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国際A級スーパークラス

氏川政哉選手が今季2勝目を挙げてランキング首位をキープ!

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今季は全8戦が設定されている全日本トライアル選手権シリーズは中盤戦に入り、第4戦和歌山・湯浅大会が6月25日(日)に和歌山県の湯浅トライアルパークで開催された。最高峰の国際A級スーパークラスでNEWダンロップタイヤGEOMAX TRIAL TL01を履く小川友幸選手(#1)は、全日本11連覇の記録更新とMFJ新記録となる通算13度目のチャンピオンを目指して今季を戦う。前戦は4位に終わるも、ポイントランキングではトップと7点差の2番手。ランキングトップに立つチームメイト氏川政哉選手(#3)との点差を縮めるべく、今大会に臨んだ。また、同じくダンロップを愛用して前戦で今季初優勝を手にした野崎史高選手(#4)、今年から電動トライアルバイクのTY-E 2.1で参戦する黒山健一選手(#2)らも、勝利を目指して今季4戦目に挑んだ。

 国際A級スーパークラスの競技は、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名がより難易度の高いふたつのスペシャルセクション(SS)で勝負の決着をつける方式とされた。当日は好天に恵まれ、蒸し暑さとの戦いに。多くの観客が固唾を飲んで見守る中、1ラップ目は小川選手が減点19でトップに立ち、20点の氏川選手、さらに21点の黒山選手、22点の野崎選手および柴田暁選手(#5)が僅差で続く展開となった。2ラップ目は氏川選手が減点36でトップに躍り出て、2番手の黒山選手に5点差をつけた。そして小川選手が45点、柴田選手が46点、野崎選手が51点で後を追った。

 氏川選手、黒山選手、小川選手による優勝争いの場となったSSは、湯浅名物の急斜面や岩盤にふたつの難セクションが用意されていた。その1個目で、氏川選手は減点2を加算。黒山選手と小川選手はそれぞれクリーンを決め、これで黒山選手が氏川選手と3点差に詰め寄った。しかし最終セクションで、黒山選手はまさかの失敗。ここを減点1で切り抜けた氏川選手が、開幕戦以来となる今季2勝目、通算では3勝目をマークした。氏川選手は昨年の湯浅大会で初優勝しており、この会場での強さを見せつけた。黒山選手が2位で、電動バイクによる初表彰台。3位に小川選手、4位に柴田選手、5位に野崎選手が入った。ポイントランキングでは、氏川選手がトップを堅持している。

氏川政哉選手のコメント

「今回は無事に優勝できて、本当にうれしく思っています。1ラップ目は自分が思い描いていた走りとはまるで違っていて、かなり減点を重ねてしまっていたので、2ラップ目は絶対に減点を抑えないといけない状況。そこで、1ラップ目の悪いイメージを引きずったまま2ラップ目に入ることがないよう、とにかく気持ちを切り替えて落ち着くことを心がけました。SSでは黒山選手と接戦になってしまったのですが、その中でも優勝を勝ち取ったということが、今後も自分の自信につながると思います。小川友幸選手は非常に強い選手なので、タイトル争いについては油断することなく、これからもトレーニングなどを頑張っていきたいと思います」

黒山健一選手のコメント

「電動バイクで初めて、全日本最高峰クラスの表彰台に立つことができました。2位という結果は、優勝まであと一歩ということでもあるので、悔しさがないとは言えませんが、電動バイクによる参戦でまずは目標としていた表彰台圏内というのは達成でき、しかも2位でしたので、今日は本当に満足できる試合でした。3週間後には第5戦北海道大会、さらにその3週間後には第6戦中国大会と続きますが、今日のこの思いを大切にして、7~8月の真夏も上位を目指して頑張りますので、みなさん応援をよろしくお願いいたします」


国際A級スーパークラスResult

順位 NO. 選手名 チーム メーカー タイム減点 総減点 クリーン数
1位 3 氏川政哉 TEAM MITANI Honda Honda 0 39 6 Dunlop ユーザー
2位 2 黒山健一 Yamaha Factory Racing Team Yamaha 0 46 8 Dunlop ユーザー
3位 1 小川友幸 TEAM MITANI Honda Honda 0 50 10 Dunlop ユーザー
4位 5 柴田 暁 TEAM TRRS TRRS 0 54 5 Dunlop ユーザー
5位 4 野崎史高 Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA Yamaha 0 56 6 Dunlop ユーザー
6位 6 小川毅士 宗七音響 Wise Beta Team Beta 0 69 4 Dunlop ユーザー

ポイントランキング

順位 NO. 選手名 チーム メーカー ポイント
1位 3 氏川政哉 TEAM MITANI Honda Honda 90 Dunlop ユーザー
2位 1 小川友幸 TEAM MITANI Honda Honda 74 Dunlop ユーザー
3位 4 野崎史高 Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA Yamaha 63 Dunlop ユーザー
4位 2 黒山健一 Yamaha Factory Racing Team Yamaha 55 Dunlop ユーザー
5位 5 柴田 暁 TEAM TRRS TRRS 51 Dunlop ユーザー
6位 6 小川毅士 宗七音響 Wise Beta Team Beta 46 Dunlop ユーザー