R1 | 全日本トライアル選手権2025 | バイクのタイヤならDUNLOP

天気：雨
気温：15度
観客：1,500人

国際A級スーパークラス

今年も再び、開幕戦は小川友幸選手が勝利！

天気：雨
気温：15度
観客：1,500人

全日本トライアル選手権シリーズの2025年開幕戦となる愛知・岡崎大会が、4月13日（日）に愛知県のキョウセイドライバーランドで開催された。最高峰の国際A級スーパークラスでは、13連覇の記録更新と通算15度目のチャンピオンを目指す小川友幸選手（#1）、ヤマハの電動トライアルマシンを駆る黒山健一選手（#2）や氏川政哉選手（#3）や野崎史高選手（#8）、上位入賞の期待がかかる小川毅士選手（#4）や武田呼人選手（#7）ら、多くのライダーがダンロップタイヤを履いて競技に挑んでいる。

　国際A級スーパークラスの競技は、4時間30分の持ち時間で10セクションを2ラップした後、上位10名がより難易度の高いふたつのスペシャルセクション（SS）で勝負の決着をつける方式とされた。今年はルール変更があり、ループ（ラインクロス）は減点されず、バックも足を着かなければOKに。この他にも規則変更がいくつかあり、新ルール下での走りに注目が集まった。しかし当日は終始大雨。ライダーにとっても観客にとっても、厳しい戦いとなった。

　競技の1ラップ目は、小川友幸選手が減点29でトップに立ち、黒山選手が30点で肉迫。さらに昨年のケガから復帰した野崎選手が39点、同じく小川毅士選手も39点、氏川選手が40点、久岡孝二選手（#9）が41点と僅差で続いた。そして2ラップ目は、今年からファクトリーチーム入りした氏川選手が、最少減点となる25点を叩き出し、小川友幸選手と野崎選手と黒山選手が、それぞれ減点31でひしめき合っていた。
　2ラップ合計では、小川友幸選手が60点でトップとなり、黒山選手が1点差の2番手。さらに黒山選手と4点差で氏川選手が続いており、本来ならばこの後のSSで雌雄を決するところだった。しかし、あまりの悪天候のためSSは中止。2ラップ終了時点の成績を最終結果とすることになった。これにより、この開幕戦は小川友幸選手が優勝。黒山選手が2位、氏川選手が3位、野崎選手が4位となった。

小川友幸選手のコメント

「今日は体調が良くなかったので、どうなるか不安でした。そういう状況の中で結果を残せたことは、今後のチャンピオン争いを考えたらすごく大きいですし、ラッキーだったとも感じています。次戦は2週間後で、あまり時間はないですが、それまでにしっかりと調整して、ケガとの付き合いとかも考えながら、シーズンを戦っていきたいと思います。出場するからには結果を残さなければいけないので、できる限り頑張って、最終的にまたタイトルを獲りたいと思います」

黒山健一選手のコメント

「朝から降り続いていた雨が、結局は最後まで止むことなく、シーズンの開幕戦としては非常にハードな大会になってしまいました。自分自身の結果は2位で、またもや勝ち損ねてしまったと思っています。勝てる大会で勝てなかったという、非常に悔しくて残念な気持ちではあるのですが、マシンやカラダの調子は問題ないと思ってますので、2週間後の大分・玖珠大会も全力で頑張ります」

国際A級スーパークラスResult

順位	NO.	選手名	チーム	メーカー	ポイント	総減点	クリーン数
1位	1	小川友幸	TEAM MITANI Honda	Honda	1	60	5
2位	2	黒山健一	Yamaha Factory Racing Team	Yamaha	3	61	6
3位	3	氏川政哉	Yamaha Factory Racing Team	Yamaha	2	65	3
4位	8	野崎史高	Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA	Yamaha	1	70	4
5位	4	小川毅士	Wise Beta Racing	Beta	0	76	2
6位	7	武田呼人	TEAM MITANI Honda	Honda	0	76	2

ポイントランキング

順位	NO.	選手名	チーム	メーカー	ポイント
1位	1	小川友幸	TEAM MITANI Honda	Honda	25
2位	2	黒山健一	Yamaha Factory Racing Team	Yamaha	20
3位	3	氏川政哉	Yamaha Factory Racing Team	Yamaha	16
4位	8	野崎史高	Team NOZAKI YAMALUBE YAMAHA	Yamaha	13
5位	4	小川毅士	Wise Beta Racing	Beta	11
6位	7	武田呼人	TEAM MITANI Honda	Honda	10