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450クラス
トマックが完全優勝! 首位セクストンに急接近!
マサチューセッツとコネチカットの州境に位置するザ・ウィック338は、ディープサンドの難所として知られている。全周にわたって延々と続く深いワダチとギャップが特徴で、得手不得手がリザルトに反映されやすいラウンドだ。ダンロップのサンド&マッド路面用タイヤ、GEOMAX MX14が新発売されたばかりだが、今大会は画期的なブロックデザインとコンパウンドによるトラクション性能が発揮できる好機となった。
今大会はタイムスケジュールが通常とは異なり、TV中継に合わせて450→250の順で実施された。このサンドコースのクオリファイでは、1回目のセッションの方が好タイムを出しやすかったが、450=イーライ・トマック(ヤマハ)2分09秒019、250=ジェット・ローレンス(ホンダ)2分09秒153が最速だった。
450クラスのヒート1は、ケン・ロクスン(ホンダ)のホールショットで始まった。クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)、ライアン・ダンジー(KTM)、チェイス・セクストン(ホンダ)を挟んで、地元のクリス・キャニング(ガスガス)が5位につけた。3周目からはトップグループがシャッフルされ、クレイグ、ロクスン、セクストン、トマックというオーダーになった。
ハーフウェイポイントを迎えると、トマックの猛攻撃が始まる。先行する3台を片っ端からかわすと、8周目以降はトマックの独走状態となった。終盤ヒートアップした2位争いはセクストンが制し、クレイグは3位。トマックは、4連続となるヒートウィンをゲットした。
450クラスのヒート2は、ロクスンがホールショットを決めた。2位争いで優位に立ったのは、アーロン・プレシンガー(KTM)。レース序盤は、3位のトマックも含めた息詰まるトップ争いが繰り広げられた。15分後にはトマックがスパートを開始、プレシンガーとロクスンをかわし、8周目には先頭に躍り出た。
トマックの独走が決定的となると、セカンドグループ内でのバトルが激化。オープニングラップ7位から挽回してきたセクストンが、大詰めでロクスンとプレシンガーを攻略し、2位までポジションを上げた。オーバーオールウィナーは、5連勝のトマック(1位/1位)、セクストンは2位(2位/2位)。この結果、ランキング首位のセクストンとトマックの差は、1ポイントに縮まっている。
Photo: MX Sports Pro Racing
450 Heat1Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | 36:37.195 | |
2位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +07.340 | |
3位 | 28 C・クレイグ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +11.143 | |
4位 | 5 R・ダンジー | Red Bull KTM | KTM | +29.875 | |
5位 | 34 M・アンスティ | Fire Power Honda | Honda | +33.117 | |
6位 | 94 K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | +39.515 |
450 Heat2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | 36:49.735 | |
2位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +10.079 | |
3位 | 7 A・プレシンガー | Red Bull KTM | KTM | +15.511 | |
4位 | 94 K・ロクスン | Team Honda HRC | Honda | +28.167 | |
5位 | 34 M・アンスティ | Fire Power Honda | Honda | +36.907 | |
6位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +57,782 |