R2 | 全日本トライアル選手権2021 | バイクのタイヤならDUNLOP

天気：晴れ時々曇り一時雨
気温：24度
観客：3,300人

国際A級スーパークラス

小川友幸選手が開幕2連勝でシリーズをリード！

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全日本トライアル選手権シリーズの第2戦となる関東大会が、5月30日（日）に栃木県のツインリンクもてぎで開催された。最高峰の国際A級スーパークラスでダンロップタイヤを履く小川友幸選手（#1）は開幕戦で逆転勝利を収め、通算11度目のチャンピオンに向けて好スタート。一方、小川友幸選手と同チームから参戦する若手の氏川政哉選手（#5）は、開幕戦で2位フィニッシュを果たし、注目度を上げて今大会に臨んだ。さらに、黒山健一選手（#3）や野崎史高選手（#2）らは開幕戦のリベンジに燃えていた。

国際A級スーパークラスの競技は、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名がより難易度の高いふたつのスペシャルセクション（SS）で勝負の決着をつけることになっていた。セクションはテクニカルで難しく、1ラップ目の途中から一時雨が降ったため、路面コンディションは悪化していった。競技の1ラップ目は、小川友幸選手が2番手に対してダブルスコアに近い大差をつけてトップに立ち、野崎選手、柴田暁選手（#6）、小川毅士選手（#4）、黒山選手と続いた。2ラップ目は、小川友幸選手がライバルたちにつけ入る隙を与えない強さを発揮して、トップを堅持。野崎選手も2番手を死守した。一方、黒山選手が追い上げて3番手に浮上していた。

そしてSSを迎えるはずだったが、雷雨による避難指示が出されて中止となり、2ラップ終了時点の順位で最終的なリザルトが決まることに。そして小川友幸選手が圧勝で開幕2連勝を達成し、野崎選手が2位、黒山選手は3位となった。以下4位に柴田選手、5位小川毅士選手、6位に氏川選手が入っている。

なお、第3戦中部大会と第4戦北海道大会は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で緊急事態宣言が発出されていることから、安全を最優先させるため延期となり、新しい開催日は後日発表される予定だ。

小川友幸選手のコメント

「今日はセクションが難しく設定されていましたが、それでも減点5を避けることができました。ほぼパーフェクトな走りだったのではないかという気がします。滑るところも散々練習してきましたし、ライバルたちがバタバタして減点3で終えるようなところでも、上手くすれば減点0でいけるかなというところまで考えられるくらい、レベルを上げています。開幕2連勝は久しぶり。こちらが有利な状況だとは思いますが、また気を引き締めてやっていきたいと思います」

野崎史高選手のコメント

「マシンに乗り込む時間はあったので、今日は調子良く走れました。2ラップ目は減点5にならずにセクションを抜けられたところが多かったので、それはけっこう大きかったと思います。2位という結果は悪くないですが、内容的に惜しい減点がかなりあって、ライバルはそこをことごとく走破していたので、優勝との点差がけっこう大きく開いてしまったのが反省点です。流れとしては悪くないと思うので、次は勝てるように頑張ります」

国際A級スーパークラスResult

順位	選手名	チーム	メーカー	総減点	クリーン数
1位	1小川友幸	TEAM MITANI Honda	Honda	30	10
2位	2野崎史高	Team FwO with YAMALUBE	Yamaha	52	7
3位	3黒山健一	Yamaha Factory Racing Team	Yamaha	58	4
4位	6柴田暁	Vertigo with MITANI	Vertigo	60	2
5位	4小川毅士	宗七音響 Wise Beta Team	Beta	61	5
6位	5氏川政哉	TEAM MITANI Honda	Honda	72	1

ポイントランキング

順位	選手名	チーム	メーカー	ポイント
1位	小川友幸	TEAM MITANI Honda	Honda	50
2位	野崎史高	Team FwO with YAMALUBE	Yamaha	33
3位	黒山健一	Yamaha Factory Racing Team	Yamaha	32
4位	氏川政哉	TEAM MITANI Honda	Honda	30
5位	柴田暁	Vertigo with MITANI	Vertigo	23
6位	小川毅士	宗七音響 Wise Beta Team	Beta	22