250クラス

250クラス シアンサルーロがランキング首位をキープ!

 250クラスのヒート1は、タイ・マスタプール(ヤマハ)のホールショットで始まった。オープニングラップ中に、ハンプシャー、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)が先行。この中からクーパーが抜け出し、4周目からレースリーダーを務めた。
中盤から雷を伴った雨が強まったため、23分すぎにレッドフラッグとチェッカーフラッグが同時に振られ、レースは11周で成立となった。クーパー、シアンサルーロに続き、3位にはディラン・フェランディス(ヤマハ)が入賞した。
250クラスのヒート2では、ホールショットのクーパー、シアンサルーロに続き、ジョーダン・スミス(KTM)、コルト・ニコルス(ヤマハ)、シェイン・マケラス(KTM)が上位につけた。接戦を繰り広げるクーパーとシアンサルーロは、各々ミスを犯す。シアンサルーロはコースアウトした際にショートカットしたが、クーパーの前に入らないようにコースインした。その後クーパーの転倒により、7周目からトップはシアンサルーロに入れ替わった。
一時は9秒以上離されたものの、レース後半はクーパーが猛然と追い上げて2秒差まで詰めたが、シアンサルーロが逃げ切ってフィニッシュ。総合では1位シアンサルーロ(2位/1位)、2位クーパー(1位/2位)となった。
渡辺祐介(ヤマハ)は、26位/23位でチェッカーを受けている。


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha 23:36.720 Dunlop ユーザー
2位 92 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +03.067 Dunlop ユーザー
3位 34 D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +11.136 Dunlop ユーザー
4位 36 M・モズマン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +15.094 Dunlop ユーザー
5位 31 R・ハンプシャー Geico Honda Honda +22.714 Dunlop ユーザー
6位 936 T・マスタプール Monster Energy Yamalube Star Yamaha +31.887 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー
タイム
1位 92 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 35:09.690 Dunlop ユーザー
2位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha +02.069 Dunlop ユーザー
3位 36 M・モズマン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +07.610 Dunlop ユーザー
4位 39 C・ニコルス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +08.557 Dunlop ユーザー
5位 34 D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +11.326 Dunlop ユーザー
6位 23 C・セクストン Geico Honda Honda +16.140 Dunlop ユーザー


  • 天気:晴れ一時雷雨
  • 気温:24度

450クラス

450クラス ロクスンがオーバーオール(1位/2位)! ランキング首位奪回!

  • 天気:晴れ一時雷雨
  • 気温:24度

 ロッキー山脈の麓にあるデンバーには、マイルハイ(標高1マイル=約1,600m)シティという異名があるが、近郊のレイクウッドでは標高が1,700mを超える。そのためサンダーバレー・モトクロスパークは、気圧の低さによるトラブルが絶えない難所として知られてきた。エンジンの不調にとどまらず、ライダーの体調不良に関しては、今でも解決策が模索されている。さらに普段は「サンダーバレー」の由来をあまり意識しないものだが、今年はその会場名が示すように雷の洗礼を受けることになった。
朝から晴天に恵まれた会場では、比較的スムーズな路面でタイムドプラクティスが行われ、450クラスではイーライ・トマック(カワサキ)が、2位以下に1.5秒差をつけて2分02秒527をマーク。250クラスではRJ・ハンプシャー(ホンダ)が、2分04秒774でポールポジションを獲得した。
450クラスのヒート1では、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)がホールショットを取ったが、1周目からケン・ロクスン(ホンダ)がトップに躍り出た。ロクスンのスピードは他を圧倒しており、わずか4周で後続を10秒引き離した。2位オズボーンの後ろには、クーパー・ウェブ(KTM)、ディーン・フェリス(ヤマハ)、ブレイク・バゲット(KTM)が控えていた。
路面はスタート前の降雨でウェットになっていたが、ロクスンのペースには衰えがなく、35秒差の独走で優勝。2位オズボーン、3位ウェブ、4位には当地でいつも高山病を煩い苦戦する、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)が入った。公式予選トップだったトマックは、スタートで出遅れた上にゴーグル交換のためのピットインなど、タイムロスが多く5位にとどまった。
450クラスのヒート2では、ロクスンがホールショットのウェブをかわし、2周目からリーダーとなった。4周目からは2位に浮上したトマックが接近しバトルが繰り広げられたが、10周目に前に出たトマックが一気にリードを広げて逃げ切った。
この結果、総合優勝(1位/2位)を得たロクスンが、ポイントリーダーに返り咲いた。富田俊樹(ホンダ)は総合21位(21位/18位)、古賀太基(カワサキ)は総合22位(20位/38位)に入っている。


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda 35:28.196 Dunlop ユーザー
2位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +35.416 Dunlop ユーザー
3位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +44.349 Dunlop ユーザー
4位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +46.228 Dunlop ユーザー
5位 1 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +52.552 Dunlop ユーザー
6位 103 D・フェリス Monster Energy Yamaha Yamaha +54.920 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 35:08.861 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +09.189 Dunlop ユーザー
3位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +25.074 Dunlop ユーザー
4位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +46.529 Dunlop ユーザー
5位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +57.667 Dunlop ユーザー
6位 51 J・バーシア Monster Energy Yamaha Yamaha +1:00.574 Dunlop ユーザー