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450クラス

トマックの連勝を止めたセクストンがオーバーオールウィナー!

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モトクロスコースには名物セクションがあり、概して絶妙なニックネームが付けられている。レッドバッドのラロッコズリープ、ユナディラのグラビティキャビティ、アイアンマンのゴジラ…。いずれもアップダウンやビッグジャンプを演出するために命名されたものだが、今回のワシューガル名物と言えば長く険しい登り坂、ホースパワーヒルに他ならない。
ワシューガルを形容する言葉には、風光明媚な林間コースというものもある。針葉樹林の中を巡るレイアウトが雰囲気を醸し出していることは確かだが、ライダーにとっては日向と日影の明暗差に視覚を惑わされ、暗いセクションに差しかかると路面状況が把握できなくなるのが難点だ。日影にはウェットスポットも多く残るので、滑りやすい黒土に足をすくわれやすい。コントラストが美しいワシューガルだが、林間コースならではの難しさも無視できない要素となっている。
午前中に行われたクオリファイでは、450=イーライ・トマック(ヤマハ)2分10秒926、250=ジャスティン・クーパー(ヤマハ)2分11秒386が、ポールポジションを獲得した。
450クラスのヒート1は、ライアン・ダンジー(KTM)のホールショットで始まった。ダンジーはチェイス・セクストン(ホンダ)の先行を許した後、マシントラブルでリタイア。3周目からはセクストンとトマックの一騎打ちとなり、3位以下のケン・ロクスン(ホンダ)、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、ジョーイ・サバッチー(カワサキ)を引き離した。
6周目にはトマックとセクストンがポジションを入れ替えたが、2台はハイペースのままトップ争いを続けた。終盤を迎えると、両者は0.6秒差まで接近した。13周目にはスリップダウンしたトマックを避けきれず、セクストンもクラッシュ。同じ体勢からマシンを起こしてエンジンを始動させ、ほぼ同時に走り出したトマックとセクストンは、転倒前の順位と間隔のままでゴールした。最後の2周は、両者ともベストラップを記録するほどのプッシュを見せた。
450クラスのヒート2では、セクストンがホールショットをゲットし、トマック、アンダーソン、アーロン・プレシンガー(KTM)が続いた。ヒート1とポジションを入れ替えたトップ争いは、同様のハイペースで3位以下を置き去りにした。
テールトゥノーズのバトルが延々と繰り広げられたが、30分経過とともにラストスパートしたセクストンが、トマックを突き放してトップチェッカー。セクストン(2位/1位)がトマック(1位/2位)をタイブレークで破り、総合優勝を手中に収めた。第4戦マウントモーリス以来のトマックの連勝は、ヒートウィン×8、オーバーオール×4でストップした。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha 35:37.005 Dunlop ユーザー
2位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda +01.117 Dunlop ユーザー
3位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +44.057 Dunlop ユーザー
4位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +45.612 Dunlop ユーザー
5位 51 J・バーシア Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +47.367 Dunlop ユーザー
6位 28 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +48.468 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda 35:24.632 Dunlop ユーザー
2位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +08.423 Dunlop ユーザー
3位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +50.345 Dunlop ユーザー
4位 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +52.400 Dunlop ユーザー
5位 28 C・クレイグ Monster Energy Star Racing Yamaha +59.831 Dunlop ユーザー
6位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +1:22.760 Dunlop ユーザー


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250クラス

J・ローレンスが完全優勝! 下田は2戦連続総合2位(3位/2位)

  • 天気:晴れ
  • 気温:26度
  • 観客:不明人

250クラスのヒート1では、ホールショットを決めた下田丈(カワサキ)が、ハンター・ローレンス(ホンダ)、ジェット・ローレンス(ホンダ)を従えて序盤をリードした。5周目にはH・ローレンスが前に出たが、下田はJ・ローレンスの追撃を退け、2位のポジションをキープした。
残り時間が少なくなると、下田に迫るJ・ローレンスのチャージが激しくなり、ラスト4周で攻略。その後の追い上げはトップまで届かず、H・ローレンス、J・ローレンス、下田の順でチェッカーフラッグが振られた。予選トップのクーパーは、4位でゴールしている。
250クラスのヒート2のホールショットは、クーパーがゲットした。下田、H・ローレンス、J・ローレンスが追いかけたが、トップのクーパーは毎周リードを広げ、レース前半にして独走態勢を築き上げた。
ハーフウェイポイントの7周目、H・ローレンスの転倒によってJ・ローレンスが3位に浮上。さらに下田もかわしたJ・ローレンスは、2位に上がるとクーパーとの間隔を少しずつ削り始めた。するとクーパーは、12周目にベストラップを出して対抗。こうして逃げ切ったクーパーが、今シーズン初のヒート優勝を物にした。オーバーオールウィナーは、J・ローレンス(2位/2位)。2位クーパー(4位/1位)、3位H・ローレンス(1位/4位)。注目の下田は、総合4位(3位/3位)だった。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda 35:34.077 Dunlop ユーザー
2位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Honda +04.143 Dunlop ユーザー
3位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +08.264 Dunlop ユーザー
4位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +38.495 Dunlop ユーザー
5位 47 S・ハメイカー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +41.284 Dunlop ユーザー
6位 45 P・ブラウン Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +43.007 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 36:11.387 Dunlop ユーザー
2位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Honda +05.579 Dunlop ユーザー
3位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +07.878 Dunlop ユーザー
4位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +08.986 Dunlop ユーザー
5位 36 M・ボーランド Red Bull KTM KTM +30.875 Dunlop ユーザー
6位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +33.692 Dunlop ユーザー