ベスト・タイム付近でのバトルになり、自分が走ったことのない領域を走り、体力もきつかったです。
レース2の序盤にトップに立てましたが、渡辺選手に抜かれ、少しずつ離されてしまった。そのあとに渡辺選手が転倒してしまい、自分がトップとなりました。競り勝って得た勝利ではないので納得はしていませんが、優勝できたことはやっぱりうれしいです。アジアロードレース選手権や鈴鹿8耐と、いろいろな経験をさせてもらえたことが、とても大きいと思います」
レース1:3位 レース2:2位 國峰琢磨選手(HONDA)
「レース1は、予選結果をみて、渡辺選手との勝負になると思っていたので、渡辺選手をマークしていました。4台のトップ争いになり、渡辺選手のペースが落ちたときに自分も後退してしまい、その間にトップ2台との差が開いてしまいました。
レース2は、事前テストやレース・ウイークで経験したことのない暑いコンディションとなり、どう攻めていけばいいのか分からない状況でした。渡辺選手に離されないようについていったのですが、荒川選手に抜かれてしまいました。渡辺選手の転倒で、荒川選手とのトップ争いになりましたが、前に出ることができませんでした。悔しい結果ですが、条件がそろわない中でも表彰台に上る走りができたことは、シリーズ戦を考えれば、よかったと思います」
Photo gallery
ST1000 レース1Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 榎戸育寛 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | HONDA | '22.17.223 | |
2位 | 荒川晃大 | MOTOBUM HONDA | HONDA | '22.17.426 | |
3位 | 國峰啄磨 | TOHO Racing | HONDA | '22.20.482 |
ST1000 レース2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
1位 | 荒川晃大 | MOTOBUM HONDA | HONDA | '26.09.483 | |
2位 | 國峰啄磨 | TOHO Racing | HONDA | '26.10.562 | |
3位 | 榎戸育寛 | SDG Motor Sports RT HARC-PRO. | HONDA | '26.17.281 |