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450クラス

フェランディスが総合優勝(1位/3位)!

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COVID-19パンデミックの影響で、昨年は開催が見送られたサクラメントに、AMAプロモトクロスが帰ってきた。例年のような開幕戦ではなく最終戦だが、ハングタウン・モトクロス・クラシックが復活。9月のノーザンカリフォルニアは酷暑に見舞われたが、名門コースのプレイリーシティSVRAには熱狂的なファンが集結した。
広大な州立オフロードエリアの中にあるモトクロスコースは、緩い丘陵地帯を駆け巡る基本レイアウトが踏襲されている。アップダウン、オフキャンバー、ビッグジャンプなどが特徴だ。金曜朝に小雨が降ったものの、強い日差しによって路面の硬化が進み、頻繁な撒水作業が必要なコンディションとなった。
クオリファイングでは、クーパー・ウェブ(KTM)=2分12秒384(450)、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)=2分13秒418(250)が最速だった。いずれも路面がスムーズだった1回目のセッションで記録されたもので、ギャップが増えた2回目からは好タイムが生まれかった。
450クラスのヒート1では、ケン・ロクスン(ホンダ)とディラン・フェランディス(ヤマハ)が、並んでホールショットラインを通過。わずかに前だったロクスンが、オープニングラップからトップに立った。フェランディスは一瞬のコースアウトにより2秒ほど後れを取ったが、10分後にはロクスンに追い付き、テールトゥノーズ状態となる。僅差で競り合う2台は、次第に3位以下を引き離していった。
セカンドグループでは、ウェブ、イーライ・トマック(カワサキ)、クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)による接戦が繰り広げられていた。6周目3位に浮上したトマックは、トップ2台を凌ぐベストラップを叩き出して急接近したが、わずか2周で転倒して後退。10周目にはフェランディスがロクスンを攻略し、トップに躍り出た。終盤は各々が単独走行となり、フェランディス、ロクスン、ウェブ、トマックの順でチェッカーを受けた。
450クラスのヒート2では、スタートで多重クラッシュが発生し、フェランディスとロクスンも巻き込まれてしまった。前方ではホールショットのウェブをかわしたクレイグが、オープニングのリーダーとなった。3周目にはトマックが、マックス・アンスティ(スズキ)を抜いて3位に浮上。三つ巴のトップ争いは、クレイグからクーパーへ、そしてトマックへとリーダーが入れ替わった。
ハーフウェイポイントに差しかかる頃、クラッシュから這い上がってきたフェランディスが、6位まで到達。ロクスンはリアイアしてしまったが、フェランディスはトップ争いに加わりそうな勢いだった。終盤になると、トマック、ウェブ、クレイグの間隔が開きだし、ラスト2周でフェランディスが3位に躍進。猛追撃はここまでだったが、フェランディスは最良のシーズンを総合優勝(1位/3位)で締め括った。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 14 D・フェランディス Monster Energy Star Racing Yamaha 36:54.820 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +12.022 Dunlop ユーザー
3位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +21.926 Dunlop ユーザー
4位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +34.812 Dunlop ユーザー
5位 29 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +36.958 Dunlop ユーザー
6位 72 C・ショック FXR Chaparral Honda +51.732

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 35.11.213 Dunlop ユーザー
2位 2 C・ウェブ Red Bull KTM KTM +05.800 Dunlop ユーザー
3位 14 D・フェランディス Monster Energy Star Racing Yamaha +16.519 Dunlop ユーザー
4位 29 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +26.104 Dunlop ユーザー
5位 34 M・アンスティ Twisted Tea HEP Motorsports Suzuki +33.985 Dunlop ユーザー
6位 28 B・ハートランフト Twisted Tea HEP Motorsports Suzuki +1:27.513 Dunlop ユーザー


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250クラス

J・ローレンスが初タイトルをゲット! ダンロップ12年連続完全制覇!

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250クラスのヒート1は、クーパーのホールショットで始まった。RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)、オースティン・フォークナー(カワサキ)、ジョシュ・バリーズ(ハスクバーナ)と続くトップグループに、ポイントリーダーのジェット・ローレンス(ホンダ)がいない。スタートに失敗したJ・ローレンスは、1周目と2周目に立て続けにクラッシュし、23位からの再々スタートというハンディを負った。
クーパーはハンプシャーを徐々に引き離し、中盤以降はセーフティリードを保った。残り10分を切ると、ハンター・ローレンス(ホンダ)が3位、下田丈(カワサキ)が4位に浮上。注目のJ・ローレンスは、11周目に一桁入りを果たし、最終ラップで8位に食い込んだ。クーパーが勝利をつかんだことで、この段階でのタイトルハンティングの状況は、J・ローレンス=477、クーパー=466となった。
250クラスのヒート2は、バリーズがホールショットを決めたが、2周目からはクーパーが前に出た。一方J・ローレンスは、またしても1周目の転倒で13位。だが最終レースにおけるマジックナンバーは14点だったので、7位以上でゴールすればJ・ローレンスのタイトルが確定する。冷静さを取り戻したポイントリーダーは、3周目には7位まで挽回。その後もポジションアップを続けた。
中盤のランニングオーダーは、クーパー、下田、マックス・ボーランド(KTM)。その後方まで迫ってきたJ・ローレンスは、ラスト4周で3位に浮上。総合優勝クーパー(1位/1位)、2位下田(4位/2位)に続いてゴールしたJ・ローレンスが、初タイトルをゲットした。
全日程を消化したAMAスーパークロス&プロモトクロス選手権において、ダンロップは12年連続(2010~2021)全クラス制覇(SX450/SX250イースト/SX250ウエスト/MX450/MX250)を達成。世界中から注目されるコンペティションのプレミアステージにおいて、ダンロップは確固たる地位を築いている。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 35:07.086 Dunlop ユーザー
2位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +03.570 Dunlop ユーザー
3位 41 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +07.724 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +17.334 Dunlop ユーザー
5位 115 M・ボーランド Red Bull KTM KTM +21.923 Dunlop ユーザー
6位 147 L・キッチン Monster Energy Star Racing Yamaha +28.897 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 35:54.507 Dunlop ユーザー
2位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +03.024 Dunlop ユーザー
3位 18 J・ローレンス Team Honda HRC Honda +09.626 Dunlop ユーザー
4位 115 M・ボーランド Red Bull KTM KTM +12.940 Dunlop ユーザー
5位 38 A・フォークナー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +15.193 Dunlop ユーザー
6位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +16.531 Dunlop ユーザー