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AMA MX450

450クラス トマックが450初戴冠! ダンロップ8年連続完全制覇!

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インディアナポリス郊外のクロフォーズビルにあるアイアンマン・レースウェイは、GNCC(グランドナショナルクロスカントリー)ATVチャンピオン、ボブ・スローンのニックネームにちなんで命名されたオフロードコースである。GNCCの会場として早くから高い評価を得ていたアイアンマンだが、2014年にはAMAプロモトクロスを誘致し、それ以来シリーズ最終戦の舞台として定着してきた。

広大な敷地の中に追加されたモトクロスコースは、比較的平坦な地形にアップダウンやビッグジャンプを加えたレイアウトが特徴。初開催の2014年はマディ、一昨年と昨年はウェットからドライに変化する路面だったが、天候に恵まれた今年はようやくベストコンディションが実現した。

タイムドプラクティスのトップは、450=ジェフリー・ヘーリングス(KTM)2分08秒230、250=アダム・シアンサルーロ(カワサキ)2分12秒676。スポット参戦のGPライダー、ヘーリングスが注目された。

450クラスのヒート1では、ホールショットのイーライ・トマック(カワサキ)をかわし、ヘーリングスがトップでオープニングラップをクリアした。2周目にはトマックが転倒で後退し、上位のオーダーはヘーリングス、マービン・ムスキャン(KTM)、ブレイク・バゲット(KTM)、コール・シーリー(ホンダ)と入れ替わった。

レース序盤は3秒ほどのリードを保っていたヘーリングスに対し、中盤からスパートしたムスキャンがテールトゥノーズになるまで肉薄する。しかしヘーリングスのペースアップによって、再び独走状態に。ヘーリングス、ムスキャン、バゲット、シーリー、トマックが各々単独でチェッカーを受けた。

450クラスのヒート2では、バゲットがホールショットを取ったが、ムスキャンがオープニングラップをリードした。チャンピオンに王手をかけたトマックは、スタートで出遅れ12位。ヒート1勝者のヘーリングスは、接触転倒で22位と出遅れた。

ムスキャンはランキング2位を争うバゲットに対し、マージンを徐々に広げていった。ヘーリングスは、6周目4位、8周目3位、14周目にはバゲットをかわしで2位まで挽回。このとき10秒ほどの貯金があったムスキャンだが、ラスト2周で喫した転倒により、ヘーリングスに先行を許した。フィニッシュはヘーリングス、ムスキャン、バゲットの順。余裕の6位でゴールしたトマックが、450における初タイトルを獲得した。

この結果、ダンロップは8年連続(2010~2017)でAMAシリーズを全クラス制覇(SX450/SX250イースト/SX250ウエスト/MX450/MX250)。世界で最もハイレベルなアメリカのモトクロス界で、確固たる地位を築いている。

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AMA MX450 HEAT1Result

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム
1 784 J・ヘーリングス Red Bull KTM KTM 34:31.794  
2 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +08.080 Dunlop ユーザー
3 4 B・バゲット Rocky Mountain ATV/MC KTM +30.076 Dunlop ユーザー
4 14 C・シーリー Team Honda HRC Honda +39.495 Dunlop ユーザー
5 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +51.501 Dunlop ユーザー
6 2 C・ウェブ Monster Energy Yamaha Yamaha +1:01.975 Dunlop ユーザー

AMA MX450 HEAT2Result

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム
1 784 J・ヘーリングス Red Bull KTM KTM 34:45.156  
2 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +02.628 Dunlop ユーザー
3 4 B・バゲット Rocky Mountain ATV/MC KTM +17.803 Dunlop ユーザー
4 14 C・シーリー Team Honda HRC Honda +49.626 Dunlop ユーザー
5 2 C・ウェブ Monster Energy Yamaha Yamaha +55.797 Dunlop ユーザー
6 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +58.474 Dunlop ユーザー

AMA MX450Point

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント
1 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 470 Dunlop ユーザー
2 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 453 Dunlop ユーザー
3 4 B・バゲット Rocky Mountain ATV/MC KTM 451 Dunlop ユーザー
4 15 D・ウィルソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 340 Dunlop ユーザー
5 14 C・シーリー Team Honda HRC Honda 330 Dunlop ユーザー
6 19 J・ボーグル RCH Yoshimura Suzuki Factory Suzuki 308 Dunlop ユーザー

※ルーカスオイルAMAプロモトクロス第12戦


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AMA MX250

250クラス 前戦でチャンピオンとなったオズボーンが完全優勝!

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250クラスのヒート1では、ジェレミー・マーティン(ホンダ)がホールショット。その直後にシアンサルーロ、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)、チェイス・セクストン(ホンダ)、ショーン・キャントレル(KTM)が続く。2周目にマーティンが転倒し、11位までポジションダウン。トップ争いの構図は、シアンサルーロvsオズボーンに変わった。

前戦のオーバーオールウィナーと、前戦で誕生したチャンピオンによるツートップは、1秒前後の間隔を保ったまま後続を引き離した。3位以下ではルーキーたちが健闘していたが、そのセカンドグループにコルト・ニコルス(ヤマハ)が割って入る。

レース後半に差しかかった10周目には、オズボーンがシアンサルーロをかわしてトップに浮上。そこから先は独走態勢に持ち込んだ。3位にはセクストンがつけていたが、ラスト2周で転倒。この結果、オズボーン、シアンサルーロ、ニコルスの順でチェッカーとなった。

250クラスのヒート2では、シアンサルーロがホールショットを決めたが、2周目にはオズボーン、アーロン・プレシンジャー(ヤマハ)に先行を許した。3周目からはプレシンジャーの転倒リタイアによって、オズボーン、シアンサルーロ、マーティン、ニコルスがトップグループを形成した。

この中から抜け出したオズボーンは、レースのハーフウェイポイントまでに12~13秒のマージンを確保。独走のままパーフェクトウィンで最終戦を飾った。2位にはシアンサルーロ、そして激しいバトルの末にニコルスを攻略したマーティンが3位に入賞した。

PhotoGallery


AMA MX250 HEAT1Result

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム
1 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 35:04.604 Dunlop ユーザー
2 36 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +09.163 Dunlop ユーザー
3 39 C・ニコルス Yamalube Star Racing Yamaha +25.211 Dunlop ユーザー
4 23 A・プレシンジャー Yamalube Star Racing Yamaha +34.754 Dunlop ユーザー
5 45 M・ハリソン Yamalube Star Racing Yamaha +45.590 Dunlop ユーザー
6 129 S・キャントレル Troy Lee Designs Red Bull KTM +46.206 Dunlop ユーザー

AMA MX250 HEAT2Result

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー タイム
1 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 35:29.288 Dunlop ユーザー
2 36 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +08.325 Dunlop ユーザー
3 6 J・マーティン Geico Honda Honda +11.785 Dunlop ユーザー
4 39 C・ニコルス Yamalube Star Racing Yamaha +12.690 Dunlop ユーザー
5 31 R・ハンプシャー Geico Honda Honda +35.001 Dunlop ユーザー
6 486 C・セクストン Geico Honda Honda +39.069 Dunlop ユーザー

AMA MX250Point

順位 ゼッケン 選手名 チーム メーカー ポイント
1 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 501 Dunlop ユーザー
2 6 J・マーティン Geico Honda Honda 420 Dunlop ユーザー
3 36 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 374 Dunlop ユーザー
4 23 A・プレシンジャー Yamalube Star Racing Yamaha 337 Dunlop ユーザー
5 17 J・サバッチー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 324 Dunlop ユーザー
6 108 D・フェランディス Yamalube Star Racing Yamaha 305 Dunlop ユーザー

※ルーカスオイルAMAプロモトクロス第12戦