- 天気:晴れ
- 気温:32度
450クラス
ポイントリーダーのオズボーンが完全優勝!
昨年初めてAMAプロモトクロスの誘致に成功した、WWランチモトクロスパークにビッグイベントが戻ってきた。フロリダ州ジャクソンビル市内にあるこのコースは、国際空港からフリーウェイで30分という好立地もあって、2013年のグランドオープニング以来その存在が注目されてきた。歴史の浅い会場ではあるが、3年前に世界選手権アメリカGPを開催したこともあって、現在のステータスを得ている。
平坦な土地に作られたコースは、中速・高速コーナーをつないでフープスとジャンプを合わせたレイアウト。サンドと粘土を混ぜた軟質路面が特徴で、時間の経過とともに増えるギャップが難易度を高める。タイムアタックのみならず、レースでも早めの勝負が有利になるコースだ。
公式予選トップは、450クラス=チェイス・セクストン(ホンダ)=2分03秒209、250クラス=ディラン・フェランディス(ヤマハ)=2分03秒882。これらの最速タイムは、いずれも1回目の走行でマークされたものだった。
450クラスのヒート1、ホールショットを取ったのはザック・オズボーン(ハスクバーナ)だったが、1周目の先陣争いでアダム・シアンサルーロ(カワサキ)がトップ、セクストンが2位と入れ替わった。このトップスリーは1秒前後の差でバトルを続け、4位以下を置き去りにしていった。
25分を経過した12周目、オズボーンがセクストンを抜いて、シアンサルーロに並ぶ。サイドバイサイドの争いを物にしたのは、オズボーンの方だった。トップに立ったオズボーンは、リードを広げてフィニッシュ。2位シアンサルーロに続いて、3位には最終ラップでセクストンをかわしたマービン・ムスキャン(KTM)が入った。
450クラスのヒート2では、ジャスティン・バーシア(ヤマハ)がホールショットを取った。そこからヒート1と同じように、シアンサルーロが前に出たが、食い下がるバーシアがオープニングラップ半ばに転倒し、最後尾までポジションを下げた。シアンサルーロ、ムスキャン、オズボーンが三つ巴のバトルを繰り広げた序盤、5周目にシアンサルーロが転倒。ハーフウェイを過ぎた8周目には、トップがムスキャンからオズボーンに替わった。
後半のハイライトは、イーライ・トマック(カワサキ)の猛追撃だった。スタート11位からトップグループまで到達すると、9周目にセクストンをパス。13周目にはムスキャンを攻略し、トップに0.7秒差まで迫ったトマックだったがわずかに及ばず。オズボーンが逃げきり、トマックは2位でフィニッシュした。このパーフェクトウィンによって、オズボーンのポイントリードは29点に拡大している。
Photo:MX Sports Pro Racing
450 Heat1Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 16 Z・オズボーン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 35:08.436 | |
2位 | 9 A・シアンサルーロ | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +02.773 | |
3位 | 25 M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +14.333 | |
4位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +19.188 | |
5位 | 51 J・バーシア | Monster Energy Yamaha | Yamaha | +22.263 | |
6位 | 3 E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +40.597 |
450 Heat2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 16 Z・オズボーン | Rockstar Energy Husqvarna | Husqvarna | 35:36.190 | |
2位 | 3 E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +04.201 | |
3位 | 25 M・ムスキャン | Red Bull KTM | KTM | +23.839 | |
4位 | 103 M・アンスティ | HEP Motorsports | Suzuki | +29.490 | |
5位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +37.275 | |
6位 | 4 B・バゲット | Rocky Mountain ATV/M | KTM | +49.082 |