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450クラス

セクストンが完全優勝(1位/1位)! ポイントリーダーに再浮上!

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2週間のインターバルの後に、終盤の4連戦に突入したAMAプロモトクロス。この間にアメリカでは、ロレッタ・リン(AMAアマチュアモトクロス全米大会)があるので、カレンダーに夏休みはない。今大会ユナディラは、日程がロレッタ・リンの直後になるため、アマチュアを卒業したライダーのプロデビュー戦として定着している。それ以外に今年は、負傷欠場していたライダーのカムバックというニュースもあり、ディフェンディングチャンピオンのディラン・フェランディス(ヤマハ)などが注目された。
ニューヨーク州内陸の丘陵地、ニューベルリンにあるユナディラバレー・スポーツセンターは、シリーズの中で最もヨーロッパ的なモトクロスコースとして名高い。50余年の歴史を振り返ると、路面はグラストラックからハードパックへと変遷したが、その過程では石の除去と良質土を追加する作業が欠かせなかった。好天に恵まれた今年の路面は、それほど荒れてはいなかったものの、アベレージスピードに起因する難易度が相対的に高かった。
クオリファイングセッションの結果は、450=ケン・ロクスン(ホンダ)2分14秒543、250=ジェット・ローレンス(ホンダ)2分12秒777が最速だった。
450クラスのヒート1では、ホールショットのフェランディスをかわしたロクスンが、オープニングラップのリーダーとなった。イーライ・トマック(ヤマハ)、ジェイソン・アンダーソン(カワサキ)、アーロン・プレシンガー(KTM)、チェイス・セクストン(ホンダ)が控えていて、トップグループでは激しいバトルが勃発する。
4周目にトマックがトップに立つと、ロクスンを徐々に引き離した。ハーウェイポイントをすぎる頃には、セクストンがロクスンをかわしてトマックに接近。10周目にはセクストンがトップに躍り出て、毎ラップ1~2秒リードを広げるハイペースで独走勝利を収めた。2位トマックの後には、アンダーソン、フェランディス、ダンジー、ロクスンが続いたが、ダンジーがペナルティで1ポジションドック(5位→6位)された。
450クラスのヒート2は、トマックのホールショットで始まった。2周目にはセクストンが2位に浮上し、トマックとの一騎打ちが始まる。3位以下を大きく引き離したトップ争いは、5周目にベストラップを叩き出したセクストンが物にした。先頭に立ったセクストンは、数周にわたってトマックの追撃を受けたが、レース後半には大差を構築して主導権を握った。
今シーズン6勝目、前戦ワシューガルから3連勝となるヒートウィンを遂げたセクストンに対し、15秒ビハインドでトマックが2位ゴール。今回の完全優勝(1位/1位)によって、セクストンがトマックを引きずり下ろし、ランキング首位に浮上。タイトルハンティングは、1ポイント差を争う大接戦となっている。
Photo: MX Sports Pro Racing


450 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda 35:14.967 Dunlop ユーザー
2位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +12.858 Dunlop ユーザー
3位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +19.010 Dunlop ユーザー
4位 1 D・フェランディス Monster Energy Star Racing Yamaha +24.948 Dunlop ユーザー
5位 94 K・ロクスン Team Honda HRC Honda +31.306 Dunlop ユーザー
6位 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +31.306 Dunlop ユーザー

450 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 23 C・セクストン Team Honda HRC Honda 35:30.422 Dunlop ユーザー
2位 3 E・トマック Monster Energy Star Racing Yamaha +15.852 Dunlop ユーザー
3位 21 J・アンダーソン Monster Energy Kawasaki Kawasaki +21.404 Dunlop ユーザー
4位 7 A・プレシンガー Red Bull KTM KTM +24.338 Dunlop ユーザー
5位 51 J・バーシア Troy Lee Designs Red Bull GASGAS +30.681 Dunlop ユーザー
6位 5 R・ダンジー Red Bull KTM KTM +34.774 Dunlop ユーザー


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250クラス

下田丈が2度目の総合優勝(1位/3位)!

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250クラスのヒート1では、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)とニック・ロマーノ(ヤマハ)が、サイドバイサイド状態でホールショットラインを通過。地元ニューヨーク出身ライダーの1-2スタートに、熱狂的な観衆からどよめきが起こった。その背後につけた下田丈(カワサキ)は、オープニングラップ半ばでロマーノをかわして2位浮上。2周目にはクーパーが転倒で自滅し、下田がトップに躍り出た。
下田は徐々にリードを広げ、ハーフウェイポイントではロマーノに6秒差をつけた。その頃、3位まで浮上してきたJ・ローレンスがクラッシュ。さらに転倒を繰り返したJ・ローレンスは、トップ争いから脱落した。終盤11周目には、スタート8位から挽回したハンター・ローレンス(ホンダ)が2位に浮上したが、下田の脅威にはならなかった。最大13.6秒リードで独走を貫いた下田は、余裕で2度目のヒート優勝をゲットした。
250クラスのヒート2では、クーパー、J・ローレンス、H・ローレンスらが順当なスタートを決めた。4位には負傷欠場からカムバックしてきた、キャメロン・マカドゥー(カワサキ)。注目の下田は、7位から追い上げを開始した。5周目には、J・ローレンスがまたしても転倒。さらにH・ローレンスがマシントラブルで後退し、マカドゥーと下田が2~3位に上がった。
後半になると、J・ローレンスが2位に浮上したが、クーパーの独走には届かない。下田は転倒で一瞬後れを取ったが、息を吹き返してマカドゥーを猛追。最終ラップで僚友を攻略した下田が、3位でチェッカーを受けた。オーバーオールでは、下田(1位/3位)、クーパー(5位/1位)、H・ローレンス(2位/5位)の順。2度目の総合優勝を飾った下田が、ポディアムのセンターに登壇した。
Photo: MX Sports Pro Racing


250 Heat1Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki 35:24.408 Dunlop ユーザー
2位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +07.840 Dunlop ユーザー
3位 24 R・ハンプシャー Rockstar Energy Husqvarna Husqvarna +16.147 Dunlop ユーザー
4位 411 N・ロマーノ Monster Energy Star Racing Yamaha +18.479 Dunlop ユーザー
5位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha +21.654 Dunlop ユーザー
6位 36 M・ボーランド Red Bull KTM KTM +23.445 Dunlop ユーザー

250 Heat2Result

順位 選手名 チーム メーカー タイム
1位 32 J・クーパー Monster Energy Star Racing Yamaha 35:53.323 Dunlop ユーザー
2位 1 J・ローレンス Team Honda HRC Honda +07.037 Dunlop ユーザー
3位 30 下田 丈 Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +12.889 Dunlop ユーザー
4位 48 C・マカドゥー Monster Energy Pro Circuit Kawasaki +15.218 Dunlop ユーザー
5位 96 H・ローレンス Team Honda HRC Honda +25.383 Dunlop ユーザー
6位 36 M・ボーランド Red Bull KTM KTM +28.420 Dunlop ユーザー