• 天気:晴れ
  • 気温:22度
  • 観客:不明人

450クラス

トマック(2位/1位)とセクストン(1位/2位)が同スコアで並ぶ!

  • 天気:晴れ
  • 気温:22度
  • 観客:不明人

ペンシルバニアとウエスト・バージニアの州境近くにある、マウントモーリスのハイポイント・レースウェイは、アメリカで最もヨーロッパ的な会場の一つに数えられている。天然の起伏を生かしたアップダウンや逆バンク主体のレイアウトは、非常にテクニカルで難易度が高い。近隣にシリーズプロモーター、MXスポーツ・プロレーシングの本部があり、“直轄地”と捉えられるほどの名門コースだ。
比較的降水確率の高い会場ではあるが、今年は火曜日に小雨が降っただけで、週末にかけては好天に恵まれた。路面は硬化しやすい土質を改善するために、おが屑をミックスしながら耕されている。そのため随所に複数のワダチが発生し、ライン取りが明暗を分ける要素となる。 クオリファイングセッションで最速だったのは、450=ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)2分02秒662、250=ジェット・ローレンス(ホンダ)2分02秒664。排気量のハンディキャップを感じさせない、1000分の2秒差というポールポジションタイムだった。
450クラスのヒート1は、チェイス・セクストン(ホンダ)のホールショットで始まった。ジョーイ・サバッチー(カワサキ)、ジャスティン・バーシア(ガスガス)、アンダーソンが続いたが、瞬く間にセクストンのリードが広がり、トップ争いのないレース展開となる。
セカンドグループの中では、イーライ・トマック(ヤマハ)の参入によって接近戦が激化したが、10分すぎにはセクストンが10秒もの独走態勢を築いていた。レース中盤に差しかかると、2位はアンダーソン、トマックと入れ替わったが、セクストンの独走には不安要素が皆無。スタートトゥフィニッシュで今季3勝目を挙げたセクストンの後方で、トマック、アンダーソンがゴールした。
450クラスのヒート2では、引退から5年ぶりにカムバックを果たしたライアン・ダンジー(KTM)が、ホールショットを決めた。序盤の競り合いで、ケン・ロクスン(ホンダ)、セクストン、トマックに先行を許したが、ダンジーは4位をキープしていた。
ハーフウェイポイントに差しかかると、ロクスン、セクストン、トマックによる三つ巴のトップ争いが過熱。随所でリーダーが入れ替わったが、9周目にトマックが前に出ると形勢が固まった。終盤はロクスンをかわしたダンジーが3位に浮上したが、ロクスンが最終ラップに逆転。トマック、セクストン、ロクスン、ダンジーの順でチェッカーフラッグが振られた。オーバーオールでは、トマック(2位/1位)がセクストン(1位/2位)を下し、ポディアムの中央に登壇した。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda 35:37.224 Dunlop ユーザー
2位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +11.652 Dunlop ユーザー
3位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +23.739 Dunlop ユーザー
4位 51 J・バーシア Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +28.965 Dunlop ユーザー
5位 17 J・サバッチー Monster Energy Kawasaki Kawasaki +31.576
6位 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +31.962 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha 36:00.472 Dunlop ユーザー
2位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda +03.558 Dunlop ユーザー
3位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +10.408 Dunlop ユーザー
4位 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +11.062 Dunlop ユーザー
5位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +31.688 Dunlop ユーザー
6位 28 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +32.810 Dunlop ユーザー


  • 天気:晴れ
  • 気温:22度
  • 観客:不明人

250クラス

ローレンス・ブラザーズが1-2ポディアム! 下田丈は3位入賞(3位/5位)!

  • 天気:晴れ
  • 気温:22度
  • 観客:不明人

250クラスのヒート1では、地元ペンシルベニア出身のセス・ハメイカー(カワサキ)が、ホールショットからレースをリードした。ハンター・ローレンス(ホンダ)、下田丈(カワサキ)、マイケル・モズマン(ガスガス)らが追ったが、ハメイカーは序盤5秒ほどのセーフティリードを築いた。
6周目にはモズマンがトップに立ったが、9周目以降はH・ローレンスがリーダーとなる。レース終盤にはスタート6位から挽回してきたJ・ローレンスが2位に浮上したが、H・ローレンスが逃げ切って優勝。3位には、最終ラップでハメイカーを攻略した下田が入った。
250クラスのヒート2は、連続ホールショットを決めたハメイカーが飛び出したが、オープニングラップの転倒により、ローレンス兄弟が1-2フォーメーションを組む。一時ジャスティン・クーパー(ヤマハ)が2位に割って入ったが、その後は元の形に戻った。10分すぎにはクーパーの遅れが目立つようになり、兄弟によるデッドヒートが突出する。
中盤7周目にJ・ローレンスが前に出ると、10周目にはH・ローレンスが逆転。12周目以降はJ・ローレンスがトップの座を保った。3位以下に大差をつけたホンダ1-2によって、オーバーオールはJ・ローレンス(2位/1位)、H・ローレンス(1位/2位)。3位には下田(3位/5位)が登壇した。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda 35:43.675 Dunlop ユーザー
2位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Honda +04.425 Dunlop ユーザー
3位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +05.665 Dunlop ユーザー
4位 47 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +06.851 Dunlop ユーザー
5位 29 M・モズマン Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +07.611 Dunlop ユーザー
6位 36 M・ボーランド Red Bull KTM KTM +37.831 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Honda 35:47.554 Dunlop ユーザー
2位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +00.553 Dunlop ユーザー
3位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +36.662 Dunlop ユーザー
4位 29 M・モズマン Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +41.440 Dunlop ユーザー
5位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +45.388 Dunlop ユーザー
6位 47 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +53.331 Dunlop ユーザー