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450クラス

ディフェンディングチャンピオンのトマックが今季初優勝!

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アイアンマン・レースウェイは、インディアナポリス郊外のクロフォーズビルにある。インディカーやスーパークロスなど、モータースポーツが盛んな土地柄だが、GNCCの会場としてもアイアンマンは有名だ。2014年にAMAプロモトクロスが開催されるようになって以来、天候に恵まれる確率が低かったが、今年はほぼドライコンディションが実現した。2日前にルイジアナ州に上陸したハリケーン・ローラの接近が心配されたものの、幸い今大会への影響は前夜の降雨程度に済み、コースにとっては程良い撒水となった。
アイアンマンの路面は、元来の硬質土にサンドとウッドチップを混ぜてソフトに改良したものだが、走行時間が進むほどに深いワダチが増えてくる。マディにならなければ、ビッグジャンプも見どころの一つとなるダイナミックなコースだ。
公式予選トップは、450クラス=アダム・シアンサルーロ(カワサキ)=2分09秒464、250クラス=シェイン・マケラス(ヤマハ)=2分13秒107。注目の下田丈(ホンダ)は、2分15秒716=6位のタイムを記録した。
450クラスのヒート1は、マービン・ムスキャン(KTM)のホールショットで始まった。直後にはイーライ・トマック(カワサキ)、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)、マックス・アンスティ(スズキ)が続き、この集団にシアンサルーロ、チェイス・セクストン(ホンダ)、ブレイク・バゲット(KTM)が食い込む。アンスティが脱落したトップグループでは、各々が1秒前後のマージンで走行を続けた。
レースのハーフウェイポイントを過ぎると、間隔が広がる上位陣の中でムスキャンvsトマックのトップ争いが過熱する。3位にいたオズボーンは徐々に遅れが目立つようになったが、終盤13周目に周遅れと絡んでポジションを下げた。ヒート1の勝者は、トマックの猛追撃を振り切ったムスキャン。大きく離されて、3位シアンサルーロ、4位セクストンがチェッカーを受けた。
450クラスのヒート2では、ポイントリーダーのオズボーンがホールショットを取った。3周目にはトップが入れ替わり、シアンサルーロ、オズボーン、トマック、ジャスティン・バーシア(ヤマハ)、ムスキャンというオーダーがほぼ固まった。
この中で最も際立っていたのが、トマックとバーシア。2台は連結された車両のような距離を保ちながら、10周目にはオズボーンを攻略。さらに12周目にはシアンサルーロをかわし、トマックが1位、バーシアが2位にアップした。テールトゥノーズのバトルが最後まで続いたが、トマックが逃げ切り今季初優勝。ランキング首位のレッドナンバープレートは、オズボーンが手堅くキープしている。
Photo:MX Sports Pro Racing


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM 35:28.056 Dunlop ユーザー
2位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +02.275 Dunlop ユーザー
3位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +20.934 Dunlop ユーザー
4位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda +22.576 Dunlop ユーザー
5位 4 B・バゲット Rocky Mountain ATV/MC KTM +35.833 Dunlop ユーザー
6位 51 J・バーシア Monster Energy Yamaha Yamaha +39.866 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 34:30.222 Dunlop ユーザー
2位 51 J・バーシア Monster Energy Yamaha Yamaha +01.103 Dunlop ユーザー
3位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +21.566 Dunlop ユーザー
4位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +26.453 Dunlop ユーザー
5位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda +27.598 Dunlop ユーザー
6位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +31.341 Dunlop ユーザー