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450クラス

450クラス ムスキャンが総合優勝(1位/3位)!

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AMAプロモトクロスシリーズに、新しい会場が加わった。マディクリークと入れ替わるようにカレンダーに組み入れられたのは、フロリダ州ジャクソンビル市内にあるWWモトクロスパーク。6年前にオープンしたばかりの新世代コースだが、2017年に世界選手権アメリカGPの会場となった実績がある。フロリダでは古くからモトクロスが盛況だったが、全米選手権となると1997年のゲインズビルを最後に途絶えており、今回が22年ぶりのAMAナショナル開催だ。
高温多湿で知られるフロリダだが、この日は気温が華氏100度を超えたため、実際の暑さに数値から受ける印象が上乗せされ、酷暑が一層フォーカスされることになった。程良く整備された路面はサンドと粘土のミックスだったが、サンド用タイヤを選択するライダーが多かった。公式予選トップは、450クラス=ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)=2分08秒178、250クラス=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)=2分09秒461。路面が荒れる前に最速タイムを記録するライダーと、対照的に最後のセッションで結果を出すライダーに二分された。
450クラスのヒート1は、クーパー・ウェブ(KTM)のホールショットで始まった。ケン・ロクスン(ホンダ)、マービン・ムスキャン(KTM)、アンダーソンと連なるトップグループの中、古賀太基(カワサキ)が1周目8位につけた。2周目にはロクスンがトップに、4周目にはムスキャンが2位に浮上する。
15分を経過する7周目には、ムスキャンがロクスンをかわしてリーダーとなった。レース後半はムスキャンのハイペースが後続を圧倒し、マックス11秒差の独走を見せた後にチェッカー。ムスキャンが今季初のヒート優勝を挙げ、ロクスン、アンダーソンの順でフィニッシュした。古賀は熱中症のため12周でリタイアした。
450クラスのヒート2では、イーライ・トマック(カワサキ)がホールショット。その後にはアンダーソン、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)、ムスキャンが続いた。トマックとアンダーソンの差は、2~5秒の間で変動する。3位はムスキャンに入れ替わり、トップ争いに名乗りを上げた。
10周目にはムスキャンが2位にアップしたが、14周目にはオズボーンにかわされる。先頭のトマックは4秒差で逃げきり、2位オズボーン、3位ムスキャンの順でフィニッシュ。総合優勝はムスキャンがゲットした。富田俊樹(ホンダ)は18位/32位、古賀は31位/DNSだった。


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 36:12.882 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +07.716 Dunlop ユーザー
3位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +11.558 Dunlop ユーザー
4位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +14.478 Dunlop ユーザー
5位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +40.653 Dunlop ユーザー
6位 51 J・バーシア Monster Energy Yamaha Yamaha +47.027 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 36:25.133 Dunlop ユーザー
2位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +04.193 Dunlop ユーザー
3位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +14.427 Dunlop ユーザー
4位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +28.617 Dunlop ユーザー
5位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +41.860 Dunlop ユーザー
6位 51 J・バーシア Monster Energy Yamaha Yamaha +49.828 Dunlop ユーザー


250クラス

250クラス クーパーが初優勝(2位/2位)を飾る!

  250クラスのヒート1では、デリク・ドレイク(KTM)がホールショットを取ったが、3周目の転倒で脱落。ここで2位に控えていたクーパーが、入れ替わってリーダーになった。クーパーの後にはチェイス・セクストン(ホンダ)、タイ・マスタプール(ヤマハ)、マイケル・モズマン(ハスクバーナ)が続いた。
レース中盤になると、争いは上位2台に絞られる。9周目にはセクストンがクーパーをかわしてトップに。その後は独走に持ち込んだセクストンが逃げきり、初のヒート優勝を物にした。2位クーパー、3位モズマン。
250クラスのヒート2では、ミッチェル・オールデンバーグ(ヤマハ)がホールショット。しかしオープニングラップの半ばにして、クーパーがトップに躍り出た。その背後をマークしていたのは、ディラン・フェランディス(ヤマハ)。チームメイト同士の2台は、1秒を切る僅差のデッドヒートを続けた。
3位以下にはアダム・シアンサルーロ(カワサキ)、モズマン、ハンター・ローレンス(ホンダ)がつけていたが、ツートップのペースには届かず引き離されていった。10周目にはフェランディスがクーパーを攻略してトップに浮上。その後は各々が単独走行となり、フェランディス、クーパー、シアンサルーロ、ローレンスの順でチェッカーを受けた。この結果クーパーが、キャリア初の総合優勝(2位/2位)を獲得した。
渡辺祐介(ヤマハ)はヒート1で19位に入り、初のポイント獲得を果たしたが、ヒート2では転倒リタイアによって33位にとどまった。


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 23 C・セクストン Geico Honda Honda 36:14.904 Dunlop ユーザー
2位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha +08.283 Dunlop ユーザー
3位 36 M・モズマン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +13.060 Dunlop ユーザー
4位 34 D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +20.725 Dunlop ユーザー
5位 92 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +23.074 Dunlop ユーザー
6位 31 R・ハンプシャー Geico Honda Honda +33.521 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー
タイム
1位 34 D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha 36:29.290 Dunlop ユーザー
2位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha +09.312 Dunlop ユーザー
3位 92 A・シアンサルーロ Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +18.353 Dunlop ユーザー
4位 196 H・ローレンス Geico Honda Honda +22.247 Dunlop ユーザー
5位 36 M・モズマン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +26.635 Dunlop ユーザー
6位 26 A・マーティン JGRMX Yoshimura Suzuki +27.368