250クラス

250クラス 総合優勝(3位/1位)のシアンサルーロが首位をキープ!

 250クラスのヒート1は、クーパーのホールショットで幕を開けた。コルト・ニコルス(ヤマハ)、ハンター・ローレンス(ホンダ)、ジョーダン・スミス(KTM)、トーマス・コビントン(ハスクバーナ)が続き、トップグループを形成した。4周目にはローレンスとスミスが接触転倒。RJ・ハンプシャー(ホンダ)、チェイス・セクストン(ホンダ)、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)が、3~5位に浮上する。
序盤は接戦を演じたクーパーとニコルスだったが、後方からのプッシュがやがてニコルスを飲み込む。ラスト3周は2~5位がトレイン状態となり、ハンプシャーが2位、シアンサルーロが3位にアップ。クーパーは貯金を有効に使い切り、スタートトゥフィニッシュを決めた。
250クラスのヒート2では、シェイン・マケラス(KTM)がホールショットを取った。アレックス・マーティン(スズキ)、シアンサルーロ、クーパーを挟んで、ヒート1でリタイアを喫したローレンスが5位につけた。3周目からはシアンサルーロとローレンスが前に出て、延々とトップ争いを繰り広げる。
レース後半11周目には、ローレンスがシアンサルーロをかわしてトップに立ったが、2周後に転倒を喫して自滅。再びリーダーに返り咲いたシアンサルーロが、ローレンスの追撃を振り切ってフィニッシュ。3位にはスタート8位から追い上げてきた、ディラン・フェランディス(ヤマハ)が入った。総合優勝はシアンサルーロ(3位/1位)が獲得し、ポイントリーダーの座をキープしている。
渡辺祐介(ヤマハ)は、ヒート1の1周目に転倒。脳震盪のためドクターストップとなり、DNF/DNSを喫した。


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha 34:46.881 Dunlop ユーザー
2位 31 R・ハンプシャー Geico Honda Honda +01.888 Dunlop ユーザー
3位 92 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +02.745 Dunlop ユーザー
4位 39 C・ニコルス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +03.642 Dunlop ユーザー
5位 23 C・セクストン Geico Honda Honda +03.872 Dunlop ユーザー
6位 38 C・クレイグ Geico Honda Honda +34.613 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー
タイム
1位 92 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 34:45.970 Dunlop ユーザー
2位 196 H・ローレンス Geico Honda Honda +02.957 Dunlop ユーザー
3位 34 D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +12.584 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha +13.135 Dunlop ユーザー
5位 23 C・セクストン Geico Honda Honda +28.728 Dunlop ユーザー
6位 26 A・マーティン JGRMX Yoshimura Suzuki +50.873


  • 天気:晴れ
  • 気温:20度

450クラス

450クラス トマックがパーフェクト! ポイントリーダーに浮上!

  • 天気:晴れ
  • 気温:20度

第2戦の会場は、FOXレースウェイ。当初予定されていたグレンヘレンから当地への変更は、昨夏にFOXと旧称パラ・レースウェイが提携したときからの既定路線でもあった。ロサンゼルスとサンディエゴの中間にある広大な土地に、パラ・レースウェイがオープンしたのは10年前のこと。2010年、2011年にはAMAプロモトクロスを開催したが、今回の誘致までには8年のブランクがあった。
FOXレースウェイにはジャンルとクラスに応じたコースが6個あるが、今大会に使用されるプロ用コースは、平坦な地形に設けられたフープスや連続ジャンプに、アップヒル&ダウンヒルを組み合わせたもの。土質は従来のサンドから硬化が進んだ上に、大会前に掘り起こしが行われなかったこともあり、比較的ハードでワダチが少なめの路面となった。
南カリフォルニアでも低温多雨の異常気象が続いていたが、今大会の開催日は好天に恵まれた。公式予選トップは、250クラス=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)=2分06秒917、450クラス=ケン・ロクスン(ホンダ)=2分07秒107。走行セッションの順番もあって、排気量とタイムの逆転現象が起きた。
450クラスのヒート1では、ブレイク・バゲット(KTM)がホールショットを取ったが、すぐにロクスンがトップに躍り出た。バゲットは3周目にクラッシュしてピットイン。2位にマービン・ムスキャン(KTM)、3位にはジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)と入れ替わった。
間隔が広がるトップ3とは対照的に、その背後ではクーパー・ウェブ(KTM)、イーライ・トマック(カワサキ)がデッドヒート。7周目にウェブをかわしたトマックは、9周目にベストラップを刻むと、終盤25分すぎからアンダーソン、ムスキャン、ロクスンを立て続けに抜いてヒート勝利を収めた。
450クラスのヒート2では、ジャスティン・ボーグル(KTM)がホールショット。オープニングラップの攻防で、ムスキャン、トマックが1~2位に浮上した。2周目にはアンダーソン、ロクスン、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)がセカンドグループを形成したが、トップ2のハイペースにはかなわず徐々に離された。
テールトゥノーズのトップ争いを続けた後、9周目にトマックがムスキャン攻略に成功。後半は独走を決め込んだトマックが完全優勝を果たし、レッドナンバープレートを奪回した。古賀太基(カワサキ)は総合20位(22位/17位)、富田俊樹(ホンダ)は総合21位(24位/18位)を得ている。


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 34:33.675 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +03.836 Dunlop ユーザー
3位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +04.816 Dunlop ユーザー
4位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +13.081 Dunlop ユーザー
5位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +20.609 Dunlop ユーザー
6位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +21.753 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 34:47.703 Dunlop ユーザー
2位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +11.085 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +17.486 Dunlop ユーザー
4位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +20.187 Dunlop ユーザー
5位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +32.659 Dunlop ユーザー
6位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +50.402 Dunlop ユーザー