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国際A級スーパークラス

野崎史高選手が今季初優勝をマーク!

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全日本トライアル選手権シリーズの第3戦となるもてぎ大会が、6月4日(日)に栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催された。最高峰の国際A級スーパークラスでは、NEWダンロップタイヤGEOMAX TRIAL TL01を履く小川友幸選手(#1)が、前戦で今季初優勝を獲得してポイントランキングトップに立った。この小川選手とタイトルを争うチームメイトの氏川政哉選手(#3)や、同じくダンロップを愛用する野崎史高選手(#4)、柴田暁選手(#5)、今年から電動トライアルバイク「TY-E 2.1」で参戦する黒山健一選手(#2)、小川毅士選手(#6)らも、今季3戦目の戦いに臨んだ。

 国際A級スーパークラスの競技は、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名がより難易度の高いふたつのスペシャルセクション(SS)で勝負の決着をつける方式とされた。当日は好天に恵まれ、前日までの大雨でぬかるんだ路面も次第に乾いていった。多くの観客が競技の行方を見守る中、1ラップ目は野崎選手が減点5でトップに立ち、6点の小川友幸選手、10点の氏川選手、11点の黒山選手が僅差で続き、その後を14点の小川毅士選手、15点の久岡孝二選手(#9)らが追う展開となった。そして2ラップ目は、野崎選手が減点9でトップをキープ。2番手の氏川選手に対して4点差をつけていた。また3番手には16点で小川友幸選手、4番手には19点で小川毅士選手、5番手には24点で黒山選手となった。

 勝負の分かれ目となったSSは、もてぎ名物の岩盤に用意されたふたつの難セクション。そのSS1では、野崎選手だけがクリーン(減点0で走破)を決めた。そしてこの時点で、最終セクションを待たずして野崎選手の約1年ぶりかつ今季初となる通算11度目の優勝が確定した。氏川選手は2位。最後に小川毅士選手が小川友幸選手を逆転して3位表彰台に登壇した。小川友幸選手は4位に終わり、この結果ポイントランキングでは再び氏川選手がトップに立ち、小川友幸選手は7点差のランキング2番手となっている。

野崎史高選手のコメント

「多くのみなさんに応援していただき、とても感謝しています。おかげさまで、第3戦は優勝することができました。SS1で勝負を決めることができたので、続く最後セクションのSS2は思い切りよくチャレンジして、それだけでなくクリーンで決めて優勝に花を添えたいと思っていました。実際は思い通りにいかず残念でしたが、それ以外はほとんどパーフェクトに走ることができたと思います。今季初優勝はとてもうれしいですが、せっかくならこの勢いでチャンピオン争いの一角に加われるよう、次のレースも優勝めざして頑張ります。引き続き応援よろしくお願いいたします」

氏川政哉選手のコメント

「今日は1ラップ目から自分の走りができていなくて、セクションのテープを切って減点5になるなど、ミスも目立っていました。2ラップ目に向けて気持ちを切り替え、ここは最少減点の3点で回ってくることができたので、1ラップ目からこういう走りができなかったことが悔やまれます。6月下旬に開催される次戦の第4戦の湯浅大会は、昨年に初優勝することができた相性のいい大会。今年も勝利を挙げることができるよう、全力で取り組んでいきたいと思います」


国際A級スーパークラスResult

順位 NO. 選手名 チーム メーカー タイム減点 総減点 クリーン数
1位 4 野崎史高 Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA Yamaha 0 14 16 Dunlop ユーザー
2位 3 氏川政哉 TEAM MITANI Honda Honda 0 19 13 Dunlop ユーザー
3位 6 小川毅士 宗七音響 Wise Beta Team Beta 0 20 13 Dunlop ユーザー
4位 1 小川友幸 TEAM MITANI Honda Honda 0 26 12 Dunlop ユーザー
5位 2 黒山健一 Yamaha Factory Racing Team Yamaha 0 29 14 Dunlop ユーザー
6位 9 久岡 孝二 HRCクラブMITANI Honda 0 40 8 Dunlop ユーザー

ポイントランキング

順位 NO. 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 3 氏川政哉 TEAM MITANI Honda Honda 65 Dunlop ユーザー
2位 1 小川友幸 TEAM MITANI Honda Honda 58 Dunlop ユーザー
3位 4 野崎史高 Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA Yamaha 52 Dunlop ユーザー
4位 5 柴田 暁 TEAM TRRS TRRS 38 Dunlop ユーザー
5位 6 小川毅士 宗七音響 Wise Beta Team Beta 36 Dunlop ユーザー
6位 2 黒山健一 Yamaha Factory Racing Team Yamaha 35 Dunlop ユーザー