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450クラス
トマックが連続パーフェクトで首位に浮上!

スプリングクリーク・モトクロスパークがシリーズの難関として特別視されているのは、高低差に富むレイアウトと土質のバリエーションによるところが大きい。モトクロスを招致する前の1960年代にはヒルクライム会場だった、急斜面に配されたアップダウン。コース名の由来となった川沿いのサンドと、それ以外のセクションにおける硬質土との対比。タイヤ特性としては、ピンポイントでの性能に加えてカバーするレンジの広さも要求される、難易度の高いコースと言えるだろう。
クオリファイングセッションで最速だったのは、450=チェイス・セクストン(ホンダ)2分06秒351、250=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)2分08秒584。サンドフープスや長い登り坂など、450の優位性が反映された予選結果になった。
450クラスのヒート1は、ジョーイ・サバッチー(カワサキ)のホールショットで始まった。オープニングラップの競り合いで、イーライ・トマック(ヤマハ)が先行。サバッチーは2周目の転倒で後退した。トマックは背後をセクストンにマークされたまま、1秒強の差でトップを走った。
7周目にはセクストンがトマックをかわしたが、10周目に転倒を喫して自滅。リーダーの座は再びトマックの物となった。3位のジェイソン・アンダーソン(カワサキ)が大きく遅れていたので、再スタートしたセクストンは2位。レース後半は独走を貫いたトマックが、14秒リードでトップチェッカーを受けた。
450クラスのヒート2でも、サバッチーがホールショットを決めたが、すぐにセクストンとトマックが前に出る。3位以下には、ケン・ロクスン(ホンダ)、クリスチャン・クレイグ(ヤマハ)、アンダーソンが控えていたが、トップ2台との差は徐々に広がっていった。
4周目にはトマックがセクストンをかわしたが、両者は僅差のままデッドヒートを繰り広げた。レース中盤になっても熱は冷めず、1秒差のトップ争いが延々と続く。セクストンは、最終ラップにベストタイムを出すほど猛追したが、トマックが逃げきり優勝。3戦連続でパーフェクト(1位/1位)を決めたトマックが、セクストンと入れ替わりポイントリーダーに躍り出た。
Photo: MX Sports Pro Racing
450 Heat1Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | 35:23.302 | ![]() |
2位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +14.432 | ![]() |
3位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +21.490 | ![]() |
4位 | 5 R・ダンジー | Red Bull KTM | KTM | +24.909 | ![]() |
5位 | 28 C・クレイグ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +27.572 | ![]() |
6位 | 51 J・バーシア | Troy Lee Designs Red Bull | GASGAS | +37.935 | ![]() |
450 Heat2Result
順位 | 選手名 | チーム | メーカー | タイム | |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 3 E・トマック | Monster Energy Star Racing | Yamaha | 35:32.254 | ![]() |
2位 | 23 C・セクストン | Team Honda HRC | Honda | +01.795 | ![]() |
3位 | 28 C・クレイグ | Monster Energy Star Racing | Yamaha | +44.136 | ![]() |
4位 | 21 J・アンダーソン | Monster Energy Kawasaki | Kawasaki | +56.834 | ![]() |
5位 | 51 J・バーシア | Troy Lee Designs Red Bull | GASGAS | +1:02.008 | ![]() |
6位 | 5 R・ダンジー | Red Bull KTM | KTM | +1:14.109 | ![]() |