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国際A級スーパークラス

野崎史高選手が自身初の開幕戦優勝で好発進!

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全日本トライアル選手権シリーズの今季開幕戦となる近畿大会が、4月14日(日)に和歌山県の湯浅トライアルパークで開催された。最高峰の国際A級スーパークラスでダンロップタイヤD803GPを履く小川友幸選手(#1)は、昨年達成した史上初の6連覇をさらに上回るべく、第1戦に気合十分で臨んだ。一方、同じくダンロップを愛用して昨年度ランキング2位に進出した野崎史高選手(#2)をはじめ、ヤマハの王座奪還を狙うチャンピオン経験者の黒山健一選手(#3)、さらに柴田暁選手(#4)や小川毅士選手(#6)、若手のホープとなる氏川政哉選手(#6)らも、上位を目指して勝負に挑んだ。

国際A級スーパークラスの競技は、まず5時間20分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名がより難易度の高いふたつのスペシャルセクション(SS)に進む方式とされた。当日は雨になる予報だったことから、セクションは比較的難易度が抑えられていたが、実際は競技中に雨はほとんど降らず、わずかなミスも許されない神経戦となった。1ラップ目の結果は、黒山選手が唯一、すべてのセクションを減点0とする完璧なライディングでリード。野崎選手が減点2、小川友幸選手は減点6で黒山選手を追う展開となった。

2ラップ目は、ひとつの失敗が大きな痛手となった黒山選手を、野崎選手が逆転。追い上げてきた小川友幸選手も加えたトップ3が、SSで雌雄を決することになった。SS-1で小川友幸選手は失敗し、優勝争いから脱落。SS-2は黒山選手が減点0で走破したが、失敗(減点5)はなく足着き1回で着実に最終セクションをこなした野崎選手が逃げ切って、自身初の開幕優勝で全日本通算8勝目を獲得。黒山選手が2位、小川友幸選手が3位となった。

野崎史高選手のコメント

「今日は、どこかで減点5になれば順位が一気に3番手まで落ちてしまっておかしくない状況だったので、ものすごい緊張感のあるレースになりました。これまでは自分が失敗をして順位を落とすことが多かったのですが、今回はそこを耐えて逃げ切ることができて満足しています。シーズンの開幕戦から最高のスタートができたので、今後は逆に大きなプレッシャーがかかるとは思いますが、コンディションを崩さないよう戦っていきます」

黒山健一選手のコメント

「1ラップ目はオールクリーンすることができましたが、2ラップ目第9セクションのヒルクライムでのワンミスが、結果的に減点5となってしまったのが非常に悔やまれます。開幕戦の結果は2位に終わりとても残念ですが、ライディングとしては十分に手ごたえのある走りができました。僕としては今後に向けて非常によい感じの流れができたと思いますので、第2戦からもしっかり走りたいと思います」


国際A級スーパークラスResult

順位 選手名 チーム メーカー タイム減点 総減点 クリーン数
1位 2 野崎史高 Team FwO with YAMALUBE Yamaha 0 3 17 Dunlop ユーザー
2位 3 黒山健一 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 0
6 18 Dunlop ユーザー
3位 1 小川友幸 TEAM MITANI Honda 0
8 1 Dunlop ユーザー
4位 5 小川毅士 宗七音響 Wise Beta Team Beta 1
8 17 Dunlop ユーザー
5位 6 氏川政哉 GasGas with MITANI Gasgas 0
24 9 Dunlop ユーザー
6位 4 柴田 暁 Vertigo with Mitani Vertigo 0
26 10 Dunlop ユーザー

ポイントランキング

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 2 野崎史高 Team FwO with YAMALUBE Yamaha 20 Dunlop ユーザー
2位 3 黒山健一 YAMAHA FACTORY RACING TEAM Yamaha 17 Dunlop ユーザー
3位 1 小川友幸 TEAM MITANI Honda 15 Dunlop ユーザー
4位 5 小川毅士 宗七音響 Wise Beta Team Beta 13 Dunlop ユーザー
5位 6 氏川政哉 GasGas with MITANI Gasgas 11 Dunlop ユーザー
6位 4 柴田 暁 Vertigo with Mitani Vertigo 10 Dunlop ユーザー