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450クラス
アンダーソンがキャリア初の総合優勝(1位/3位)!
今大会の別称「ハングタウン・モトクロス・クラシック」は、1972年に発足したAMAプロモトクロスに組み込まれる前から開催してきた主催者の誇りであり、その歴史は1969年に端を発している。プレイリーシティSVRAは、サクラメント郊外にある州立オフロード車パークで、モトクロスコースは広大な敷地のほんの一部だ。緩やかな起伏をハイスピードで駆け巡るコースだが、ハードパックを改善するためにもみがらを混ぜた路面には、不規則なギャップが発生しやすい。
クオリファイングセッションで最速だったのは、450=ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)2分06秒296、250=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)2分05秒812。走行セッションの順番がアドバンテージを覆し、排気量とタイムの逆転現象が起きた。 450クラスのヒート1は、チェイス・セクストン(ホンダ)のホールショットで始まった。背後にはアンダーソン、ケン・ロクスン(ホンダ)、イーライ・トマック(ヤマハ)が控えていたが、数ラップするうちに各々単独走行となり、セクストンがレースを掌握したように見えた。
ところが後半に勝負をかけたアンダーソンが、11周目にベストラップを叩き出すハイペースでセクストンに接近。13周目にトップに躍り出たアンダーソンは、セクストンの逆襲を僅差で振り切って今季1勝目のヒートウィンをゲットした。
450クラスのヒート2では、アントニオ・カイローリ(KTM)がホールショットを決めたが、オープニングラップでロクスンとセクストンにかわされ、その後トマックやアンダーソンにも先行を許す。序盤はロクスンがリードしていたが、5周目にはセクストンが僚友を抜いてトップに立った。
レースがハーフウェイポイントに差しかかる頃、トマックがロクスンをかわして2位に浮上。10周目にはセクストンを攻略したトマックがトップに立った。フィニッシュのオーダーは、トマック、セクストン、アンダーソン、ロクスン…。この結果オーバーオールでは、アンダーソンが初の総合優勝(1位/3位)。総合2位(2位/2位)のセクストンが、シリーズランキング首位を維持している。
Photo: MX Sports Pro Racing
450 Heat1Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | 34:57.009 | |
2位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +00.390 | |
3位 | 94 K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | +29.761 | |
4位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +31.868 | |
5位 | 28 C・クレイグ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +44.267 | |
6位 | 5 R・ダンジー | Red Bull KTM | KTM | +50.604 |
450 Heat2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | 35:18.204 | |
2位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +01.288 | |
3位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +27.555 | |
4位 | 94 K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | +31.144 | |
5位 | 28 C・クレイグ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +37.746 | |
6位 | 222 A・カイローリ | Red Bull KTM | KTM | +45.856 |