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450クラス

アンダーソンが総合優勝(2位/2位)! トマックが首位に再浮上!

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バッズクリークは、すりばち状の地形にレイアウトされたアップダウンに富むコースだ。ビッグジャンプや逆バンクなど、テクニックの差が出る要素も多い。土質はもともとハードだが、大会前にはほぼ全周にわたって掘り返される。やがて走行ラインが刻まれると表情が変わり、崩れやすい土の深いバンクと硬質路面との対比が際立つようになる。
そんなバリエーションに満ちたバッズクリーク対策として、今大会にはダンロップのサンド&マッド路面用タイヤ、GEOMAX MX14をチョイスするライダーが何人か現れた。画期的なブロックデザインとコンパウンドによるトラクション性能を謳ったニューモデルだが、ハードパックでも通用するレンジの広さが実証されたことになる。特にスターティングゲートから1コーナーまでの耕された路面や、コーナーのアウト側にできる深いバンクなどでは、スクープ形状によるMX14のアドバンテージが生かされていた。
午前中に行われたタイムアタックの450クラストップは、ケン・ロクスン(ホンダ)による1分55秒834。250クラスでは、ジェット・ローレンス(ホンダ)の1分56秒809が最速だった。
450クラスのヒート1は、ベストクオリファイヤーだったロクスンのホールショットで始まった。ライアン・ダンジー(KTM)、イーライ・トマック(ヤマハ)、アーロン・プレシンガー(KTM)が後に続く。ポイントリーダーのチェイス・セクストン(ホンダ)は、オープニングラップに2回転倒を喫し、後方集団のさらに後方までポジションを落としてしまった。
4周目にはトマックがロクスンをかわし、以後リードを広げていく。30分プラス2周のハーフウェイポイントでは、トマックの独走が磐石のものとなり、レース終盤にはロクスンに替わってジェイソン・アンダーソン(カワサキ)が2位に浮上。トマック、アンダーソン、ロクスンの順でゴールした。セクストンは、29位から7位まで挽回した。
450クラスのヒート2では、ホールショットを決めたジョーイ・サバッチー(カワサキ)に、ダンジー、ロクスン、アンダーソンが襲いかかり、オープニングラップの上位を占める幕開けとなった。チャンピオン争いの最中にあるセクストンは5位、トマックは10位と出遅れた。このレースはトップの入れ替わりが激しく、序盤はダンジーからロクスン、そしてアンダーソンがリーダーになった。
この混戦に食い込んできたのがセクストン。8周目にはトップに立ったが、転倒により一瞬後退する。リーダーは再びアンダーソン、さらにロクスンとシャッフルされたが、11周目にセクストンが返り咲き、三つ巴だった接戦にとどめを刺した。終盤は3~4秒差で独走を続けた末、セクストンが優勝。トマックの追い上げは5位止まりだった。チャンピオン争いの当事者であるセクストン(7位/1位)とトマック(1位/5位)だが、片方のヒートでのつまずきが双方にあったことで決定的な大差には至らず、レッドプレートの奪い合いはトマックの1点リードで次戦以降へ持ち越された。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha 34:19.599 Dunlop ユーザー
2位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +13.599 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +15.891 Dunlop ユーザー
4位 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +18.569 Dunlop ユーザー
5位 28 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +22.787 Dunlop ユーザー
6位 1 D・フェランディス Monster Energy Star Racing Yamaha +28.136 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda 34:18.257 Dunlop ユーザー
2位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +04.236 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +08.600 Dunlop ユーザー
4位 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +09.606 Dunlop ユーザー
5位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +10.385 Dunlop ユーザー
6位 17 J・サバッチー Monster Energy Kawasaki Kawasaki +11.186 Dunlop ユーザー


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250クラス

総合2位(3位/1位)の下田丈がランキング2位に躍進!

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250クラスのヒート1では、RJ・ハンプシャー(ハスクバーナ)がホールショットを決めたが、オープニングラップの競り合いでマイケル・モズマン(ガスガス)が前に出た。2周目以降は、3位のJ・ローレンスを交えた接近戦が繰り広げられる。8周目にハンプシャーがトップに立つと、モズマンとJ・ローレンスの2位争いが過熱した。
やがてモズマンのクラッシュによって決着が付いたが、J・ローレンスも転倒回避の際にロスタイムを喫し、ハンプシャーに逃げられてしまった。レース終盤になると、スタート11位から着実にポジションを上げてきた下田丈(カワサキ)が、モズマンの背後に接近。ラスト2周でモズマンを攻略した下田は、ハンプシャー、J・ローレンスに次ぐ3位でフィニッシュした。
250クラスのヒート2では、開始直後からジャスティン・クーパー(ヤマハ)と下田がデッドヒートを繰り広げた。2周目には下田が前に出たが、クーパーの反撃によって元のオーダーに戻った。ポイントリーダーのJ・ローレンスは、スタートで出遅れた上に転倒車に追突するハプニングがあり、1周目12位となった。クーパーvs下田の一騎打ちは、6周目にクリーンパスを成功させた下田が物にする。トップに立った下田は、一気にクーパーを引き離して独走を決め込んだ。
終盤になるとJ・ローレンスがセカンドグループに追い付き、クーパーを攻略してハンプシャーにも迫ったが、猛追撃もここまで。3勝目となるヒート優勝を挙げた下田に、ハンプシャー、J・ローレンスが続いてチェッカーフラッグを受けた。総合のポディアムは、優勝ハンプシャー(1位/2位)、2位下田(3位/1位)、3位J・ローレンス(2位/3位)。今大会で低迷した(8位/9位)ハンター・ローレンス(ホンダ)に替わり、下田がランキング2位に浮上。37ポイントビハインドだが、首位J・ローレンスの背中が見えてきた。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna 34:51.012 Dunlop ユーザー
2位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Honda +05.320 Dunlop ユーザー
3位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +21.029 Dunlop ユーザー
4位 29 M・モズマン Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +22.557 Dunlop ユーザー
5位 36 M・ボーランド Red Bull KTM KTM +33.322 Dunlop ユーザー
6位 109 G・ファレス Monster Energy Star Racing Yamaha +50.712 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 34:29.617 Dunlop ユーザー
2位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +04.893 Dunlop ユーザー
3位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Honda +06.034 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +15.262 Dunlop ユーザー
5位 31 J・スウォール Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +17.988 Dunlop ユーザー
6位 49 N・スラッシャー Monster Energy Star Racing Yamaha +27.073 Dunlop ユーザー