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450クラス
バーシアがオーバーオールウィン(1位/2位)!
ミルビルのスプリングクリーク・モトクロスパークは、AMAプロモトクロスの開催地の中で最も変化に富むコースの一つとして知られている。スタートから川沿いの低地はサンドで延々とうねりが続き、その後には山の斜面に設けられたアップダウンが控えている。ここからは土質がハードパックに変わるので、タイヤには軟質路面と硬質路面の両方に対応できるレンジの広さが求められる。
ちなみにこのコースのオーナーは、アレックス・マーティン(ヤマハ)とジェレミー・マーティン(ヤマハ)の両親で、サンドフープスの脇に家がある。クオリファイングセッションでは、ケン・ロクスン(ホンダ)=2分07秒124(450)、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)=2分09秒099(250)が最速だった。
450クラスのヒート1は、ジャスティン・バーシア(ガスガス)のホールショットで始まった。1コーナーではロクスンがクラッシュ。後続車に轢かれたロクスンは、再スタートできずにリタイアした。バーシアを追うトップグループは、アダム・シアンサルーロ(カワサキ)、クーパー・ウェブ(KTM)、クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)、ディラン・フェランディス(ヤマハ)。1~2位争いは、1秒前後の僅差で繰り広げられた。
やがてウェブの失速とフェランディスの躍進により、ポジションが入れ替わる。9周目にシアンサルーロがクラッシュすると、2位にはフェランディス、さらにスタート14位から追い上げてきた、イーライ・トマック(カワサキ)が3位に浮上した。終盤は三つ巴の接近戦となったが、バーシアがフェランディスとトマックを振り切って優勝した。
450クラスのヒート2では、バーシアがホールショットを決めたが、ヒート1のリタイアから立ち直ったロクスンが、オープニングラップのリーダーとなった。バーシアを挟んで3位にはジャスティン・ボーグル(KTM)がつけたが、5周目にはチェイス・セクストン(ホンダ)に入れ替わる。トップ2台の差は1~2秒で推移したが、セクストンは大差をつけられ単独走行となった。
レース終盤になると、オーバーオールウィンを確信したバーシアがペースを落とし、ロクスンの独走優勝が固まる。2位以下はバーシア、セクストン、トマック。そして1周目に2度の転倒を喫し、24位から挽回したフェランディスが5位でチェッカーを受けた。オーバーオールはバーシア(1位/2位)。シリーズランキング首位のフェランディス(2位/5位)は、ロクスン(DNF/1位)に対し32点リードを積み上げた。
Photo: MX Sports Pro Racing
450 Heat1Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 51 J・バーシア | Troy Lee Designs Red Bull | GASGAS | 35:18.064 | |
2位 | 14 D・フェランディス | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +01.062 | |
3位 | 3 E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +05.396 | |
4位 | 29 C・クレイグ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +15.174 | |
5位 | 7 A・プレシンガー | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +18.894 | |
6位 | 2 C・ウェブ | Red Bull KTM | KTM | +20.085 |
450 Heat2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 94 K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | 35:35.678 | |
2位 | 51 J・バーシア | Troy Lee Designs Red Bull | GASGAS | +06.092 | |
3位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +14.517 | |
4位 | 3 E・トマック | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +18.145 | |
5位 | 14 D・フェランディス | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +23.008 | |
6位 | 29 C・クレイグ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +39.197 |