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450クラス

バーシアが先勝! オーバーオールはオズボーンがゲット!

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ワシューガル大会のキャンセルを受けて、ロレッタリンズランチにて2週連続開催となった、ルーカスオイルAMAプロモトクロス。開幕戦はマディから回復に向かうコンディションだったが、今回は金曜の雨に加えて土曜午後のレース開始直前のどしゃ降りによって、随所に水たまりができるほど悪化した。マディコンディションを修復するため、泥をコースサイドに寄せて走路を確保する作業が行われたが、ベストラインの脇には深くて抜け出せない泥沼が増加し、これがスタックやリタイアを誘発した。
公式予選は2回から1回に変更され、ラストチャンスレースもキャンセル。決勝へのクオリファイは、タイムアタック1回で上位40台を決める方式に改められた。そんな状況でポイントリーダー、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)のマシンが始動できなくなり、予選A組に間に合わずB組に出走。10位のタイムにとどまるハプニングがあった。予選のトップは、450クラス=マービン・ムスキャン(KTM)=1分59秒678、250クラス=ディラン・フェランディス(ヤマハ)=1分57秒179。
450クラスのヒート1では、ジャスティン・バーシア(ヤマハ)がホールショットを取った。フレデリック・ノリアン(スズキ)、ブロック・ティックル(ヤマハ)、チェイス・セクストン(ホンダ)が後に続いたが、マディコンディションによって順位は定まらない。3周目にはノリアンが脱落、4周目にはセクストンも後退した。上位陣の混乱を尻目に、2位にイーライ・トマック(カワサキ)、3位にはクリスチャン・クレイグ(ホンダ)が上がる。
序盤にして30秒以上のリードを築いたバーシアは、その後も独走を続けた。トマックと2位争いを続けていたクレイグは、終盤10周目に脱落。トマックはマシントラブルでペースを落としてストップしたが、1周遅れで9位を得ている。マディを得意とするバーシアの優勝に、ティックルが続いて1-2フィニッシュを達成した。注目のオズボーンは、スタート31位から5位まで挽回してチェッカーを受けた。
450クラスのヒート2では、ホールショットのムスキャンをかわしたマックス・アンスティ(スズキ)が、オープニングラップからリーダーとなった。3位以下には、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)、バーシア、クレイグ、オズボーンらが控えていた。ディフェンディングチャンピオンのトマックは、1コーナーで転倒し、オープニング20位と出遅れた。
当初トップグループは僅差を保っていたが、バーシア、シアンサルーロの脱落によって様相が変化する。レース中盤には、アンスティ、ムスキャン、オズボーン、ジェイソン・アンダーソン(ハスクバーナ)の順となったが、この中からオズボーンが躍進。ラスト4周にアンスティをかわしたオズボーンが優勝し、最終ラップの攻防でムスキャンが2位に入った。この結果、オーバーオールウィンはオズボーン(5位/1位)の掌中に。トマックは7位まで挽回したが、マシントラブルでリタイアした。
Photo:MX Sports Pro Racing


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 51 J・バーシア Monster Energy Yamaha Yamaha 36:10.450 Dunlop ユーザー
2位 20 B・ティックル Monster Energy Yamaha Yamaha +48.535 Dunlop ユーザー
3位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +55.812 Dunlop ユーザー
4位 31 F・ノリアン JGRMX Yoshimura Suzuki +1:10.153
5位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +1:47.980 Dunlop ユーザー
6位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda +1:54.825 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 34:58.362 Dunlop ユーザー
2位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +02.296 Dunlop ユーザー
3位 103 M・アンスティ HEP Motorsports Suzuki +08.215 Dunlop ユーザー
4位 21 J・アンダーソン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +21.902 Dunlop ユーザー
5位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +56.765 Dunlop ユーザー
6位 62 C・クレイグ Team Honda HRC Honda +1:13.869 Dunlop ユーザー


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250クラス

ジェレミー・マーティンが総合優勝(3位/2位)!

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250クラスのヒート1は、シェイン・マケラス(ヤマハ)のホールショットで始まった。すぐにマケラスの前に出た、アレックス・マーティン(スズキ)が転倒。トップに返り咲いたマケラスも、エンジンをストールさせて大きく後退した。2周目からは、キャメロン・マカドゥー(カワサキ)を先頭に、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)、ジェレミー・マーティン(ホンダ)、ハンター・ローレンス(ホンダ)という順位になった。
4周目にはハンプシャーがトップに躍り出たが、上位4台は僅差のまま周回を重ねた。7周目には、スタート8位から追い上げたフェランディスが2位に浮上。終盤になると随所でクラッシュやスタックが発生し、トップグループの間隔も変動したが、ハンプシャー、フェランディス、J・マーティン、マカドゥーの順でフィニッシュ。下田丈(ホンダ)は、18位でチェッカーを受けた。
250クラスのヒート2、オープニングラップのオーダーは、A・マーティン、J・マーティン、マケラス、マカドゥー。ヒート1で優勝争いをしたハンプシャーは1周目30位、フェランディスは20位と出遅れた。マーティン兄弟のバトルが注目されたが、徐々に間隔が開き各々単独走行となる。
中盤以降は深みでスタックしたり、トラブルで離脱するライダーが増えたが、A・マーティンが独走のままフィニッシュ。2位争いは僅差の三つ巴となったが、J・マーティン、マケラス、フェランディスの順でチェッカーを受けた。総合優勝はJ・マーティン(3位/2位)。下田は転倒時のマシン損傷により、40位となった。
Photo:MX Sports Pro Racing


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 38:19.238 Dunlop ユーザー
2位 14 D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +09.879 Dunlop ユーザー
3位 6 J・マーティン Geico Honda Honda +1:22.736 Dunlop ユーザー
4位 29 C・マカドゥー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +1:51.675 Dunlop ユーザー
5位 220 C・マンフォード Geico Honda Honda +2:14.303 Dunlop ユーザー
6位 74 M・ハリソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +2:54.371 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 26 A・マーティン JGRMX Yoshimura Suzuki 36:39.858
2位 6 J・マーティン Geico Honda Honda +1:03.154 Dunlop ユーザー
3位 12 S・マケラス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +1:05.240 Dunlop ユーザー
4位 14 D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +1:07.148 Dunlop ユーザー
5位 29 C・マカドゥー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +1:47.353 Dunlop ユーザー
6位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha +2:21.588 Dunlop ユーザー