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国際A級スーパークラス

黒山健一選手が最終戦で今季初優勝!

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全日本トライアル選手権シリーズの今季最終戦となる第8戦中部大会が、11月14日(日)に愛知県のキョウセイドライバーランドで開催された。最高峰の国際A級スーパークラスでダンロップタイヤを履く小川友幸選手(#1)は、前日に実施された第3戦で9年連続&通算11度目のシリーズタイトル獲得を決めており、今大会ではシーズン全戦全勝を目指した。一方、同じくダンロップタイヤを愛用するランキング上位の黒山健一選手(#3)、野崎史高選手(#2)、小川毅士選手(#4)や氏川政哉選手(#5)や柴田暁選手(#6)は、今季初優勝あるいは全日本初優勝を目標にこの大会に臨むことになった。

国際A級スーパークラスの競技には18名が出走して、4時間40分の持ち時間で8セクションを2ラップした後に、上位10名がより難易度の高いふたつのスペシャルセクション(SS)に挑む方式とされた。前日の第3戦では設定がなかったSSの導入に加えて、通常のセクションも変更や手直しが加えられてかなり難易度が上げられていたことから、トップライダーでも失敗が多い状況。競技1ラップ目は黒山選手がトップに立ち、僅差で小川友幸選手と氏川選手、野崎選手らが追う展開となった。そして2ラップ目は、氏川選手が黒山選手を逆転してトップに浮上。しかし黒山選手や小川友幸選手らと接戦状態で、勝負はSSへともつれ込んだ。

このSSは2セクションとも極めて難しく、氏川選手は両方とも失敗して合計減点10を加算した。しかし黒山選手は、それぞれのセクションを最少限の足つきのみで走破して、減点2と減点1。これで逆転した黒山選手が、シーズン最終戦で待望の今季初優勝を獲得した。氏川選手は悔しい2位。3位には柴田選手が入賞し、前日に今季のチャンピオンとなった小川友幸選手は4位に終わった。

黒山健一選手のコメント

「最後になんとか追いつき追い越し、そして逃げ切って優勝することができました。今シーズンはニューマシンに乗らせていただいていたのに勝つことができずにいたので、最終戦でようやく勝つことができてとても良かったと思います。開幕戦では小川友幸選手が、18歳でこれからの時代を担う氏川政哉選手の初優勝を阻止しましたが、最終戦では僕が氏川選手の初優勝を止めることになりました。小川選手も僕も40代ですが、10代の選手に負けないようまだまだ頑張ります!」

氏川政哉選手のコメント

「1ラップ目はとてもいい感じで走れていて、2ラップ目も自分なりは手応えのある走りでした。SSに突入する直前までトップをキープすることができたのはうれしいですが、最後のSSで挽回されて2位という結果になったので、かなり悔しさを感じています。1年間応援してくれた皆さん、ありがとうございました。また来年、今年以上の成績を目指して頑張りたいと思いますので応援よろしくお願いします」


国際A級スーパークラスResult

順位 選手名 チーム メーカー タイム減点 総減点 クリーン数
1位 1小川友幸 TEAM MITANI Honda Honda 0 0 20 Dunlop ユーザー
2位 3黒山健一 Yamaha Factory Racing Team Yamaha 0 16 13 Dunlop ユーザー
3位 2野崎史高 Team FwO with YAMALUBE Yamaha 0 20 14 Dunlop ユーザー
4位 5氏川政哉 TEAM MITANI Honda Honda 0 21 12 Dunlop ユーザー
5位 4小川毅士 宗七音響 Wise Beta Team Beta 0 22 12 Dunlop ユーザー
6位 6柴田 暁 Vertigo with MITANI Vertigo 0 24 10 Dunlop ユーザー

ポイントランキング

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 1小川友幸 TEAM MITANI Honda Honda 100 Dunlop ユーザー
2位 3黒山健一 Yamaha Factory Racing Team Yamaha 72 Dunlop ユーザー
3位 2野崎史高 Team FwO with YAMALUBE Yamaha 60 Dunlop ユーザー
4位 5氏川政哉 TEAM MITANI Honda Honda 53 Dunlop ユーザー
5位 6柴田 暁 Vertigo with MITANI Vertigo 49 Dunlop ユーザー
6位 4小川毅士 宗七音響 Wise Beta Team Beta 42 Dunlop ユーザー