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450クラス

フェランディス(1位/2位)がポイントリード拡大!

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昨シーズンは、COVID-19パンデミックの影響で9月に延期され、しかもダブルヘッダー(金曜/月曜)が行われたブキャナン/レッドバッドだが、今年は本来の開催日程が実現した。アメリカ独立記念日(7月4日)に合わせた、7月最初の週末が定例となっているため、愛国心あふれる観客が集まる会場の雰囲気は独特だ。昨年は無観客(アマチュアレースのエントラントを除く)だったが、ようやく2年ぶりの大観衆が戻ってきた。
ほぼ全周に及ぶ掘り起こし作業、そして年々土質改善のために追加されてきたサンドによる軟質路面が、次第にワダチとギャップだらけになる難コース。最大の見せ場となる「ラロッコズ・リープ」は、隣州インディアナ出身のヒーロー、マイク・ラロッコにちなんだ特大の登り3連ジャンプだ。
450クラスのクオリファイでは、2分03秒729=ディラン・フェランディス(ヤマハ)がトップ。250では1本目のセッションで、2分06秒583を記録した下田丈(カワサキ)が暫定ポールポジションだったが、2本目で2分06秒179=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)に更新された。
450クラスのヒート1は、アーロン・プレシンガー(ヤマハ)のホールショットで始まった。オープニングラップの先陣争いが落ち着くと、2位以下はケン・ロクスン(ホンダ)、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)、クーパー・ウェブ(KTM)というオーダーになる。5周目にロクスンがトップに立ったが、プレシンガーも諦めずに1秒前後の接近戦が続いた。
レース中盤になると、スタート6位からキャッチアップしてきたフェランディスが3位に浮上。ロクスン、プレシンガーに加わり、三つ巴のバトルが展開される。残り5分という大詰めで、プレシンガーをかわしたフェランディスは、ラスト3周でロクスンを攻略して今季2勝目をゲットした。レース後、レッドクロス旗が振られる地点でジャンプした違反により、フェランディスは1点、ロクスンは2点ペナルティを受けた。
450クラスのヒート2では、またしてもプレシンガーがホールショットを決めた。2位につけたシアンサルーロが転倒し、イーライ・トマック(カワサキ)、ロクスン、フェランディスがトップグループを形成。2周目にはトマックがトップに躍り出た。ヒート1同様、2位に下がってもプレシンガーのペースが衰えず、僅差のトップ争いが続く。
カウントダウンタイマーがちょうどハーフウェイポイントを示す頃、3位ロクスンがクラッシュして6位に転落。後半のバトルは果たしてトマック、プレシンガー、フェランディスの三つ巴となって過熱した。ラスト3周、フェランディスがプレシンガーを抜いて2位浮上。トップにも迫る勢いだったが、トマックが1.5秒差で逃げ切り2勝目を挙げた。オーバーオールはフェランディス(1位/2位)、トマックは2位(4位/1位)に入賞した。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 14 D・フェランディス Monster Energy Star Racing Yamaha 34:31.481 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +02.955 Dunlop ユーザー
3位 7 A・プレシンガー Monster Energy Star Racing Yamaha +13.060 Dunlop ユーザー
4位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki +17.198 Dunlop ユーザー
5位 29 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +36.089 Dunlop ユーザー
6位 9 A・シアンサルーロ Monster Energy Kawasaki Kawasaki +44.368 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 3 E・トマック Monster Energy Kawasaki Kawasaki 34:20.474 Dunlop ユーザー
2位 14 D・フェランディス Monster Energy Star Racing Yamaha +01.503 Dunlop ユーザー
3位 7 A・プレシンガー Monster Energy Star Racing Yamaha +20.548 Dunlop ユーザー
4位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda +33.431 Dunlop ユーザー
5位 29 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +46.951 Dunlop ユーザー
6位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +51.481 Dunlop ユーザー


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250クラス

ハンプシャーが転倒からオーバーオールウィナー(2位/2位)!

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250クラスヒート1のホールショットは、予選トップだったクーパーがゲットしたが、1周目のフィニッシュジャンプで転倒。上位のオーダーは、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)、ジェット・ローレンス(ホンダ)、ハンター・ローレンス(ホンダ)、ジェレミー・マーティン(ヤマハ)となった。リーダーとなったハンプシャーだが、5周目に転倒を喫して2位に後退。立場を入れ替えたJ・ローレンスとハンプシャーは、僅差のまま3位のH・ローレンスを引き離していった。
レース後半に入った8周目、ハンプシャーが2度目の転倒により後退。このハプニングによって、ローレンス兄弟が1-2走行を続けたが、巻き返したハンプシャーがラスト3周で割って入る。J・ローレンス、ハンプシャー、H・ローレンス、クーパーの順でチェッカーが振られた。下田はスタート9位から挽回し、終盤J・マーティンを追い詰めたが、わずかに届かず6位でフィニッシュした。
250クラスのヒート2でも、クーパーがホールショットを決めた。2位J・マーティン以下、ハンプシャー、タイ・マスタプール(ガスガス)、ジャリク・スウォール(ハスクバーナ)、スタイルズ・ロバートソン(ハスクバーナ)、そして7位には下田がつけた。ヒート1勝者のJ・ローレンスは、スタートの出遅れと2周目のクラッシュにより、ほぼ最後尾に転落するハンディを負った。
2周目2位に上がったハンプシャーは、7周目にトップ浮上。毎周1~2秒ずつクーパーを突き放す勢いだったが、終盤12周目に転倒。ここで再度リーダーに返り咲いたクーパーが、前戦に続いて2勝目を挙げた。終盤は4位を走る下田が注目されたが、H・ローレンスに逆転を許して5位。下田の背後まで迫ったJ・ローレンスは、6位でチェッカーを受けた。オーバーオールウィナー、ハンプシャー(2位/2位)がポディアムの中央に登壇。J・ローレンスは、ランキング首位を維持している。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 18 J・ローレンス Team Honda HRC Honda 34:56.761 Dunlop ユーザー
2位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +02.278 Dunlop ユーザー
3位 41 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +08.769 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +17.234 Dunlop ユーザー
5位 6 J・マーティン Monster Energy Star Racing Yamaha +22.708 Dunlop ユーザー
6位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +23.360 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 35:00.179 Dunlop ユーザー
2位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +12.922 Dunlop ユーザー
3位 6 J・マーティン Monster Energy Star Racing Yamaha +22.523 Dunlop ユーザー
4位 41 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +25.647 Dunlop ユーザー
5位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +30.558 Dunlop ユーザー
6位 18 J・ローレンス Team Honda HRC Honda +35.655 Dunlop ユーザー