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国際A級スーパークラス

小川友幸選手が前戦に続く勝利!

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全日本トライアル選手権シリーズの第3戦となる関東大会が、6月5日(日)に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催された。最高峰の国際A級スーパークラスでダンロップタイヤを履く小川友幸選手(#1)は、前戦で今季初優勝をマーク。今大会では連勝を狙った。同じくダンロップタイヤを使用する黒山健一選手(#2)は、前回5位からの挽回を誓っての参戦。また、若手の氏川政哉選手(#3)やベテラン野崎史高選手(#4)、柴田暁選手(#5)や小川毅士選手(#6)らも満を持して今季3戦目の戦いに臨んだ。

国際A級スーパークラスの競技は、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名がより難易度の高いふたつのスペシャルセクション(SS)で勝負の決着をつける方式とされた。競技当日の朝に小雨が降ったがすぐに止み、路面コンディションにはほとんど影響を与えず。ただし、セクションの難易度はかなり高く、タイヤのグリップをいかに活かせるかの勝負ともなった。競技の1ラップ目は、小川友幸選手が減点7点でトップに立ち、減点13となった2番手の黒山選手をリード。以下、減点15で柴田選手、減点19で氏川選手と野崎選手、さらに減点21で小川毅士選手が続いた。

迎えた2ラップ目は、小川友幸選手がさらに調子を上げて、わずか減点4でフィニッシュ。1ラップ目とのトータルでも減点11に抑えた小川友幸選手が、2ラップ合計で減点27点となった黒山選手に倍以上の大差をつけて、SSを待たずに勝利を決めた。なおSSでは、最終セクションで見せ場を作ろうとした小川友幸選手がまさかの失敗。黒山選手はSSをふたつともクリーンする意地を見せて、2位を獲得した。総合成績では氏川選手が3位となって、今季初の表彰台登壇。以下、4位に野崎選手、5位に柴田選手、6位に小川毅士選手と、終わってみればゼッケンと同じ順位となった。

小川友幸選手のコメント

「今日はSSの前に結果を決められたことが、自分でも評価できるかなという気がします。セクションが難しかったので、けっこうな減点になるかな……と思っていましたが、意外とミスを最小限にできていたので、第2戦のように自ら崩れることだけは絶対にないように心がけました。誰も出口まで上がれていなかった第4セクションを、2ラップ目に上がれたことにも満足しています。タイトル争いでも有利になっていると思うので、これからカラダをもう一度メンテナンスして、次戦も同じような走りをしたいと思っています」

黒山健一選手のコメント

「今日の結果は残念ながら2位となりましたが、内容的には普段通りの走りというか、練習と同じように走ることができたので、自分としてはかなり良かったと思っています。勝てなかったことは非常に残念ですが、マシンもカラダもとても調子が良かったので、次回の第4戦北海道大会からもしっかり頑張ります。皆さん、どうか応援よろしくお願いいたします」


国際A級スーパークラスResult

順位 選手名 チーム メーカー タイム減点 総減点 クリーン数
1位 1小川友幸 TEAM MITANI Honda Honda 0 16 15 Dunlop ユーザー
2位 2黒山健一 Yamaha Factory Racing Team Yamaha 0 27 10 Dunlop ユーザー
3位 3氏川政哉 TEAM MITANI Honda Honda 0 35 10 Dunlop ユーザー
4位 4野崎史高 Team FwO with YAMALUBE Yamaha 0 44 10 Dunlop ユーザー
5位 5柴田 暁 TEAM TRRS TRRS 0 47 6 Dunlop ユーザー
6位 6小川毅士 宗七音響 Wise Beta Team Beta 0 56 8 Dunlop ユーザー

ポイントランキング

順位 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 1小川友幸 TEAM MITANI Honda Honda 70 Dunlop ユーザー
2位 2黒山健一 Yamaha Factory Racing Team Yamaha 56 Dunlop ユーザー
3位 4野崎史高 Team FwO with YAMALUBE Yamaha 45 Dunlop ユーザー
4位 6小川毅士 宗七音響 Wise Beta Team Beta 40 Dunlop ユーザー
5位 3氏川政哉 TEAM MITANI Honda Honda 39 Dunlop ユーザー
6位 5柴田 暁 TEAM TRRS TRRS 35 Dunlop ユーザー