• 天気:晴れ
  • 気温:20度
  • 観客:不明人

450クラス

セクストンが完全優勝(1位/1位)! ロクスン(2位/2位)を従えワンツー!

  • 天気:晴れ
  • 気温:20度
  • 観客:不明人

50周年を祝福するAMAプロモトクロスの特別なシーズンが開幕した。欧米のライダーによる交流戦が行われていたアメリカで、AMAナショナルモトクロスが創設されたのは1972年のこと。初代チャンピオンは、500cc=ブラッド・ラッキー(カワサキ)、250cc=ゲイリー・ジョーンズ(ヤマハ)だった。今シーズンはこうしたレジェンドをTV解説に起用し、アニバーサリーを盛り上げる趣向が凝らされている。今回のFOXレースウェイでは、元250ccチャンピオンのリック・ジョンソン('84、'86、'87)、ジェレミー・マクグラス('95)の2人がライブでコメンテーターを務めた。 開幕戦には元チャンピオンのカムバックという話題もあった。ライアン・ダンジー(AMA/KTM)とアントニオ・カイローリ(FIM/KTM)が、今大会からスポット参戦する。一方でディフェンディングチャンピオンのディラン・フェランディス(ヤマハ)が、直前の負傷により欠場を余儀なくされる残念なニュースもあった。
タイムクオリファイでポールポジションを獲得したのは、450=チェイス・セクストン(ホンダ)2分12秒333、250=セス・ハメイカー(カワサキ)2分13秒063。涼しさに恵まれた今大会は、通常よりも路面の乾燥が進まず、程良いトラクションが保たれていた。
450クラスのヒート1は、ケン・ロクスン(ホンダ)のホールショットで始まった。イーライ・トマック(ヤマハ)、シェイン・マケラス(ハスクバーナ)、そしてセクストンが続いたが、ロクスンは序盤の数周で3秒以上のリードを蓄えた。
トップグループの中で最も急進的な動きを見せたセクストンは、10分すぎには2位まで浮上。ロクスンの背後をマークすると僅差のバトルに持ち込み、8周目にはトップに躍り出た。セカンドグループではトマック、ダンジー、クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)による争いが続いたが、クレイグが3位に浮上したとき、ホンダ勢は20秒以上も先行していて追撃もここまで。レトロファッションで決めたセクストンとロクスンが、1-2フィニッシュで開幕ヒートを制した。
450クラスのヒート2では、セクストンがホールショットを取ったが、オープニングラップでロクスンに逆転される。3位以下にはダンジー、クレイグ、カイローリが控えていたが、ロクスンとセクストンのハイペースによって、トップ争いの2台が完全に抜け出した形になった。
中盤はテールトゥノーズ、そしてサイドバイサイドに至るトップ争いが過熱。10周目にセクストンが前に出た後もロクスンが食い下がったが、終盤になるとギャップが広がる。3位にはダンジーを攻略したクレイグが浮上したが、やはり20秒近いビハインドを切り詰めることはできなかった。こうしてセクストン、ロクスン、クレイグの順でチェッカーフラッグが振られる。セクストンは自身初の完全優勝(1位/1位)を果たし、タイトル争いに名乗りを上げた。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda 36:42.248 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +15.877 Dunlop ユーザー
3位 28 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +31.206 Dunlop ユーザー
4位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +38.211 Dunlop ユーザー
5位 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +44.754 Dunlop ユーザー
6位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +55.646 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda 36:47.418 Dunlop ユーザー
2位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +04.587 Dunlop ユーザー
3位 8 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +32.672 Dunlop ユーザー
4位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +36.65 Dunlop ユーザー
5位 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +55.728 Dunlop ユーザー
6位 222 A・カイローリ Red Bull KTM KTM +1:25.524


  • 天気:晴れ
  • 気温:20度
  • 観客:不明人

250クラス

ローレンス・ブラザーズが1-2登壇! 下田丈は総合3位(4位/3位)!

  • 天気:晴れ
  • 気温:20度
  • 観客:不明人

250クラスのヒート1、オープニングラップのオーダーは、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、J・ローレンス、ハメイカー、ハンター・ローレンス(ホンダ)。注目の下田丈(カワサキ)は、10位と出遅れた。序盤はクーパーとJ・ローレンスによるトップ争いが続いたが、5周目に決着が付くとJ・ローレンスは独走態勢に持ち込んだ。
ハーフウェイポイントを過ぎる頃、H・ローレンスが2位に浮上したが、レッド#1のJ・ローレンスには大きなアドバンテージがあり、そのまま兄弟による1-2フィニッシュとなる。終盤、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)、オースティン・フォークナー(カワサキ)、リーバイ・キッチン(ヤマハ)による3~5位争いがヒートアップしたが、ここに食い込んだ下田がハンプシャーの背後に迫り、4位でチェッカーを受けた。
250クラスのヒート2では、ルーキーのニック・ロマーノ(ヤマハ)がホールショットを決めた。2周目にはJ・ローレンスがリーダーになり、やがて2位の座はマイケル・モズマン(ガスガス)、そして下田へと入れ替わる。その背後にはスタート直後からH・ローレンスがつけていて、接戦の中ポジションを上げてきていた。
レース終盤は、独走を続けるJ・ローレンスのはるか後方で、下田とH・ローレンスが僅差の2位争いという構図。攻防は最終ラップになだれ込んだが、下田を攻略したH・ローレンスが先にチェッカーを受けた。オーバーオールでは、J・ローレンス(1位/1位)、H・ローレンス(2位/2位)、下田(4位/3位)がポディアムに登壇。ジュニアワールド以来のライバル3人が今、AMAプロモトクロスの舞台で戦っている。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Honda 36:43.717 Dunlop ユーザー
2位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +06.688 Dunlop ユーザー
3位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +12.304 Dunlop ユーザー
4位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +16.181 Dunlop ユーザー
5位 59 L・キッチン Monster Energy Star Racing Yamaha +24.125 Dunlop ユーザー
6位 33 A・フォークナー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +28.984 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Honda 34:48.888 Dunlop ユーザー
2位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +05.381 Dunlop ユーザー
3位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +06.584 Dunlop ユーザー
4位 29 M・モズマン Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +34.613 Dunlop ユーザー
5位 47 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +41.300 Dunlop ユーザー
6位 33 A・フォークナー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +44.913 Dunlop ユーザー