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250クラス

フェランディスが初タイトル獲得! ダンロップV11達成!

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250クラスのヒート1は、クーパーのホールショットで幕を開けた。ジェット・ローレンス(ホンダ)、ディラン・フェランディス(ヤマハ)、ジェレミー・マーティン(ホンダ)が続く。序盤から繰り広げられたトップ争いは、7周目に仕掛けたローレンスが物にした。
 終盤になると、フェランディスが満を持してクーパーを攻略。リーダーのテールに迫ったが逆転には至らず、ローレンスが初優勝をゲットした。下田丈(ホンダ)はスタート直後のクラッシュで、30位から9位まで追い上げてフィニッシュした。
 250クラスのヒート2では、シェイン・マケラス(ヤマハ)がホールショットを決めたが、3周目にはマーティン、ローレンスに先行を許した。4周目にはスタート6位から着々とポジションを上げてきた下田が、マケラスを抜いて3位に浮上。ガイコ・ホンダがトップ3を占めるフォーメーションとなった。
 トップ3の間隔は徐々に広がり、マーティンのリードは16秒以上になったが、2位ローレンスと3位下田のマージンは1~5秒の間で変動する。30分すぎには下田のワンミスで、マケラスが後方から接近する場面もあったが、オーダーに変動はないまま、マーティン、ローレンス、下田の順でチェッカーを受けた。ベストリザルトを更新した下田は、総合5位(9位/3位)、ランキング11位でシーズンを締め括った。
 チャンピオンは、最終戦オーバーオール3位(2位/5位)となったフェランディス。スーパークロスに続くダブルタイトルとなった。この結果、ダンロップは11年連続(2010~2020)でAMAスーパークロス&モトクロス選手権を全クラス制覇(SX450/SX250イースト/SX250ウエスト/MX450/MX250)。最もコンペティティブなカテゴリーにおいて、ダンロップは圧倒的な評価を得ている。
Photo:MX Sports Pro Racing


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 83 J・ローレンス Geico Honda Honda 34:56.343 Dunlop ユーザー
2位 14 D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +03.584 Dunlop ユーザー
3位 32 J・クーパー Monster Energy Yamalube Star Yamaha +05.001 Dunlop ユーザー
4位 6 J・マーティン Geico Honda Honda +11.635 Dunlop ユーザー
5位 12 S・マケラス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +51.649 Dunlop ユーザー
6位 74 M・ハリソン Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +1:00.985 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 6 J・マーティン Geico Honda Honda 35:53.448 Dunlop ユーザー
2位 83 J・ローレンス Geico Honda Honda +18.337 Dunlop ユーザー
3位 84 下田 丈 Geico Honda Honda +20.690 Dunlop ユーザー
4位 12 S・マケラス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +22.563 Dunlop ユーザー
5位 14 D・フェランディス Monster Energy Yamalube Star Yamaha +37.007 Dunlop ユーザー
6位 134 J・フライ Monster Energy Yamalube Star Yamaha +42.875 Dunlop ユーザー


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450クラス

オズボーンが初戴冠! ダンロップ11年連続完全制覇!

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COVID-19パンデミックの影響により、異例の日程で行われてきたAMAプロモトクロスだが、今シーズンは通常の12戦から9戦に短縮されたため今大会がフィナーレとなる。FOXレースウェイは、ロサンジェルスとサンディエゴの中間にある先住民コミュニティ、パラに設けられたモトクロスコース。全米選手権を開催するのは今年で4回目になるが、カリフォルニア在住ライダーにとっては、日常的に練習に訪れるホームグラウンドだ。
 比較的平坦なハイスピードコースだが、ビッグジャンプやローラーセクション、中程にあるアップヒル&ダウンヒルがアクセントとなっている。パッシングポイントは随所にあり、幅が広いコーナーではインとアウトに分かれて仕掛け合う。減速せずにスピードを維持できるラインが、このコースでは有効だ。
 公式予選トップは、450クラス=チェイス・セクストン(ホンダ)=1分53秒682、250クラス=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)=1分54秒381。
 450クラスのヒート1では、ザック・オズボーン(ハスクバーナ)がホールショットを取ったが、1周目の競り合いで先行され、オーダーはマービン・ムスキャン(KTM)、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)、オズボーン、セクストンと変化した。4周目にはシアンサルーロがムスキャンを抜いてトップに立った。
 前半は上位数台が僅差のまま走行していたが、15分すぎにムスキャンがコースアウトすると、2位にはオズボーン、翌周にはセクストンと入れ替わった。12周目には中団から追い上げてきたイーライ・トマック(カワサキ)が2位、クリスチャン・クレイグ(ホンダ)が3位に浮上。終盤はシアンサルーロvsトマック、クレイグvsセクストンのバトルが過熱したが、それぞれラスト2周に決着がつき、トマック、シアンサルーロ、セクストン、クレイグの順でフィニッシュした。
 450クラスのヒート2では、ホールショットのシアンサルーロに、クレイグ、セクストン、ムスキャンが続いた。オズボーンは当初5位につけていたが、5周目にトマックが先行する。僅差のトップ3が後続を引き離す展開の中で、9周目にセクストンが2位に浮上した。
 セクストンの猛追を受けて、シアンサルーロが12周目に転倒。これで順位はセクストン、クレイグ、シアンサルーロとなり、450ルーキーのセクストンが初の総合優勝(3位/1位)をゲットした。タイトルに王手をかけていたオズボーンは、5位/7位のリザルトで悲願を成就。アウトドアでは2017年250チャンピオン以来の戴冠となった。
Photo:MX Sports Pro Racing


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 35:18.618 Dunlop ユーザー
2位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +03.416 Dunlop ユーザー
3位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda +08.121 Dunlop ユーザー
4位 62 C・クレイグ Team Honda HRC Honda +09.275 Dunlop ユーザー
5位 16 Z・オズボーン Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +36.806 Dunlop ユーザー
6位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +39.308 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda 35:54.270 Dunlop ユーザー
2位 62 C・クレイグ Team Honda HRC Honda +05.202 Dunlop ユーザー
3位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +18.037 Dunlop ユーザー
4位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +20.606 Dunlop ユーザー
5位 25 M・ムスキャン Red Bull KTM KTM +40.740 Dunlop ユーザー
6位 103 M・アンスティ HEP Motorsports Suzuki +1:04.777 Dunlop ユーザー