R7 | 全日本トライアル選手権2021 | バイクのタイヤならDUNLOP

天気：晴れのち曇り
気温：17度
観客：1,100人

国際A級スーパークラス

約5ヵ月ぶりにシーズン再開。小川友幸選手が開幕3連勝を達成！

天気：晴れのち曇り
気温：17度
観客：1,100人

全日本トライアル選手権シリーズは、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、3戦が中止されて1戦が延期。10月31日（日）に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された第7戦が、約5ヵ月ぶりのシーズン再開となる今季3戦目となった。最高峰の国際A級スーパークラスでダンロップタイヤを履く小川友幸選手（#1）は、春に実施された開幕戦と第2戦で勝利。この東北大会で開幕3連勝を狙った。一方、同じくダンロップタイヤを使用する野崎史高選手（#2）や黒山健一選手（#3）は、全5戦となった今シーズンの折り返し地点ということもあり、勝利にどん欲な状態。今季開幕戦はチームメイトの小川選手とワンツーフィニッシュを果たした若手注目株の氏川政哉選手（#5）を始め、小川毅士選手（#4）や柴田暁選手（#6）らも満を持して5ヵ月ぶりの全日本大会に臨んだ。

全日本最高峰となる国際A級スーパークラスの競技は、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名がより難易度の高いふたつのスペシャルセクション（SS）で勝負の決着をつける方式が採用された。セクションは非常に難易度が高い設定で、結果的にはトップライダーでも持ち時間をオーバーしてタイム減点になるほどだった。競技の1ラップ目は、小川友幸選手がトップ。黒山選手が3番手で、さらに小川毅士選手や野崎選手らが続いた。そして2ラップ目も、小川友幸選手がトップを堅持。黒山選手が2番手に浮上したが、この段階ですでに小川選手は10点の大量リードを奪っていた。

しかも小川友幸選手は、圧倒的に優位な状態で迎えたSSでも、両セクションでクリーンを決める完璧なライディングを披露。そのまま逃げ切って開幕3連勝を達成した。黒山選手は2位。1ラップ目の7番手から順位を上げた柴田選手が3位入賞を果たした。なお今後の大会としては、延期されていた第3戦中部大会が11月13日（土）、新たに用意されたシーズン最終戦となる第8戦中部大会が11月14日（日）に、いずれも愛知県のキョウセイドライバーランドで開催される予定だ。

小川友幸選手のコメント

「5ヶ月ぶりの全日本ということでかなり不安感もありましたが、開幕から3連勝という最高の結果になりました。とはいえ、すごく乗れていたというわけではないので、ライディングの微調整は必要な気がしています。2週間後の中部大会は2日間連続だし、地元中部での大会となるので、どちらの大会もしっかり勝ちを狙っていきたいと思います。タイトル争いでは優位になったと思いますが、まだまだ安心できる状況ではないので、しっかり気を引き締めて次戦までの2週間を大事に使っていきたいと思います」

黒山健一選手のコメント

「結果は2位ということで、優勝に届かず非常に悔しい順位に終わりましたが、僕の中ではバイクをコントロールすることができている感覚がわりとあったので、内容はそんなに悪くなかったのではないかと思います。残り2戦を両方とも勝って、今年はそれで締めくくりたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします」

国際A級スーパークラスResult

順位	選手名	チーム	メーカー	タイム減点	総減点	クリーン数
1位	1小川友幸	TEAM MITANI Honda	Honda	4	29	12
2位	3黒山健一	Yamaha Factory Racing Team	Yamaha	2	40	10
3位	6柴田暁	Vertigo with MITANI	Vertigo	1	46	9
4位	7久岡孝二	VICTORY	Yamaha	1	48	10
5位	2野崎史高	Team FwO with YAMALUBE	Yamaha	0	51	11
6位	5氏川政哉	TEAM MITANI Honda	Honda	6	55	11

ポイントランキング

順位	選手名	チーム	メーカー	ポイント
1位	1小川友幸	TEAM MITANI Honda	Honda	75
2位	3黒山健一	Yamaha Factory Racing Team	Yamaha	52
3位	2野崎史高	Team FwO with YAMALUBE	Yamaha	44
4位	5氏川政哉	TEAM MITANI Honda	Honda	40
5位	6柴田暁	Vertigo with MITANI	Vertigo	39
6位	4小川毅士	宗七音響 Wise Beta Team	Beta	31